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TPP日米交渉 事実上合意、懸案項目全てで着地点
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2185876.html
26日17:33 TBS
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の日米交渉は、農産品や自動車など懸案だった全ての品目について着地点を見出し、事実上合意していたことが明らかになりました。
(Q.声を荒らげることもおありになったということですか?)
「この温厚な私がですから、いかに大変な交渉だったかおわかりいただけると思います」(甘利明TPP担当相)
26日朝、TBSの番組に生出演した甘利明TPP担当大臣が、し烈な日米交渉の舞台裏を語りました。
「“辞表を出してもこれ以上は前に出ないぞ”と言ったら、(フロマン代表は)“頼むから辞めると言うな”と。“(甘利大臣が)諦めたらまとまらない”と思ってる。(甘利大臣も)“私が断念せざるを得ないところまでは要求するな”と。(フロマン代表も)“自分が議会を説得できないことまで要求するな”と」(甘利明TPP担当相)
日米共同声明に書き込まれた重要な課題について前進する道筋を特定したという表現。一体、交渉はどこまで進んだのでしょうか。JNNの取材で、日米交渉は懸案だったすべての項目について着地点を見出し、事実上、合意していたことが分かりました。
その内容ですが、まずは豚肉の問題。現在の1キロ当たり400円台という関税について、アメリカは実質ゼロに近い水準まで引き下げるよう求めていましたが、双方が提示する条件の中間点でまとまった模様です。次に、コメ、麦、乳製品については、特例の措置などをとって関税を維持するほか、牛肉は大幅な関税の引き下げで一致しました。そして、自動車については、アメリカ側の安全基準を緩めるといった要求に対して、日本側が特例を設けることなどで大筋で合意しました。
日本側としては、農産品5項目の関税ゼロは一応免れた形となり、来月行われる参加12か国による全体会合での妥結に向け、大きく前進したことになります。朝の番組で甘利TPP担当大臣は、「実質合意や大筋合意ではない」とした上で、こんな表現を使いました。
「“方程式合意”。具体的にこうするということを確定したわけではない。日米間でこういうふうにまとめていこうという道筋ができたということ」(甘利明TPP担当相)
そして、交渉の段階を登山に例えた質問には、こう答えました。
「7、8合目くらいかな。9合目まではいかないという感じ」(甘利明TPP担当相)
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TPP日米交渉 事実上合意、懸案項目全てで着地点 農産品5項目の"関税維持"
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