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実験ノートと取り調べメモに見る山中教授の潔さと検察のデタラメさ
http://www.imanishinoriyuki.jp/archives/38643650.html
2014年05月04日 今西憲之 商売繁盛で笹もってこい!
まいど、いまにしです。
STAP細胞問題で、小保方晴子氏の実験ノートの存在がクローズアップされた。
実験ノートは、日々、研究内容をメモ。必要に応じて、写真、データなども添付。
小保方氏が3年間で使用した、実験ノートが2冊は少ないのでと、論議を呼んだわな。
実験ノートの問題は、iPS細胞の山中伸弥教授にまで
飛び火。
山中教授は、写真の切り貼り、デタラメ?って指摘され、
実験ノートを積み上げて、
「まったく、そんなことはあらへん」
と堂々と記者会見。
さすがのもんよな。
それも、これも、実験ノートがきちんとあって、検証できたからやわ。
事件捜査で、警察や検察では供述調書の作成のために、取り調べメモをとる。
実験ノートと取り調べメモ、よく似た位置づけのような気がするねん。
だが、これまで山盛り問題になったが、取り調べメモが廃棄されているケースが多いのだ。
厚労省の村木厚子さんが逮捕された、インチキ郵便事件で、
大阪地検特捜部で取り調べにかかわった、林谷浩二検事(当時・現在は広島弁護士会) は
「必要ないので、自分の判断で廃棄した」
と堂々と言っていた。
「メモを残すか残さないか自分で判断します」
と言いながら、
「公開、開示の対象? メモが残っていれば、そうですね」
と証言。
また、もう一人、取り調べを担当した、ロン毛國井こと、國井弘樹検事は
「メモはシュレッダーにかけた」
「問題はない」
取り調べメモは、廃棄せず引き継ぐなどするようにと
最高検が通達を出していた。
それに反していながら、この証言。
実験ノートの問題を見ていると、検察の取り調べメモと似た感がする。
きちんと保存して、
「ほら、これで確認できた」
と胸を張る、山中教授。
一方では、検察は税金で捜査。無罪判決が出るデタラメをやっていながら
「捨てた」
と抗弁。通達に反していながら、
「何が悪いねん」
と言わんばかり。
デタラメ検察は、山中教授を見習わんかいって思うのは、ワシだけやないはず。
街かどひろば 広島の弁護士 林谷浩二のブログ
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