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2014-05-05 07:56:24
リストラや倒産、賃金カット、あるいは望まないパートの仕事しかない母子家庭の子どもなどが増えています。格差社会の広がりとともに、給食費の未納や、交通費が払えないために通学できない高校生なども目立っているそうです。
日本の子どもは、6人に1人が貧困に該当するそうです(厚労省の調査による)。OECD30か国の中では、日本は世界第4位の高貧困率となっています。
一昨日は憲法記念日でした。憲法25条では、「健康にして文化的な最低限度の生活」を保障しています。安倍首相は、「豊かさを実感できるよう、全国津々浦々にお届けする」と、繰り返し約束しています。しかし、現実は子どもの貧困が広がり続けています。
ユニセフは、子どもの4つの権利を高らかに宣言しています。ユニセフはご存知の通り、世界中の子どたちの命と健康を守るために活動する国連機関のひとつです。
4つの権利のうち、まず最初に掲げているのが、「生きる権利」。充分な栄養を得て、健やかに成長する権利です。
2番目は、「守られる権利」。あらゆる種類の差別や虐待、あるいは搾取から守られる権利。紛争下の子どもや障害を持つ子ども、少数民族の子どもなどは特別に守られるとする権利です。
3番目は、「育つ権利」。教育を受ける権利などで、自分らしく成長できるよう、社会が保証する権利です。
4番目は、「参加する権利」。子どもたちは、自分が関係のある事柄について、自由に意見を表したり、集まってグループを作り活動したりすることを認めています。
しかし、年間660万人の子どもが5歳の誕生日を迎えるまでに命を失っています。6100万人の子どもが小学校にも通えていないのが、現実だそうです。最近は、子どもが兵士にされたり、テロの先兵に使われたり。
日本で子どもの問題と言えば、かつては「受験戦争」が大きな割合を占めていました。それがゲーム機から携帯サイトの悪影響へ、そしていじめ、学力低下などと、間口が広がり、「教育が危ない」ところまで政治が関与するようになってきました。そうした中で、目立つ「子供の貧困」。
安倍政権は、学校現場で「君が代」斉唱を強制し、日の丸の掲揚を義務づけて、国家主義の様相を強めています。「道徳」の科目を正課で学ばせ、教科書は育鵬社などの偏った国家主義的なものを使うよう強力に誘導しています。
他方で、メディアの右傾化も著しい。日本全体が右傾化していく社会で、子どもたちは小さいうちから洗脳され、貧しい家庭の子どもは例えば自衛隊に入隊するよう誘導されています。
本日は、子どもの日です。子どもがすくすくと育つことをいわう樋野はずですが、現実は時代の波に翻弄されています。安倍政権の下では、子どもが安心して健やかに育つなど極めてむずかしいのが実態です。
それはそんな政権を選んだ有権者の責任です。また、選挙に行かないという棄権行動で、結果的に「白紙委任」し、現在のような政権を成立させた人々の責任です。
次の総選挙では、なんとしてもこの状況から脱し、まともな日本へ立ち戻りたいものです。
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