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<集団的自衛権>行使容認 首相「あらゆる事態対処できる」(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/469.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 5 月 15 日 21:58:26: AtMSjtXKW4rJY
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000129-mai-pol
毎日新聞 5月15日(木)21時53分配信


 安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)は15日、集団的自衛権の行使を憲法解釈を変更して容認するよう求める報告書を提出した。首相はこの後の記者会見で「これまでの憲法解釈で十分か検討が必要」と解釈変更に意欲を表明した。

 首相は会見で、政府対応の「基本的方向性」を示した。安保法制懇の報告書が「わが国の安全に重大な影響を及ぼす可能性がある時、限定的に集団的自衛権を行使することは許される」とした点について「従来の政府の基本的な立場を踏まえた考え方だ」と評価し、解釈変更を検討することを表明した。

 自衛隊法など関連法案の改正に向けては「従来の憲法解釈のままで可能なのか、一部の立法に当たって解釈を変更せざるを得ないとすればいかなる解釈が適切なのか、政府で検討を進め、与党協議に入りたい」と表明。解釈変更が必要となった場合、閣議決定を行う考えを明言した上で、与党協議については「期限ありきではない」と公明党への配慮を示した。

 行使容認への否定的な意見に対しては「むしろあらゆる事態に対処できるからこそ、抑止力が高まり、紛争が回避される」との持論を展開。中国の沖縄県・尖閣諸島周辺への領海侵犯や石油掘削をめぐるベトナムとの対立を念頭に、「この瞬間も力を背景とした一方的な行為によって国家間の対立が続いている。人ごとではない」と強調。安全保障環境の悪化を背景に法整備を急ぐ必要性を訴えた。

 一方、安保法制懇が提唱した集団的自衛権の全面行使容認や国連の集団安全保障参加に対しては「これまでの政府の憲法解釈とは論理的に整合しない。憲法がこうした活動の全てを許しているとは考えない」と指摘。政府として受け入れないことを明言し、「平和主義はこれからも守り抜く」と強調した。

 首相はまた、現行の憲法解釈では対応できない事例として(1)海外で有事に巻き込まれた在留邦人らを日本に輸送する米艦船の自衛隊艦船による防護(2)海外活動中に武装集団に攻撃された国連平和維持活動(PKO)要員や非政府組織(NGO)への自衛隊部隊による駆け付け警護−−をパネルで例示。今後の政府・与党の検討で対応を可能にすることに意欲を示した。

 自民、公明両党は20日から協議を開始する。公明党は解釈変更に慎重な姿勢を崩しておらず、山口那津男代表は15日、国会内で記者団に、「我々はこれまでの憲法の考え方で、首相が示した課題でも対応できる部分が相当あると考えている」と述べ、解釈変更に慎重な考えを重ねて表明。与党協議に関しては「結果を出すべく真摯(しんし)に協議を始めたい」と述べる一方で、「法的安定性を確保できるかどうかの観点から、(これまでの)政府の基本的な立場を踏まえているか、研究がなされるべきだ」と指摘した。

 ◇安保法制懇「従来の憲法解釈では十分対応できない」

 安保法制懇の報告書は、集団的自衛権の行使に関し、憲法はそもそも「自衛のための武力の行使は禁じていない」として全面的な解釈変更を求めた。同時に、自衛のための「必要最小限度」の武力行使を認めている現在の憲法解釈を踏まえ、「必要最小限度の中に集団的自衛権の行使も含まれる」との考えも示し、行使容認を求めた。

 報告書は「我が国を取り巻く安全保障環境は(2008年の)報告書提出以降わずか数年の間に一層大きく変化」したと指摘。そのうえで、「我が国の平和と安全を維持し、地域・国際社会の平和と安定を実現するには従来の憲法解釈では十分対応できない」と断定した。

 個別的自衛権の行使のみを認めている現在の解釈では対応が困難な事例として▽日本周辺で有事が起きた際の船舶検査や米艦防護▽シーレーン(海上交通路)における機雷の除去▽イラクのクウェート侵攻(1990年)への多国籍軍参加−−などを列挙した。

 集団的自衛権を行使する場合の条件としては(1)日本と密接な関係にある外国への武力攻撃が発生(2)日本の安全に重大な影響を及ぼす可能性がある(3)被攻撃国の要請または同意がある−−の3点が満たされた場合とした。また、行使する際には(4)政府が総合的に勘案し責任を持って判断(5)第三国の領域を通過する場合はその国の同意を得る(6)事前または事後に国会の承認を得る−−という要件を設けるよう求めた。

 集団的自衛権以外の現行法体系の問題点も指摘し、武力行使には至らないが自衛隊の対応が必要となる「グレーゾーン」対処の事例として▽日本領海で外国潜水艦が沈んだまま退去しない事態▽海上保安庁が対処できない海域や離島での武装集団による不法行為−−を示し、対応するための法整備を求めた。

 国連平和維持活動(PKO)の活動中に他国部隊や文民の救援要請に応じる「駆け付け警護」や任務の遂行を妨害する者に対する武器の使用は「武力行使ではなく、憲法上の制約はない」と主張、武器使用基準などを改正すべきだとした。

 国連加盟国が一致して制裁を発動する集団安全保障措置では、「憲法9条が我が国の参加まで禁じていると解釈するのは適当ではない」と指摘し、軍事的な活動を含め積極的に参加すべきだと提言。他国の武力行使を自衛隊が支援することは憲法上許されていないと解釈してきた「武力行使の一体化」論については「国際平和協力活動の経験を積んだ今日においては役割を終えた」と廃止を求めた。【青木純】

 

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コメント
 
01. 2014年5月15日 22:03:47 : ynSQvzTlvk

「集団的自衛権」じゃなくて「晋三的自衛権」ですね。


02. 2014年5月15日 22:05:38 : ZOYnqlCkDA
<集団的自衛権>憲法解釈変更は祖父岸元首相からの宿願
毎日新聞 5月15日(木)21時27分配信


 安倍晋三首相が15日に意欲を示した集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更は、対等な日米関係を目指した祖父の岸信介元首相からの宿願だ。「首相の執念がなければ、ここまで来られなかった」(官邸関係者)との指摘は多い。

 「7年の年月、長きにわたりご苦労も多かったと思う」。首相は15日、安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)の報告書提出を受け、委員をねぎらった。第1次政権での懇談会設置は2007年4月。福田政権下の08年に出した報告書はたなざらしになったが、今回は自らの手で報告書を受け取った。

 岸元首相は1960年3月の参院予算委員会で、「他国に基地を貸して自国を守ることは従来、集団的自衛権と解釈されている」と発言した。集団的自衛権行使の道を残すことで、安保政策の幅を広げる狙いがあった。しかし、政府は72年、「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」と明確化して、集団的自衛権の行使容認論を封印した。

 政府の解釈に対して、首相は若手議員の時代から挑んできた。衆院当選2回の99年の国会質問では、憲法解釈を「極めて珍妙な新発明だ」と激しく批判した。

 首相の思いを後押ししてきたのは、行使容認を目指す外務省を中心とする勢力。安保法制懇座長の柳井俊二元駐米大使や岡崎久彦元駐タイ大使らは就任前から首相を囲む勉強会を開き、理論的な支柱となってきた。

 首相はそもそも、憲法9条の規定は自衛のための武力の行使を禁じていないと考えていたとみられる。こうした考えに基づけば、国連安保理決議によって設置された多国籍軍への参加などが可能になり、全面的に行使が容認されることになる。安保法制懇の議論も、こうした考え方を中心に行われてきた。

 だが、首相は今年2月の衆院予算委員会で、「個別的自衛権にも制約がある。集団的自衛権でそれが外れることはない」と語り、「限定容認」で理解を求める立場を明確にした。限定容認に転換した背景には、全面容認では公明党の理解を得られないことや、従来の政府の憲法解釈との整合性が取れないとの判断に首相が立ったからだと見られる。

 「限定的」とはいえ、行使容認に突き進む首相。政府関係者は「首相は行使容認を政権のレガシー(遺産)にしようと考えている。公明党が慎重でもやれるうちにやろうとするだろう」と語った。【村尾哲】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000120-mai-pol


03. 2014年5月15日 22:08:34 : 1geRdsjJSg
あらゆる事態に(軍事的に)対処できるようではいかんのだよ。
法的制限が何のためにかかっていると思っとるのか。

04. 2014年5月15日 22:24:01 : dbLtkGcBXE
だいたいこんな事は一昨年の12月16日でわかってた事だ。
本当この国の愚民共絶滅してほしい。

05. 2014年5月15日 22:24:51 : FuzQrknbGg
あらゆる事態に(軍事的にも)対処できないといけない、当然のことだ。
それに制限を加えようってのは、先の大戦の戦勝国が着せた拘束衣だ、


[12削除理由]:アラシ
06. 2014年5月15日 22:29:15 : dzSvvl4VUI
05>そろそろ、ベトナムで戦争が起きそうだからおまえに行ってもらうぞ。

口ばかり勇ましいが戦う度胸はあるんだろうな。赤紙を送るから楽しみにしとけ。

人に言うなら逃げ回らずにまずおまえが見本を見せろ。

[32削除理由]:アラシ

07. 2014年5月15日 22:32:18 : qABQvdTAB6
>安保法制懇が提唱した集団的自衛権の全面行使容認や国連の集団安全保障参加に対しては「これまでの政府の憲法解釈とは論理的に整合しない。
憲法がこうした活動の全てを許しているとは考えない」と指摘。政府として受け入れないことを明言し、「平和主義はこれからも守り抜く」と強調した。


つまり政府案は、集団的自衛権の行使とはいってもかなり限定的。

本当に日本の安全に直接関わる場合のみ限定的に容認するもの。

昨今の中国による南シナ海等への軍事侵略を考えれば、対応はやはり必要だね。



[32削除理由]:管理人特別処理

08. 2014年5月15日 22:34:37 : YszC1ALskw
腐った陰湿な文章があると思ったら、やはりAB
彼が安倍に賛同するのは多くの人が不幸になれという陰険な願いから

09. 2014年5月15日 22:44:57 : JAz01agK7U

集団的自衛権の前にやるべきことをすべき。

竹島の奪還と尖閣の我が領海における中国船の撃滅だ。

現在の個別的自衛権行使で出来る話。

わけわかんない。


10. 2014年5月15日 23:15:37 : YszC1ALskw
政権のレガシー(遺産)ねえ
ということは本人ももう終りが近いということを自覚したのかな?

11. 2014年5月15日 23:22:46 : C3R11s5y1b
抑止力で平和が手に入るんだったら3.11は起こらない。
海外で危機にあった日本人を救うとか何とか言ってたが、人質事件の時さんざん「自己責任!自己責任!」言ってきたのはどこの党だったっけ

12. 2014年5月15日 23:44:16 : TGgfYEbPRU
>>。ヨあらゆる事態対処できる」
あらゆる戦争に参加出来る・・・が正しい変換結果・・・。
安倍の頭に付いてるコンピューターはバグだらけ・・・。
どこで作られたウィルスに感染したんだろ・・・?

13. 2014年5月17日 00:05:30 : kufwUxdsNU
限定的とか必要最小限とかはしょせん言葉の遊び。

すべて権力者の裁量一つ。地域の限定もしない。例を連ねておいてさらにその他の場合などと言っていれば世界のどこでも何でもできる。さらに秘密保護法案んで情報の公開もしない。

こんな解釈の変更が可能ならば法律の条文など意味がなくなる。



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