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自民党の首相として13年ぶりにメーデーに参加し、あいさつする安倍首相(右)。左は古賀伸明・連合会長=東京都渋谷区の代々木公園で2014年4月26日午前10時43分、徳野仁子撮影
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140426-00000017-mai-pol
毎日新聞 4月26日(土)11時35分配信
連合(古賀伸明会長)は26日、第85回メーデー中央大会を東京・代々木公園で開いた。安倍晋三首相が来賓として参加し、「企業収益が賃金の上昇につながることが大切。働く人が景気回復を実感できるよう全力を挙げる」とあいさつ、春闘の賃上げで“共闘”したことをアピールした。自民党の首相としては2001年の小泉純一郎氏以来13年ぶりの出席だったが、会場からは、安倍政権が進める「労働規制緩和」への反感を示すやじも相次いだ。
連合は、前年も首相に出席要請をしたが、官邸からは断られていた。この日は田村憲久厚生労働相も出席。出席要請をしていない共産党を除く与野党10党の代表が参加し、「こんなに多くの政党の参加は記憶にない」(連合幹部)というにぎやかさになった。
そんな中、古賀会長は冒頭あいさつで「労働基準法をはじめとする労働者保護ルールは働く者が人たるに値する生活を営むための最低限のルール。経済的規制と同列で議論すべきでない」と労働規制緩和を批判。続く安倍首相のあいさつ中には「残業代ゼロ反対」などのやじが飛び交った。
会場を訪れた私鉄総連の30代組合員は「賃上げに安倍政権の後押しはあったが、生活は良くなったわけではない。残業代ゼロ制度や派遣法改悪など左手に銃を持っているのに、握手しようと言われても信用できない」と話した。
大会には約4万人が参加。首相が会場を出た後、メーデー宣言のほか「労働者保護ルールの改悪に断固反対する特別決議」を採択した。全労連、全労協は5月1日に集会を開く。【東海林智】
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