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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140510-00000076-mai-pol
毎日新聞 5月10日(土)18時59分配信
国家公務員の幹部人事を政治主導で一元的に管理する「内閣人事局」が30日に発足する。首相と官房長官が各府省庁から上がってきた人事案を検討する「任免協議」が制度化され、首相官邸の意向が人事に色濃く反映される可能性がある。今夏の定期異動から新制度が適用され、官僚からは、官邸に近い人物が重用される「情実人事」が横行すると懸念する声も出ている。
新制度では、審議官級以上(約600人)の人事が内閣官房の内閣人事局で一元的に取り扱われる。内閣人事局長は杉田和博官房副長官が兼務し、総務省や人事院などの職員を集め、約160人体制で発足する。
新制度では原則年1回、各役所が人事評価などを添えた現職幹部の名簿を人事局に提出。これを受け、官房長官が「適格性」を審査し、人数を絞り込んだ「幹部候補者名簿」を作成する。名簿はいったん各閣僚に戻され、それぞれの役所が名簿に載った幹部から人事案を作成。人事案は内閣人事局に提出され、首相と官房長官が出席する任免協議で検討し、最終的な人事が固まる。
官邸が特定の幹部を起用したい場合は、任免協議の開催を閣僚に求める仕組みもあり、事実上の「一本釣り人事」も可能だ。ただ、「横やりが入るようになるだろう」(経済官庁幹部)と、過度な政治介入で、役所の人事構想がゆがむことへの懸念は絶えない。
安倍政権は女性の活躍を成長戦略の柱に掲げており、幹部への女性登用も課題だ。内閣府によると、2013年10月現在、審議官級以上の女性の割合は2.2%。政府は15年度中に3%に引き上げる目標を掲げており、新制度は女性幹部登用で一役買う可能性がある。【小田中大】
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