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鹿児島2区補選について
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52581777.html
2014年04月27日 在野のアナリスト
鹿児島2区補選、自民新人の金子氏が当確と伝わります。全体主義が強まり、警察もメディアも政権与党がやることを指摘できない、と思ったのか、選挙違反にとられかねない行為も散見された、と伝わりますし、今後の判断を待つところです。ただメディアがこれほど重大な政治資金の問題を矮小化しているため、それが争点になりにくかった、という面が大きかったのでしょう。徳州会マネーが、どれだけ政界に広く、深く行き渡っていて、政治状況を一変させかねないか? それを如実に表した動きであり、今回も「安倍政権への信任」という言葉でまとめられるのでしょう。
しかし本当は、徳州会マネー事件における「国民の審判」ではなかったのか? つまり、そう書くと国民は政治の腐敗を是認したことになり、流石にそう書けないから、安倍政権への信任とせざるを得ないのです。徳州会マネー事件でおきた補選なのに、それが争点でない異例な展開、そして結末でさえ、まるで徳州会マネー事件がなかったかのようにしか報じられない。日米首脳会談も異例ずくめでしたが、最近は選挙報道でさえ、異例ずくめと言えるのかもしれません。
TPPですら、正しい内容を報じられない。関税は維持できる、数%だ、という曖昧なものが並び、結果として何が正しいか信じられなくなった。これも選挙戦術だったのでしょう。曖昧だった共同声明も、鹿児島2区補選に直結しかねなかっただけに、甘利氏はあえて合意という言葉を避けた。サトウキビや豚肉、鹿児島2区に直結しかねない項目が多かっただけに、尚更ヒタ隠しにするしかなかった。すべては、支持率を安定させ、国会運営を優位にする目的のためだけに、です。
安倍氏は「誇りをとりもどす」という言葉を使いますが、今日本で起きていることは、薄気味悪さしか感じません。この前、某週刊誌でとったアンケートで、嫌いな男性のトップに安倍首相が選ばれました。女性目線ということですし、政治とは関係ないとはいえ、安倍氏のどこが嫌いなのか? 保守的態度? 違うでしょう。個人的には、この薄気味悪さなのだと思います。
裏では、不都合な事実が着々と進行しつつあるのに、メディアがそれを報じない。言いも知れぬ不安、何となくリスクがあることはわかっているのに、誰も指摘しない。それが潜在的に感じる恐れ、です。さらに選挙になると、安倍政権に追随する利権の構造、そこで増幅する票が選挙を有利にする。公共工事で潤う建設業、特区構想に暗躍する大企業などがその一例です。
まだ得票率などが分かりませんが、一つ云えることは、風のない選挙をうけても安倍政権は順風満帆ではない、ということなのでしょう。今は風を起こせる野党もいませんが、この薄気味悪さから、逃れたいと考える清新な風なのかもしれません。ただし、野党を見回してもその風を吹かせられる人材がおらず、むしろ与党に…と考える点が政治の貧困ぶりを示すのでしょうね。
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