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「解釈改憲」当日の降板劇 安倍首相が削った小松長官の“命”
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2014年5月17日 日刊ゲンダイ
これからが本番なのに/(C)日刊ゲンダイ
出はなをくじかれるとは、このことだろう。
内閣法制局の小松一郎長官(63)が退任することになった。15日、健康不良を理由に安倍首相に辞意を伝えていた。
官邸記者たちの間でも、今月に入ってから小松長官の体調はウワサになっていた。このところ国会中継などで見かけない間に、一段とやつれてきたからだ。
「ゲッソリ痩せて、具合が悪そうだった。がん治療中とはいえ、顔色も異常に悪くて、とてもマトモに働ける状況には見えなかった」(全国紙政治部記者)
政府高官も最近、番記者たちに「今まで全く関係なかった人が来て答弁するなんてできっこないから、ある程度、今までの経緯も分かっている人じゃないと…」と漏らし、長官交代の可能性に触れていた。後任には、横畠裕介法制局次長が昇格した。
今年4月から閣議の議事録が公開されることになったが、この議事録を作っていたのも小松長官だという。
「閣僚以外で閣議に陪席するのが、3人の官房副長官と法制局長官です。その中で、最も実務に長(た)けた小松さんが議事録作成を任された。健康状態を考えれば業務が増えるのは負担だったでしょうが、外交官時代に書記官や条約課長を歴任した経験から速記が得意らしく、本人が進んで引き受けたそうです」(官邸関係者)
■続投志願「命に代えても」
安倍が集団的自衛権の行使を認める解釈改憲の野望を実現するため、内部昇格の慣例を破って外務省から引っ張ってきたのが、行使容認派の小松長官だ。今年1月にがん治療で入院した際にも交代論が出たが、小松長官は病室を見舞った安倍に「命に代えても自分の手で解釈改憲を成し遂げたい」と言って、続投を志願したとされる。
野党からは「辞めて治療に専念すべし」の声も上がったが、安倍が意固地になって、この要求を無視し続けたことが、小松長官の病状を悪化させたとも言える。
安倍も小松長官もさぞかし無念だろうが、解釈改憲に執念を燃やし、無理に無理を重ねるから、こういう歪みが生じるのだ。
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