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「悪の出世学」の著者が指摘「安倍独裁は人事を経て加速する」
http://gendai.net/articles/view/news/149942
2014年5月3日 日刊ゲンダイ
「悪の出世学」の著者・中川右介氏
中川右介氏が見る共通点/(C)日刊ゲンダイ
「20世紀に活躍したクラシックの音楽家の本を何冊か書き、芸術家の評伝もたくさん作ってきました。そこには必ずヒトラーとスターリンが登場するんです」
それで両独裁者に詳しくなったのが執筆のきっかけだ。
中川氏によると、独裁者にはいくつか共通項があり、それは安倍首相にも当てはまる。@主義主張がないA一番の嫌われ者にはならないB学歴が高くない、である。
「安倍首相はTPP反対を公約に掲げながら一転して進め、靖国参拝しながら一方で右翼が期待するほどには中韓に対して強い態度に出ていない。実際はそれほど主義主張がないのではないか。自民党の総裁選は、地方人気が高かった石破さんは国会議員に嫌われたことが致命傷になった。一方の安倍首相は消去法で残っています。東大卒など高学歴に囲まれる政界で、安倍さんには『岸信介元首相の孫』ぐらいしか自慢できるものがない。ただ、こういう“凡人”こそ絶対的な権力者に化けると怖いのです」
党の権力を掌握したヒトラーは、ヒンデンブルク大統領の死後、ワイマール憲法を無力化し、国家を超越した独裁者になった。自民党で怖い者ナシの安倍は、解釈改憲で同じ道を歩んでいるように見える。
■夏の内閣改造と党役員人事がポイント
「安倍首相が完全な独裁の道を進むのかどうかは、夏にも行われるといわれる内閣改造と党役員人事がポイントだと思います。ヒトラーは右派と左派の両方を同時に切って、ゲッベルスやゲーリングら部下を重用した。安倍首相は、石破幹事長、菅官房長官、麻生財務相をこのまま残すのか、それとも彼らを切り、自分の言うことを聞く人だけを集めた体制をつくってヒトラーになるのか。もっとも毛沢東は自分より有能な周恩来を右腕にして長期政権を確立した。菅長官が周恩来になるのかどうか、という見方もできますね」
弱小野党の下、国会があってないような状態であることも、安倍の独裁を加速させる要因だ。
「選挙制度改革を断行し、自民党が勝てるような制度に無理やりもっていくのではないかとも思います。途中まではやらないという姿勢を示しながら、最高裁で違憲判決が出ていることを理由に、このままでは国民から選挙の機会を奪ってしまうとかなんとか理屈をつけて、土壇場で一気にやる。安倍首相の独裁が進めば、そんなことも現実になるかもしれません」
▽なかがわ・ゆうすけ 1960年生まれ。「クラシックジャーナル」編集長。
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