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2014年05月26日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆ロシアのプーチン大統領は5月24日、安倍晋三政権が米英仏などに同調してロシアに経済制裁していることについて「日本は北方領土問題の話し合いも中断するのだろうか」と初めて苦言を呈した。これを翻訳すると「安倍晋三首相は、プーチン大統領と、米国オバマ大統領・英国キャメロン首相・仏オランド大統領3人組のどちらの味方か、いい加減はっきりさせろ。さもないと、北方領土4島は返さないぞ」と二者択一を迫っているのだ。もっと言えば「これまでの友情関係を壊してもよいのか」と脅している。
朝日新聞DIGITALが5月25日午前5時、「北方領土交渉、中断に言及 プーチン氏、日本の制裁批判」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「ロシアのプーチン大統領は24日、日本がウクライナ問題でロシアに制裁を科したことについて初めて発言し、『日本は北方領土問題の話し合いも中断するのだろうか』と述べた。北方領土交渉を続けられる状況ではなくなったという認識を示したものだ。イタル・タス通信が伝えた」
◆その米国オバマ大統領は、安倍晋三首相に対して、実のところ快く思っていないと言われている。オバマ米大統領が24日に明治神宮を訪問した際、安倍晋三首相の同行を断っている。25日からの訪韓を前に、歴史認識問題に敏感な韓国を刺激しないよう配慮したと見られた。オバマ大統領は、境内で流鏑馬(やぶさめ)も鑑賞した。ブッシュ大統領(当時)が2002年に来日したときは小泉純一郎首相(同)が一緒に流鏑馬を鑑賞していたので、安倍晋三首相とオバマ大統領との間に「隙間風」が通っていることを窺わせた。
小沢一郎代表が5月23日午後6時から豊島公会堂で開催した「小沢一郎議員を支援する会」(伊東章・世話人代表)主催のシンポジウムで「これからの日本の政治と外交」という演題で講演し、このなかで「米国は安倍政権に対して非常に懐疑的といいますか、あるいはもっと強く言うと危険なイメージをもたれているように思います」「自民党政権をつくったけれども、米国が考えてもいなかった、鬼っこを生んでしまった。という思いでいるのではないか」などと発言しているように、安倍晋三首相は、いまやオバマ大統領からも明らかに嫌われ、見放されてきている。
◆中国北京政府の習近平国家主席、李克強首相からも嫌われている。中国軍Su27戦闘機が24日午前11時ごろ、東シナ海の日本と中国の防空識別圏が重なる空域で、監視飛行していた海上自衛隊のOP3C画像データ収集機の後ろから追い抜くようにおよそ50メートル接近してきた。さらに正午ごろには、ほぼ同じ空域で監視飛行していた航空自衛隊のYS11電子測定機に対しても、中国軍Su27戦闘機が追い抜くように30メートルまで接近した。中国機の翼の下に、白いミサイルのようなものが確認できたという。自衛隊2機は、中国海軍とロシア海軍が東シナ海で行っている合同演習などを監視するため飛行していた。小野寺五典防衛相は25日、「ごく普通に公海上を飛んでいるのに近接することはあり得ない。常軌を逸した近接行動だ」と中国側の対応に抗議した。安倍晋三首相は「しっかりとした態勢をとるように」と小野寺五典防衛相に指示したという。
だが、日本と中国の防空識別圏が重なる空域で「不測の事態」が起き、民間機が撃墜されかねない。場合によっては、「戦争」に発展する危険もあり得る。これを防ぐには、安倍晋三首相と習近平国家主席が、信頼関係を築いて、「不測の事態」が起きないよう「防空圏における危険回避ルール」を確定しておくことである。しかし、習近平国家主席が、安倍晋三首相をまったく信用せず、無視している現状では、危険回避は不可能に近い。
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