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2014-05-11 08:44:43
「米軍基地を歓迎します」というグループが、普天間米軍基地のゲート前に毎週金曜日、あらわれるようになったそうです。グループが手にする横断幕には、「You are our good freiends」(あなたがた米軍の兵隊さんは、わたしたちの大切なお友だちです)とある。朝日新聞が本日5月11日朝刊の社会面(35面)で、写真入りで大きく伝えました。
今年11月に予定される沖縄県知事選。安倍首相が何が何でも勝たねばならないと固い決意をしていることは、容易に想像されます。そのための司令塔役が石破幹事長で、「勝つためには手段は選ばん。なんでもやる」と、さまざまな手を打ち始めた。
その一つが、地元で「基地賛成派」の見える化です。朝日が写真入りで伝えたように、賛成派の動きが取りざたされれば、知事選も闘い易い。
石破幹事長は、知事選の候補として、「基地反対」を唱える人間を立候補させる奇策も検討しているとか。基地反対を唱える候補が多くなればなるほど、本命の辺野古推進候補が有利になるからだそうです。
石破幹事長は、今年1月に行われた名護市長選では、「辺野古推進の市長が当選すれば、500億円の予算をつける」と、堂々と選挙違反の利益誘導演説をして回りました。恥も外聞もありません。
安倍政権は、知事選の投開票の前に、辺野古の工事を強行する計画です。知事選の結果がどうあろうと、工事はストーとしているという実績を造っておく。そうしておけば、例え辺野古反対派の知事が誕生しても、工事は粛々と進められる。建設賛成派が当選すれば、なお良し。
朝日の記事は、こんなことも伝えていました。「(5月)10日、宜野湾市で『祖国復帰42執念記念大会』があった。日本会議沖縄県本部などでつくる実行委員会の主催。日の丸がはためく会場で、子どもたちが教育勅語を読み上げた」と。
沖縄でも右傾化が進んでいるようです。日本への復帰後生まれた若者の中には大学生を含め、「沖縄は違う思われたくないために、より『日本的』であろうとする傾向がうかがえる」とする識者も。その「日本的」であろうとすることが、右傾化として現れる。
安倍政権があおる「反・反基地」のプロパガンダは、沖縄でも予想外に浸透する兆しを見せ始めているのかもしれません。
しかしそれでも、私たちは粘り強く運動を続ける必要があります。どんなに苦しくても、私たちは安倍政権の暴走をストップさせ、正しい道へ軌道修正させましょう。
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