http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/683.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/a967e1ab2ef814468869c7b5465ccbe5
2014年05月21日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆安倍晋三首相と石破茂幹事長が、「集団的自衛権行使容認」のための「憲法解釈変更」を行おうとする強い意欲を示していることが、世界に向けて「悪いイメージ」を発信しているように見える。「善を欲して悪をなす」が如きである。
国連憲章第51条は、日本が中国などから武力攻撃された場合、国連安保理事会が、「国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利の行使」を認めていて、「必要な措置をとるまでの間」は、「暫定措置」として日米安保条約第5条は、「日本国の施政の下にある領域内」に限り、個別的又は集団的自衛権行使により、自衛隊による個別的自衛権、自衛隊と米軍による集団的自衛権行使によって日本国土と日本国民を守ることを決めているので、少なくとも日本は、独立国として「自衛力増強」に全力を上げればよいのである。近年弱体化している米軍が頼りにならなくなっていのであれば、防衛予算を従来の「年間4兆円規模」から米国リチャード・アーミテージ元国務副長官(ブッシュ政権第1期目)らが勧告しているように「GDPに相応しい約10倍の40兆円規模に増額」すればよい。財源は言うまでもなく消費税である。日本国民は、それくらいの「覚悟」を持たなければならない。国防力は、国民の「国を守る気概=防衛意志と覚悟」によって増強される。
◆従って、安倍晋三首相と石破茂幹事長らが為すべきは、「集団的自衛権行使容認」のための「憲法解釈変更」を行うことによって、他国に「悪いイメージ」を発信することではなく、「黙々と自衛力を増強すること」である。個別的であれ、集団的であれ、「自衛権行使」は権利として認められているのであるから、何も憚ることはない。
だが、安倍晋三首相と石破茂幹事長らが、「集団的自衛権行使容認」のために執拗に「憲法解釈変更」をしたいのは、「日本国の施政の下にある領域」の外でも行使できるようにしたいからではないかと疑われている。
それは、リチャード・アーミテージ元国務副長官が、アフガニスタン空爆・イラク戦争の開戦直後から小泉純一郎首相に対して、「ショー・ザ・フラッグ」(旭日旗、軍艦旗を掲げろ)、「グラウンド・オンザ・ブーツ」(出兵させろ)と、米軍中心の有志連合「多国籍軍」に日本の自衛隊も加わるよう盛んに迫ってきたのを想起すると、ブッシュ政権は、日本に対して公然と「国連憲章第51条違反」「日米安保条約第5条違反」を犯させようとしていたことが、いまさらながらに判然としてくる。
ところが、そのリチャード・アーミテージ元国務副長官が、安倍晋三首相と石破茂幹事長に対して、「集団的自衛権行使容認のための憲法解釈変更を急ぐな」と伝えてきている。中国、韓国内で「反日感情」が高まってきているのを憂慮し、「これ以上刺激しないでくれ」という忠告だった。
それにもかかわらず、安倍晋三首相と石破茂幹事長は、何が何でも「集団的自衛権行使容認」を実現しようと「憲法解釈変更の閣議決定」にこだわっている。その「思い詰めた」表情は、「狂気」さえ感じる。安倍晋三首相は、憲法改正・再軍備を悲願としていた祖父・岸信介元首相に、石破茂幹事長は、米国防省(ペンタゴン)の「戦争屋」に憑りつかれているかのようである。
安倍晋三首相と石破茂幹事長は、狂気により暴走している「危険人物」と海外で受け取られているのだ。ロイターが5月17日午前8時45分、「安倍首相はアジアで最も危険な人物=ヘッジファンド首脳」という見出しをつけて、以下のように配信している。
「[ラスベガス 16日 ロイター]著名投資家でヘッジファンドのキニコス・アソシエーツを率いるジム・チャノス氏は16日、安倍晋三首相は日本を再武装させようとしているとして、アジアで最も危険な人物だと述べた。当地で開催された業界会合で、誰がアジアで最も危険な人物かとの質問に答えた。同氏は中国のどの指導者よりも安倍首相はアジアを不安定化させる恐れがあるとの見方を示した。また米ゴールドマン・サックスの元エコノミスト、ジム・オニール氏は同会合で、インドの総選挙で野党インド人民党(BJP)が勝利し、ナレンドラ・モディ氏が首相に選出される見込みとなったことについて、過去30年でインドで最も重要な出来事になるかもしれないと述べた」
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK165掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。