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2014/05/18 05:35

　読売新聞によると<アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）の貿易相会合に出席するため中国青島市を訪れている茂木経済産業相は１７日、中国の高虎城・商務相と会談した>(以上『読売新聞』引用)という。安倍政権になって初の閣僚級会談だということになるようだ。

　しかし、この間日本にとって不都合なことがあっただろうか。中国と首脳会談が行われないことで、日本に不利益が殊更あったとは思えない。むしろ中国の側に不利益があったようだ。日本からの対中投資額は対前年比48％と半減し、中国経済に大きな影を落としている。

　日本にとっては戦前の徴用に対する補償を求める訴えが中国内で相次いで起こされ、商船三井は判決の執行で運搬船を抑えられた。結果として商船三井は40億円支払ったようだが、既に解決済みとして二国間条約を無視するかのような中国のあり方は国際的に許されることではない。

　それが二国間首脳会談が行われなかったからだ、というのなら中国は法治国家とはいえない。契約も条約も時々の中国政府首脳の胸先三寸で変わるというのなら何を話し合って取り決めても無駄だということだ。そうした大国でもなければ成熟した社会でもない、無秩序な群衆の集まりと気分屋の指導者によって勝手気儘な振る舞いを行う野蛮な国でしかない。そうした中国と首脳会談がなかったからとして一体どんな不利益が日本にあるのだろうか。

　日中平和条約締結以後、これまで日本は中国に莫大に経済援助や技術援助を行ってきた。中国が今日の経済大国になれたのも日本の寄与するところは大だったと評価されて良い。しかし中国は経済が強くなるのと比例して膨張主義を露わにしてきた。

　経済規模の拡大と並行して軍備拡張を行い、日本に対する脅威の度を増してきた。それなら今後は中国の経済規模が衰退するように動く方が日本にとって安全ではないだろうか。中国をかつての最貧国へ逆戻りさせる方が近隣諸国にとってどんなに良いことだろうか。

　日本は二度と中国を援助してはならない。今年も300億円ほど中国にODAを実施しているというが、その部署の責任者や担当者は厳しく処分すべきだ。日本に仇を成す中国に経済援助を与えることは回りまわって日本を脅かす軍事力増強に協力していることに他ならない。彼らこそ明確な反日・日本人だ。

　ベトナムで中国企業が焼き討ちにあうと、中国政府はベトナム政府に厳重抗議して賠償を求めるとコメントを出した。それならかつて愛国無罪で日本企業を破壊した中国の反日デモの賠償を中国は行っただろうか。日本大使館を焼き討ちした損害賠償を中国政府は行ってきただろうか。謝罪すらなかったのではないだろうか。

　自分たちが生きてもいなかった過去を持ち出して、史実や史料と異なる言い掛かりを捏造して日本を批判する中・韓両国に対して、日本は良好な国際関係を築こうとしてはならない。彼らが真に反省し、未来志向の発言を始めるまで徹底無視し、国際的に彼らの言い分がどれほど荒唐無稽かを史実と史料を提示して大宣伝することだ。彼らに恥の概念はないが、大いに恥をかかせるしかないだろう。

　日中、日韓、首脳会談は両国の国内世論がマトモになってからでも遅くない。過ぎ去った過去を捏造して、偽造した古証文を掲げて大声で批判する連中とどんな話し合いが出来るというのだろうか。バカバカしいにもほどがある。

コメント
01. 2014年5月18日 07:18:15 : 1geRdsjJSg それだけのために関係を断つことはできない。 無いに等しい市場規模の韓国だけなら切り捨てることができるが、中国はそうはいかんからな。手をこまねいている間に他国が群がるだけだ。そうなれば孤立するのは中国でなく日本だ。 良策は中国と韓国を離間させ、個別に対応することだ。
02. 2014年5月18日 07:27:52 : jfIwKycS57 中国にかつてのように最貧国に転落させるだと。そんなことは世界中が束になってもできないことだ。 頭は確かか、気は確かか、何を思い上がっている。 中国のやっていることに問題があることは確かだがこちらの安倍政権など外交的に全く信用ならないというのはこちら日本から見てもよくわかる。全く信用できない政権を日本は持っている。
03. 2014年5月18日 07:41:36 : BPoYAMzcBo まず、韓国と仲良くすることは百害あって一利無い（疑問ゼロ）。 安倍政権になって中国との関係が悪化したと言われる。確かに、中国からの誹謗中傷は激増しているが、経済や民間の関係は冷え込んでいないという識者もいる。中国という国は、自分に都合が悪ければ、たとえ自分に全く理が無い場合でも相手を非難できる国であることは、今回のベトナムとの一件を見ても分かる。こんな国の言うことを一々真に受けたり気にしたりするのは愚の骨頂と言える。日本としては、金の計算とは別に、悪いことは悪いと常にはっきり言わなくてはならない。相手の挑発に乗らず、冷徹な計算に基づいて国益を追求すべし。韓国にしても中国にしても、あれだけぎすぎすと挑発的なのは、国内がいかにすさんでいるかを表している。大人が子供と同じ目線で喧嘩しては生らない。
04. 2014年5月18日 08:48:56 : MYW1vGFlUw 中国は日本との関係改善なんて 望んでいないぞ。 日本が中国にひれ伏し 貢物を差し出すことだけを望んでいるのだ。 ＯＤＡも貢物。 尖閣も貢物に欲しい物の一つ。 現在中国に存在する 日本企業の資本投下による 工場資産等も、貢物。 関係改善なんて アホらしい。
05. 2014年5月18日 10:14:03 : A7GySWc7Tw 冷静に考えると、中国に巻き上げられているカネよりも、米国に巻き上げられているカネの方が大きい。
06. 2014年5月18日 11:17:40 : etPhX8oeNA ＜日中関係を改善して日本に良いことがあるのだろうか？＞ この考えの発想がそもそも異常だし、現実として成り立たない。 人口13億、世界人口の5人に1人は中国人。海外に多数散在する華僑や移民。もはやアメリカを抜いて国内ＧＤＰは世界一位。多くの矛盾や問題を抱え込みながらも、世界最大の経済大国中国を無視して、世界は（もちろん日本も）成り立ちません。 だから問いは≪日中関係を改善するためにはどうしたらイイだろうか？≫でしょ。 そのためには・・・ 自称「右翼軍国主義者」のアベシンゾー首相を退陣させること。これが一番「国益」にかなうし、即効性があると思いますよ。
07. ルックウエスト 2014年5月18日 11:37:50 : yp6w3VNv0FOGw : uWfHRUTLgA 世界の潮流を見て考える必要が有る。　いつまでも米国が味方、正しいとし、追随していれば経済も発展できると考えるのはもはや過去の話である。　今や米国は破綻国家、覇権の維持の為に世界中に災いをねつ造する国に成っている。日本からも富の収奪する事しか頭にない。現在の政権はその意図の通りを演じているにすぎない。日中の関係を悪くする方に動いているのも、日本が米国からアジアにシフトすると没落が確実になる米国の策略でもあるとしか見えない。　今後は中国を中心にしたアジア、ユーラシアの時代になる趨勢は変えられない。　日本は隣国、アジア、中国、ユーラシア諸国との友好関係を如何に築くかに専心すべき時。米穀自身、オバマ大統領はアジアにシフト戦略を推進、中国と友好関係を築くのに腐心している。冷静な頭で考え、実行する時期にきている。
08. 2014年5月18日 13:23:53 : j7yqnbrxGI 反日運動や反日教育が熱心に行われる国と仲良くなるなんて不可能に近いと思いますが？
09. 2014年5月18日 17:41:22 : hs9NLNPS2c 安倍はインドを中国封じ込めに使うといってるがインドとモンゴル周辺の中国、日本は兄弟みたいなもんでうまく行くはずがない。 インドのムガル帝国はイギリスが江戸末期に滅ぼしたがムガルとはモンゴルの意味だ。 安倍とその取り巻き連中は無教養のアホ馬鹿ばかりだからしかたがない。
10. 2014年5月20日 19:01:32 : AzJlLSHeKo 日注関係を悪くして日本に良いことがあるのだろうか。 何もない。 日本に悪いことならわんさとある。

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