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2014年5月 1日 くろねこの短語
「可視化するなら盗聴もやらせろ」って言ってます。捜査と公判の在り方を見直すどころか、警察国家にするために可視化が利用されたってことか。
このところ、庭に足の悪い猫が住みついたので、外猫としてゴハンをあげているんだけど、さすがに昨夜の雨では流されちゃったんじゃないかと心配しちまった。朝起きて、すぐ隠れ家になっている息子のデカスクーターの下をカバーをめくって覗いたら、ちゃんといました。よかった、よかった。もっとも、我が家のドラ猫はあまり納得がいかないようで、たまにガラス戸越しにニラメッコしてる。それもまた、楽しからずやか。
ところで、取り調べの可視化について議論している法制審議会の特別部会が、最終答申の叩き台となる試案を発表した。これがとんでもない代物で、裁判員裁判事件限定というんだからお話になりません。裁判員裁判になる事件は、殺人、傷害致死、放火といった凶悪犯罪に限定されているから、なんのことはない起訴されたすべての事件のわずか3%が可視化されるだけなんだってね。
・警察 取り調べ可視化3% 法制審部会試が案
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014050190070622.html
でもって、この試案のいけ図々しいのは、通信傍受の拡大とか、司法取引とか、新しい捜査手法についても積極的に提言していることだ。そもそも、可視化の議論というのは、冤罪を防ぐために始まったものなんだね。それが、いつのまにかその原点を逸脱して、捜査強化の方向に議論が向かっちゃったんだから、それこそ本末転倒というものです。
法制審議会の特別部会のメンバーには警察関係者がけっこう入ってますからね、ハナっから可視化の議論を形骸化することを狙ってたんじゃないのかねえ。でなけりゃ、「可視化するなら通信傍受の拡大も必要だ」なんて、まるで可視化と捜査強化を天秤にかけるような発言は出てきません。
通信傍受ってことは、ようするに盗聴です。司法取引ってのは、ようするに罪を見逃してやるからチクれってことです。通信傍受の拡大は大いに問題で、これまでは薬物犯罪、銃器犯罪、集団密航、組織的犯罪が対象だったのが、対象犯罪が一気に10も増えるんだってね。殺人、傷害・致死、逮捕監禁・逮捕等致死罪、誘拐・略取・人身売買、窃盗・強盗・強盗致傷、詐欺・恐喝、現住建造物等放火、爆発物使用、出資法違反、児童ポルノ提供・製造・・・ざっと以上の犯罪について盗聴できるようにしようとしているわけです。なんのことはない、なんでもありですね。まるで、会社の定款みてたいなもんで、いまうちにやれそうなものは何でも入れとけってなもんです。
なんのことはない、捜査と公判の在り方を見直すどころか、警察国家にするために可視化が利用されたってわけです。なんてこったい。
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