http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/768.html
Tweet |
「尖閣諸島で中国との軍事紛争が発生した時、現状では日本に味方する国はアメリカも含め一国も無いのでは」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14043.html
2014/4/29 晴耕雨読
山崎 雅弘氏のツイートより。https://twitter.com/mas__yamazaki
尖閣諸島に対する中国の領有権主張が注目を集めた1970年末、在日英国大使館が本国に「日本の領有権主張には疑問が残る」と報告、英外務省は翌71年に日本、中国のいずれにも領有権を証明する歴史的証拠はないと判断、どちらも支持しない立場を決めていたことが27日、英公文書で分かった(共同)
英の「不関与政策」は現在も引き継がれており、主要友好国でさえ「尖閣は固有の領土」という日本の主張への立場表明を回避してきた実態が明らかになった(共同)http://bit.ly/1jXbJpK
日本では軽視されがちだが、日本は太平洋戦争で英連邦に大きな打撃を与えた。
真珠湾攻撃に前後して、日本陸軍は香港、マラヤ(現マレーシア)、シンガポールなどの英領に侵攻し、シンガポールは「昭南島」と改称、ゴムの一大産地であるマラヤについては1943年5月31日の御前会議で承認された「大東亜政略指導大綱」で「永久に帝国(日本)の領土とする」と規定した。
日本軍人は捕虜の人道的待遇を定めた「ジュネーブ条約」を教えられておらず、捕虜は屈辱で死にもとるという内容の「戦陣訓」を叩き込まれていたため、英軍やオーストラリア軍、オランダ軍捕虜への虐待が各地で頻発し、戦後には多くの日本軍人が「なぜ有罪なのか分からないまま」戦犯として処刑された。
それらを指導し「戦陣訓」を軍人や国民の意識に深く植え付けた開戦当時の首相兼陸軍大臣・東条英機を「英霊の一柱」として祀る靖国神社に、国会議員団がこれ見よがしに徒党を組んで参拝するのが「当たり前」になりつつある国に、イギリスやオーストラリアが友好的感情を抱くかどうかは子供でもわかる。
> 東條英機のコスプレって...自民党はこれを容認してるってことでいいんですかね? RT @aitaiima: ニコニコ超会議の自民党ブースで、東条英機のコスプレイヤーが登場し大歓声に http://t.co/U8PfHaYdfU
比較的新しい国であるオーストラリアにとっても、日本は自国の本土を攻撃し、被侵略の恐怖を国民に味わわせた唯一の国。
捕鯨問題で豪政府が日本に批判的である背景には、自国周辺まで船を遠征させて「調査のため」という実体とはかけ離れた大義名分を振りかざす態度が当時に通じる面があるように思う。
尖閣諸島で中国との軍事紛争が発生した時、現状では全面的に日本に味方する国はアメリカも含め一国も無いのでは、と思う。
韓国も台湾も中国と敵対する側に味方すべき理由が無い。
日本の新聞とテレビはスルーしているが、オバマ大統領はソウルでの会見で「中国封じ込めには関心がない」と明言していた。
言い換えれば、日本政府は日中紛争発生時に味方してくれる国を作る努力をしているかに見えて、実は冷戦時代の同盟国(多くは第二次大戦の戦勝国)を遠ざけるような行動ばかり繰り返している。
相手の反応を無視して「日本政府の立場を丁寧に説明していく」という頑な態度は、逆の効果をもたらしている。
オバマ米大統領とアキノ比大統領は28日、マニラで共同記者会見し、両国の同盟関係は「新たな段階」に入ったと表明した。
一方、オバマ大統領は、米国の目標は「(域内で台頭する)中国に反撃したり、封じ込めたりするものではない」と強調した(時事)http://bit.ly/1tUdfB7
安倍総理はまず「筆舌に尽くし難い思いをされた慰安婦の方のことを思うと、本当に胸が痛む思いだ」と遺憾の意を示しました。
その上で「今後とも日本政府の考え方を説明していきたい」と述べて、国際社会に理解を求めていく姿勢を示しました(ANN)http://bit.ly/1hDiJ9T
オバマ大統領は韓国での会見で「何が起こったか、正確にはっきりと説明されるべきだ」と述べたが、首相は「当時何が起こったか」ではなく「今後とも日本政府の考え方」を説明していきたいと返答した。
つまり今までと同じ態度でいくということ。
現実的な問題解決のヒントを提示されているのに無視した。
首相「人権侵害が起きない世紀に」慰安婦問題で(日経)http://s.nikkei.com/1rzJkMu 慰安婦問題で安倍首相「人権侵害起きない21世紀に」(毎日放送)http://bit.ly/1iq9JoS 首相がオバマの発言を無視したことには触れず、美辞麗句の台詞だけ報じている。
NHKのニュースは最近特に、内外の政治的・経済的問題を首相周辺が「国民にどう認識させたいと望んでいるか」を知るための有益なツールとなっているが、民間の新聞やテレビも「首相周辺が喜ぶ方向からのみ光を当てる」流れになっているのは、各社トップを標的にした「会食攻勢」の成果だろうか。
日本軍人が捕虜を虐待していた事実を書くと「相手国もやっていた」等の形式主義的な「反論」が出てくるが、日本だけがそれをやっていた、というのが論旨ではないのだから対応しようがない。
ジュネーブ条約を教えられず捕虜虐待で戦犯として処刑された日本軍人は、靖国で東條と合祀されて本望だろうか。
メインの論旨とは無関係なところで、事実関係に関して枝葉の「例外」を指摘してくる知識豊富な人は、今も昔も少なくないが、知識をひけらかす場に飢えているのかな、と思う。
捕虜を丁重に扱った日本軍人も一部にはいた(例えば藤原岩市少佐など特務機関員)が、論旨と関係なければいちいち言及しない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK164掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。