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第3次世界大戦の足音が聞こえる
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150421/1
2014年5月24日 日刊ゲンダイ
■領土、領海、資源をめぐる中口の傲慢
英国のチャールズ皇太子がロシアのプーチン大統領について、「ヒトラーと全く同じことをしている」と指摘したそうだ。訪問先のカナダで、ホロコーストによって親族を亡くしたユダヤ系移民の女性に話を聞いた際、プーチンをヒトラーになぞらえたらしい。
プーチンは武力を背景にウクライナのクリミア半島を併合した。オーストリアを併合し、チェコスロバキアやポーランドに侵攻したナチスのヒトラーに重ねるのは、無理からぬことかもしれない。
そのプーチンが先日、中国の習近平国家主席と首脳会談を開いた。両者はがっちりと握手。共同声明では、「第2次世界大戦後の国際秩序を壊そうとするたくらみ」への反対を明記したと報じられている。
もっとも、クリミアを併合したプーチンと、東シナ海や南シナ海で力を誇示する習近平に、国際秩序を守る考えがあるとは思えない。隣国が何と言おうと、領土や領海を自分に都合がいいように解釈し、資源を確保するのは当然の権利という態度である。その価値観は西側先進諸国とは相いれないものだ。
東西ドイツが統合しソ連邦が崩壊した20年以上前に冷戦は終わりを迎えた……はずだった。確かに、共産主義と資本主義のイデオロギー対立は見られなくなっている。だが、今回も敵味方を変えず、新たな対立が始まってしまった。中国とロシアの覇権主義と、それに反発する国々とのせめぎ合いだ。
安倍首相が中東やインド、東南アジアに足を運んでいるのは、中国やロシアを牽制する意味もあるのだろう。日本も、尖閣諸島の周辺で中国船にちょっかいを出されている。外交手段で中ロ、とりわけ中国への対抗勢力を結集していきたいのかもしれない。
ただ、それによって地域の緊張が高まれば、武力衝突も現実味を帯びてくる。新たな東西対立という世界情勢を踏まえれば、日中の紛争が第3次世界大戦の引き金となることも十分に考えられるだろう。集団的自衛権の行使容認も、次の大戦を想定した体制づくりに思えてくる。
自衛隊が国内で初めて離島上陸訓練を行った22日、タイではクーデターが発生し軍が全権を掌握し、黄海では北朝鮮軍が韓国の艦船に向けて砲撃した。人類は滅亡に向かっている気がしてならない。
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