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【解剖 政界キーマン】自民党・石破茂幹事長、来秋の総裁選へ自身の体制固め
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140503/plt1405030830001-n1.htm
2014.05.03 ★(4) 夕刊フジ
自民党・石破茂幹事長 (共同)
私はかねてから「座敷牢に閉じ込められたようなもの」と形容してきた。安倍晋三首相が、最大のライバルである石破茂氏を自民党幹事長につけた人事のことだ。
安倍政権は「政策」を官邸主導で決め、党はなかなか関与できない。「政策通」である石破氏にとっては、党のナンバー2とはいえ、力を発揮できない。麻生太郎副総理兼財務相は「エグい人事」と評したという。
私が石破氏と一対一で話したのは4月下旬だ。
石破氏は「自分の仕事は『選挙に強い自民党』を作ること。そう割り切っている」と語った。
今年後半、福島と沖縄の県知事選がある。「国政選挙に匹敵する」(自民党選対関係者)重要選挙で、争点の1つは、福島は第1原発を抱えて「原発再稼働の是非」、沖縄は仲井真弘多知事が埋め立てを承認した「米軍普天間飛行場移設問題」となりそうだ。
つまり、選挙結果は、安倍政権の政策の柱でもある「原発」と「安全保障」に大きな影響を与えることになる。
石破氏は、福島について「私が思うのは、例えば、帰宅困難区域などに住んでいた人たちに、『帰れませんよ』ときちんと言える政治の責任というか、勇気というか。それを政府が覚悟として持てるかということじゃないか」と語った。
沖縄は、石破氏にとってライフワークといえる。何度も沖縄に通って確信したのが、オスプレイの訓練を本土で肩代わりするなど、「負担を目に見える形で分担すること。沖縄の人たちが、それを実感できるかどうかだ。選挙までに何とかやれなければ、われわれの勝利は難しい」と語る。
石破氏は、安倍首相に「カネじゃない。沖縄の思いを受け止めよう」と強く進言したという。
両県知事選以外にも、石破氏は選挙に強い自民党づくりに全力を挙げている。若手議員と毎週末に昼食会や夜の懇談を開き、「次の選挙ではフォローの風は吹かない。消費税、原発、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、集団的自衛権、すべてアゲンスト。歩いた家の数、握った手の数だけしか票は出ない」と説いている。
一方、安倍内閣は現在、集団的自衛権の見直しや、TPP交渉に伴う農業改革など、石破氏の「十八番(おはこ)」である政策を進めているが、石破氏はそこでは主導的立場に立てない。
石破氏に近い党七役経験のベテラン議員は「フラストレーションが相当たまっている」といい、こう続ける。
「今後、内閣改造・党役員人事もあるし、知事選で負けることもある。それは逆にチャンス。潔く幹事長を辞して、来年秋の自民党総裁選に向けて、地方回りや政権構想をまとめるなど、自身の体制固めをやればいい」
キーマン石破氏の言動は注目だ。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)
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