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「首都一極集中と地方の疲弊は「問題」ではなく「答え」です:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14147.html
2014/5/11 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
東京への一極集中と地方の人口減が止りません。
若年女性が2040年までに半減すると試算された自治体が896。
介護保険や医療保険の維持が困難で、雇用確保もむずかしい「消滅可能性都市」になるリスクが指摘されています。
人口が集まる大都市では急激に高齢化が進行中。
先日訪れた美山町ではゆきちゃんのところに赤ちゃんが生まれると在所としてはひさしぶりの新生児だそうです。
「限界集落」に定住しようという意欲ある若者たちを支援することが行政の最優先課題だと思いますけれど、政権にはそんな計画は何もありません。
首都機能の分散についてさえ無関心。
若者が大都市に集中して、賃労働に従事して、市場で生活必需品を購入する以外に生き方を知らないというのはグローバル資本主義的には「たいへん望ましい事態」です。
求職者が多ければ人件費は下がり、狭い範囲でしか流通しないなら流通コストは下がり、消費行動が均質化するなら製造コストは下がる。
首都一極集中と地方の疲弊は「問題」ではなく「答え」です。
僕たちの国が過去30年間かけて営々とめざしてきた「日本のシンガポール化」計画のある意味での完成形です。
自分たちが求めてこれを選んだのだという「病識」がなければ、おおもとの「問題」にまで立ち戻ることはできません。
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