http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/182.html
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「労働の現場を何も知らない人間が、「思い付き」でとんでもないことをしようとしている:今野晴貴氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14101.html
2014/5/5 晴耕雨読
https://twitter.com/konno_haruki
なぜ、人手不足になっているか。
要因は主に二つ。
@労働条件が低すぎる・きつすぎること、A技能育成制度が十分ではないこと。
人手不足、企業が悲鳴 営業短縮や店舗の閉鎖 - 朝日新聞デジタル (http://www.asahi.com ) http://t.asahi.com/emn7
人手不足の要因@労働条件が低い。
その内容は、賃金が低い割に、きつすぎるのである。
復興需要に沸く仙台市で、失業中の若者100人以上に調査を行ったところ、就労できない要因は「労働条件の低さ」だった。
しかし、彼らの求めていた賃金水準は月給15万円。
これ以上でなければ、暮らせないという
人手不足の要因@労働条件の低さ:賃金の低さに加え、日本の長時間、過密労働も人手不足の要因だ。
夫婦共働きの世帯や、両親の介護などに追われる労働者は、労働時間が短い正社員でなければ働くことが難しい。
「労働時間のミスマッチ」である。
このため、ユニクロは短時間支社員制度を導入したのだ。
人で不足の要因A技能育成精製度の不備:仙台市で就労支援事業を行っている中では、ある種の資格が必要な職種に偏って人手不足が見られたが、資格を取るための国の支援がかけているために、慢性的に不足していた。
今日の朝日新聞にも、この要因について書かれており、山田久氏も同様の指摘をしている。
人手不足要因は、@労働条件の低さ:生活できない低賃金と、家事・介護と両立できない長時間労働、A職業訓練制度の不備:需要に応じることができない国の訓練制度ということになる。
解決策は、需要側は採用のハードルを下げ(賃上げ、短時間正社員)、労働側は技能を上げる(資格を取る)こと。
このように、今日の「人手不足」は労働市場のミスマッチから生じている。
このミスマッチというのは、「労働者の意識」に還元されがちであるが、間違いである。
需要側は採用のハードルを下げ、供給側は職業資格を取る。
国はこの動きをサポートする。
こうしなければいつまでもマッチしないだろう。
そこで、国のサポートが重要になる。
国は、労働時間の上限規制を設けるなど、採用のハードルを下げる取り組みを行うべき。
労働契約法改正はその意味で効果的であった。
また、供給側に対しては、職業訓練制度を整備することや、育児・介護の対策を強化することも求められている。
繰り返しになるが、「ミスマッチ」は労働者の意識の問題ではない。
働けない客観的な要因が、労働需要の内容(需要側が労働力の対して課すハードルの高さ)や、供給側が需要側のハードルを越えるための措置の不足(職業訓練制度の不備)にある。
これらは「精神」の問題ではなく、優れて政策的問題である
濱口桂一郎氏の新刊です。
実は、日本では「若者」の雇用問題以上に中高年の方が深刻だとの見方もある。
濱口さんの中高年本執筆の話は以前から聞いていたが、実に楽しみである。
『日本の雇用と中高年』 http://t.co/4RnlGSA0LH
労働の現場を何も知らない人間が、「思い付き」でとんでもないことをしようとしている。
首相は「もっと柔軟な働き方ができるよう労働法制を変える」と強調。
「この1年、(労働法制見直しが)いかに難しいかを実感したが、これをやり遂げなければ日本は成長できない。必ず成し遂げる決意だ」と語った。
手紙付きで、『ブラック企業』を首相に送ってみようかな。
自民の議員でも、何人もの方が読んでくれている。
先日公明の議員たちと対談した時も、詳しく実態を話、疑問に応えていくと、はじめは懐疑的だった議員も、大分腑に落ちたようであった。
まず、よくよく事実に耳を傾けてほしい。
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