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件名:"2014年4月25日 日米共同声明全文"を読む
日時:2014/04/25
媒体:外務省
引用:http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page3_000756.html
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日米共同声明:アジア太平洋及びこれを越えた地域の未来を形作る日本と米国
日本と米国との間の関係は,相互の信頼,ルールに基づく国際的な秩序への共通のビジョン,民主的な価値の支持及び開かれた市場の促進に対する共有されたコミットメント,並びに深い文化的及び人的な絆の上に築かれている。日米同盟は,地域の平和と安全の礎であり,グローバルな協力の基盤である。国際協調主義に基づく「積極的平和主義」という日本の政策と米国のアジア太平洋地域へのリバランスは,共に,平和で繁栄したアジア太平洋を確かなものにしていくために同盟が主導的な役割を果たすことに寄与する。
緊密な日米協力は,アジア及び世界における,長年にわたる又は顕在化しつつある脅威や課題を管理し,またこれに対処するに当たって不可欠なものである。最近の動きは,地域及びグローバルなルールと規範を支えるための調整された行動の重要性を強調している。3月25日のハーグにおける三か国首脳会談において,日本,米国及び韓国の首脳は,北朝鮮に対し,核・ミサイル問題に関する国際的な義務を果たすための,及び拉致問題を含む人道上の懸念に遅滞なく対応するための具体的な行動をとるよう求めた。日米両国は,G7のパートナーと協調し,クリミアを併合しようとするロシアの違法な試みについて同国を非難し,また,その遺憾な行為について同国に対する更なる措置を緊密に協議しているとともに,同国に対し,ウクライナにおける緊張を緩和するよう強く求めている。日米両国は,共に,ウクライナの主権,領土の一体性及び経済的な安定を支援するための具体的な措置を講じている。日米両国は,イランの核問題を解決し,中東和平の取組を支持し,アフガニスタンの復興に寄与し,化学兵器廃棄を含めてシリアの情勢を改善するため,連携して取り組んでいる。日米両国は,これら全ての課題に対処するに当たって,中国は重要な役割を果たし得ることを認識し,中国との間で生産的かつ建設的な関係を築くことへの両国の関心を再確認する。
日米両国は,開かれた海を依り所とするグローバルな貿易網を有する海洋国家として,航行及び上空飛行の自由を含む国際法の尊重に基づく海洋秩序を維持することの重要性を強調する。日米両国は,事前に調整することなく東シナ海における防空識別区の設定を表明するといった,東シナ海及び南シナ海において緊張を高めている最近の行動に対する強い懸念を共有する。日米両国は,威嚇,強制又は力による領土又は海洋に関する権利を主張しようとするいかなる試みにも反対する。日米両国は,これらの緊張に対処するため,この地域における各国の政府及び軍の間における信頼醸成措置の確立を強く促す。日米両国は,南シナ海について,関係国が自らの海洋における権利の主張の根拠を国際法に合致する形で明らかにするよう求める。また,不測の事態のリスクを削減する方法として実効的な行動規範(COC)の早期策定に向けた取組を支持する。日米両国は,南シナ海における海洋の紛争を解決するために国際的な仲裁を含む外交的及び法的な手段を用いることを完全に支持する。
日米両国は,両国が直面する共通の安全保障上の課題を踏まえ,日米防衛協力のための指針の見直しによることを含め,日米安全保障協議委員会の指示に従い,日米の安全保障同盟を強化し,現代化している。米国は,最新鋭の軍事アセットを日本に配備してきており,日米安全保障条約の下でのコミットメントを果たすために必要な全ての能力を提供している。これらのコミットメントは,尖閣諸島を含め,日本の施政の下にある全ての領域に及ぶ。この文脈において,米国は,尖閣諸島に対する日本の施政を損おうとするいかなる一方的な行動にも反対する。米国は,日米両国間の政策及びインテリジェンスに係る調整の強化を促進することとなる日本による国家安全保障会議の設置及び情報保全のための法的枠組みの策定を評価する。米国は,集団的自衛権の行使に関する事項について日本が検討を行っていることを歓迎し,支持する。日米両国は,地域の安全を維持するための米国の拡大抑止の重要性を再確認した。日米両国はまた,グアムの戦略的な拠点としての発展を含む,地理的に分散し,運用面で抗堪性があり,政治的に持続可能な米軍の態勢をアジア太平洋地域において実現することに向け,継続的な前進を達成している。普天間飛行場のキャンプ・シュワブへの早期移設及び沖縄の基地の統合は,長期的に持続可能な米軍のプレゼンスを確かなものとする。この文脈で,日米両国は,沖縄への米軍の影響を軽減することに対するコミットメントを再確認する。
日米両国はまた,貿易自由化を前進させ,経済成長を促進するため,多国間の金融及び経済フォーラムにおいて緊密に連携する。両国の共同の取組は,自由で,開かれ,透明であり,技術革新を推進する国際的な経済システムを支持することに基づいている。経済成長を更に増進し,域内の貿易及び投資を拡大し,並びにルールに基づいた貿易システムを強化するため,日米両国は,高い水準で,野心的で,包括的な環太平洋パートナーシップ(TPP)協定を達成するために必要な大胆な措置をとることにコミットしている。本日,両国は,TPPに関する二国間の重要な課題について前進する道筋を特定した。これは,TPP交渉におけるキー・マイルストンを画し,より幅広い交渉への新たなモメンタムをもたらたすことになる。両国は全てのTPP交渉参加国に対し,協定を妥結するために必要な措置をとるために可能な限り早期に行動するよう呼びかける。このような前進はあるものの,TPPの妥結にはまだなされるべき作業が残されている。日米両国はまた,日本の経済協力開発機構(OECD)加盟50周年の機会に,日本がOECD閣僚理事会議長国を務めることを支持するとともに,本年,中国がアジア太平洋経済協力(APEC)会合を主催すること及び豪州がG20を主催することを支持する。日米両国は,APEC及びG20において,両国にとって国内政策及び外交政策上の重要な優先事項である女性の役割の促進に共に取り組んでいる。日米両国は,平等な未来パートナーシップやホワイトハウスが主催するワーキング・ファミリー・サミット及び日本が主催する女性のエンパワーメントに関する国際シンポジウムといった近く行われるイベントを通じて,女性の完全な社会参加を確保することにコミットしている。さらに,日米両国は,両国の連携によりロボット工学,宇宙,医療科学といった最先端の領域が拡大されている先端技術の分野における世界のリーダーであり続ける。
日米両国は,エネルギー安全保障が繁栄と安定にとって死活的に重要であることを認識する。双方は,追加的なグローバルな供給は日本や他の戦略的パートナーの利益となることから,米国からの液化天然ガス(LNG)の輸出の将来的な見通しを歓迎した。米国は,包括的,平和的かつ安全な原子力の利用及び再生可能エネルギーの導入の加速を含む日本の新しいエネルギー基本計画を歓迎した。日米両国は,企業間の協力の促進や民生用原子力の協力の深化によるものを含め,クリーン・エネルギーの開発を促進するために共に取り組んでいる。これらの取組は,グローバルな気候変動という喫緊の課題に対処するためのより幅広い取組の一環である。日米両国は,国連気候変動枠組条約第19回締約国会議(COP19)で採択された決定に基づき,2015年12月にパリで開催されるCOP21において,気候変動枠組条約の下で全ての締約国に適用される議定書,法的文書又は法的効力を有する合意成果の採択を促進するため,自主的に決定する2020年以降の力強い約束を提示する計画である。日米両国は,温室効果ガス排出削減を促すための補足的なイニシアティブに関し,引き続き他国と共に取り組んでいく。
日米両国は,アフリカを含む世界の平和,安定及び経済成長を推進することにコミットしている。最近立ち上げられた高級実務者レベルの日米開発対話を通じ,日米両国は,これらの地域における開発協力を拡大している。さらに,日米両国は,その他のグローバルな課題に対処し,共通のアジェンダを推進するため,二国間の政策調整を継続している。これらには,女性のエンパワーメント,人間の安全保障,人道支援,防災,ポスト2015年開発アジェンダ,国際保健,気候変動,テロ及び国際組織犯罪対策,サイバー政策,核兵器のない世界という目標,核セキュリティ,平和維持分野を含む国連における協力が含まれる。米国は,日本を常任理事国に含む形で国連安全保障理事会が改革されることを期待している。日米両国は,東日本大震災の経験に基づき,防災分野における協力を継続している。
日米両国は,地域の安全と繁栄にとっての東南アジア諸国連合(ASEAN)の一体性及び中心性の重要性を認識し,外交上,経済上及び安全保障上のASEANとの協力を深化することに対するコミットメントを新たにする。日米両国は,ASEAN諸国が地域的な経済共同体を構築し,サイバーセキュリティ及びサイバー犯罪を含む国境を越える課題に対処しようとしている中で,ASEAN及び関連するフォーラムを支援するために緊密に連携している。この文脈において,日米両国は,東アジア首脳会議(EAS)がこの地域における政治及び安全保障面の主要なフォーラムであると認識している。日米両国は,地域のインフラ及び連結性の需要に対処するためのアジア開発銀行(ADB)による取組を支持する。日米両国は,東南アジアの沿岸国が法執行,不正な取引及び武器の拡散との闘い並びに海洋資源保護をよりよく実施できるよう,海洋の安全及び海洋安全保障のための海洋監視及びその他の能力の構築においてこれら諸国を支援するために連携している。フィリピンにおける台風30号(ハイヤン)の際の日米両国の軍民の力強い対応は,災害救援及び防災においてこの地域を共同で支援する両国の能力を示した。
アジア太平洋及び世界における平和と経済的な繁栄を推進するという共有された目標を達成するため,日米両国は,韓国,豪州,インドを含む志を同じくするパートナーとの三か国間協力を強化している。
日米両国は,緊密な協力と連携を通じてアジア太平洋地域及びこれを越えた地域の未来を形作る上で,両国間の長年にわたって存在しかけがえのないパートナーシップを再確認する。
付属書:日米二国間交流に関する首脳声明
日米間の幅広い人的交流は,日米同盟の創設以来,その支柱となっている。日本国民と米国民との間の緊密な絆と共有された価値は,両国のグローバル・パートナーシップの基礎を成す。
日米関係の将来にわたる強さを確実なものとするため,両政府は,日米教育交流会議(カルコン)によって設定された,2020年までに双方向の学生交流を2倍にするとの目標を共有している。
人的交流が同盟の将来に対するかけがえのない投資であることを認識し,安倍総理とオバマ大統領は,日本の青少年が米国を訪れ,英語の力を高め,インターンシップの機会を通じて職業上の能力を向上させられるような新しい二国間交流プログラムを創設する意図を表明した。また,両首脳は,米国の青少年のための日本におけるインターンシップの機会を探求する意図を有する。
さらに,日本は,「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」といった官民協力によるものを含む学生交流支援プログラムを通じ,2014年度に6,000人の日本の学生,生徒を米国に派遣する。このことは,カルコンによって決定された我々の共有する目標の達成に更に寄与するものである。また,日米両国は,日本の研究者への支援並びに次世代の日米のリーダー及び友人をつなぐプログラムを含む交流の新たな手段を探求することとしている。
日系米国人リーダーを日本に招へいする日本政府のプログラムは,日米同盟についての幅広い理解及び支持を促進してきた。この成功裡の取組を基に,相互理解を更に深めるため,日本政府は,2014年度にこのイニシアティブの範囲を拡大する意図を有する。
日本政府が現在も行っているKAKEHASHIプロジェクトは,計4,600人の日米の青少年が交流プログラムとしてお互いの国を訪問することが予定されるものであり,これは相互理解を促進することに大きな寄与をしてきている。加えて,2011年3月の東日本大震災の後,米国政府及び米日カウンシルが,日米青少年交流を促進するに当たり民間部門を関与させるという先駆的な官民協力としてTOMODACHIイニシアティブを立ち上げた。これまで,80以上の日米の企業,組織,個人の支援により,2,300人以上の日米の青少年がTOMODACHI交流プログラムに参加している。
これらのイニシアティブは,これまで60年以上にわたって10,000人近くの日米の学生及び研究者に恩恵をもたらしてきた二国間のフルブライト奨学金,JETプログラム,文部科学省による海外留学支援制度及び国費留学支援制度,日本学術振興会との協力により資金提供されてきた米国国立科学財団(NSF)サマープログラム,日本人若手英語教員米国派遣事業(JUSTE),マンスフィールド・プログラムのような既存のプログラムを基礎にしているものである。これらのプログラムは何年にもわたって二国間の人的つながりを拡大し,強化してきた。
これら政府のプログラムは,日米協会,米日カウンシル,400以上の姉妹都市関係など両国国民をつなぐ多くの非政府のプログラムによって補完されている。そのようなプログラムは,多数の学術機関,大学間のつながり,皇太子明仁親王奨学金,日米交流財団奨学金,グルー・バンクロフト基金奨学金,今年80周年を迎える日米学生会議のような民間資金による交流と同様に,不可欠なものである。日米両国は,両国の有識者を結集するための新しく,そして拡大された非政府対話を更に奨励する。
両国を結び付ける草の根の友好関係を象徴するものとして,米国政府及び広範な民間部門のパートナーは,「友好の木―ハナミズキ・イニシアティブ」を立ち上げた。これは,米国民を代表し,1912年に東京都からワシントンDCに贈られた3,000本の桜の木のお返しとして,現在日本全国に3,000本のハナミズキを植樹している。この日本からの1912年の贈り物は,毎年,ワシントンDCの春の風物詩となった桜祭りの間,称えられている。
内閣総理大臣と大統領とは,日本の国会と米国の議会との間の交流の活性化を歓迎し,米国議会における米日コーカス及び日本研究グループ,日米国会議員連盟,日米国会議員会議及び日本・米国議員会議の取組を称えた。2013年度にはほぼ200人近くの日本の国会議員が米国を訪問し,2013年に日本を訪問した米国の議員は2012年の2倍以上となっており,2014年は引き続き増加する見込みである。
最後に,日米両国は,何百万人もの日米の各国民が毎年互いの国を訪問し,家族や友人を訪れ,観光地や文化的体験を楽しみ,世界最大の経済大国のうちの2つの間の緊密な経済関係を支える商取引を行っていることに留意している。この移動を容易にするため,日米両国は,「グローバル・エントリー」プログラムへの日本の参加を通じるなどして,日米両国からの信頼された渡航者に対する国境での手続を簡素化し,日米間の渡航をより容易に,より早く,より安全なものとするような互恵的な取決めを設けるための取組を早急に進める。
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U.S.-Japan Joint Statement
http://www.mofa.go.jp/na/na1/us/page24e_000045.html
The United States and Japan:Shaping the Future of the Asia-Pacific and Beyond
The relationship between the United States of America and Japan is founded on mutual trust, a common vision for a rules-based international order, a shared commitment to upholding democratic values and promoting open markets, and deep cultural and people-to-people ties. The U.S.-Japan Alliance is the cornerstone for regional peace and security as well as a platform for global cooperation. The U.S. rebalance to the Asia-Pacific and Japan’s policy of “Proactive Contribution to Peace” based on the principle of international cooperation both contribute to the Alliance playing a leading role in ensuring a peaceful and prosperous Asia-Pacific.
Close U.S.-Japan cooperation is essential in managing and responding to long-standing and emerging threats and challenges in Asia and around the world. Recent events underscore the importance of coordinated action to uphold regional and global rules and norms. At the March 25 Trilateral Summit in The Hague, the leaders of the United States, Japan, and the Republic of Korea urged North Korea to take concrete actions to meet its international obligations on nuclear and missile issues and to address, without delay, humanitarian concerns, including the abductions issue. In concert with our G-7 partners, the United States and Japan have condemned Russia over its illegal attempt to annex Crimea and are consulting closely on further measures against Russia over its deplorable conduct, while strongly urging Russia to deescalate tensions in Ukraine. Together, we are taking concrete steps to support Ukraine’s sovereignty, territorial integrity, and economic stability. The United States and Japan are working collaboratively to resolve the Iranian nuclear issue, support Middle East peace efforts, contribute to Afghan reconstruction, and improve the situation in Syria, including through the disposal of its chemical stockpiles. The United States and Japan recognize that China can play an important role in addressing all of these challenges, and both countries reaffirm their interest in building a productive and constructive relationship with China.
The United States and Japan, as maritime nations with global trade networks that depend on open seas, underscore the importance of maintaining a maritime order based upon respect for international law, including the freedom of navigation and overflight. The United States and Japan share strong concern over recent actions that have raised tensions in the East China Sea and South China Sea, such as the uncoordinated declaration of an Air Defense Identification Zone in the East China Sea. Our two countries oppose any attempt to assert territorial or maritime claims through the use of intimidation, coercion or force. The United States and Japan urge the establishment of confidence-building measures among governments and militaries in the region to address these tensions. In the South China Sea, we call on countries concerned to clarify the basis of their maritime claims in accordance with international law. We support efforts for the early establishment of an effective Code of Conduct as a way to reduce the risk of an unintended incident. The United States and Japan fully support the use of diplomatic and legal means, including international arbitration, to settle maritime disputes in the South China Sea.
Given the common security challenges our two countries face, the United States and Japan are strengthening and modernizing our security alliance as directed by the Security Consultative Committee, including through the revision of the Guidelines for U.S.-Japan Defense Cooperation. The United States has deployed its most advanced military assets to Japan and provides all necessary capabilities to meet its commitments under the U.S.-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Security. These commitments extend to all the territories under the administration of Japan, including the Senkaku Islands. In that context, the United States opposes any unilateral action that seeks to undermine Japan’s administration of the Senkaku Islands. The United States appreciates Japan’s establishment of a National Security Council and creation of a legal framework for information security that will facilitate enhanced policy and intelligence coordination between the two countries. The United States welcomes and supports Japan’s consideration of the matter of exercising the right of collective self-defense. The United States and Japan reaffirmed the importance of the U.S. extended deterrence to maintain regional security. The United States and Japan are also making sustained progress towards realizing a geographically distributed, operationally resilient and politically sustainable U.S. force posture in the Asia Pacific, including the development of Guam as a strategic hub. The early relocation of Futenma Marine Corps Air Station to Camp Schwab and consolidation of bases in Okinawa will ensure a long-term sustainable presence for U.S. forces. In this context, we reaffirm our commitment to reducing the impact of U.S. forces on Okinawa.
The United States and Japan also coordinate closely in multilateral financial and economic fora to advance trade liberalization and promote economic growth. Our joint efforts are grounded in support for an international economic system that is free, open, and transparent, and embraces innovation. In order to further enhance economic growth, expand regional trade and investment, and strengthen the rules-based trading system, the United States and Japan are committed to taking the bold steps necessary to complete a high-standard, ambitious, comprehensive Trans-Pacific Partnership (TPP) agreement. Today we have identified a path forward on important bilateral TPP issues. This marks a key milestone in the TPP negotiations and will inject fresh momentum into the broader talks. We now call upon all TPP partners to move as soon as possible to take the necessary steps to conclude the agreement. Even with this step forward, there is still much work to be done to conclude TPP. We also support Japan’s Chairmanship in the OECD Ministerial Council Meeting on the occasion of the 50th anniversary of its accession to the OECD and support China’s hosting of the Asia Pacific Economic Cooperation (APEC) forum and Australia’s hosting of the G20 this year. We are working together in the APEC and the G20 on the promotion of the role of women, which is an important domestic and foreign policy priority for both countries. Through the Equal Futures Partnership and upcoming events such as the White House Summit on Working Families and Japan’s international symposium on women’s empowerment, the two countries are committed to ensuring women’s full participation in society. Furthermore, the United States and Japan continue to be world leaders in high-technology, where our collaboration is expanding the frontiers of robotics, space, and medical science.
The United States and Japan view energy security as vital to prosperity and stability. Both sides welcomed the prospect of U.S. LNG exports in the future since additional global supplies will benefit Japan and other strategic partners. The United States welcomed Japan’s new Strategic Energy Plan, which includes global, peaceful and safe use of nuclear energy and acceleration of the introduction of renewable energy. Both countries are working together to promote the development of clean energy, including by facilitating business cooperation and deepening civil nuclear cooperation. These steps are part of a broader effort to address the urgent challenge of global climate change. Both countries plan to put forward robust post-2020 nationally determined contributions, building on decisions taken at the 19th Conference of the Parties (COP-19) to the United Nations Framework Convention on Climate Change (UNFCCC), in order to promote the adoption of a protocol, another legal instrument, or an agreed outcome with legal force under the UNFCCC applicable to all Parties at COP-21 in Paris in December 2015. We will continue to work with other countries on complementary initiatives to encourage reduction of greenhouse gas emissions.
The United States and Japan are committed to promoting peace, stability, and economic growth throughout the world, including in Africa. Through our recently launched senior-level U.S.-Japan Development Dialogue, we are expanding our development cooperation in these areas. Furthermore, the United States and Japan are continuing bilateral policy coordination to address other global challenges and promote our common agenda, such as women’s empowerment, human security, humanitarian assistance, disaster risk reduction, the post-2015 development agenda, global health, climate change, counter-terrorism and transnational organized crime, cyber policy, the goal of a world without nuclear weapons, nuclear security, and cooperation at the United Nations, including in peacekeeping. The United States looks forward to a reformed UN Security Council that includes Japan as a permanent member. Our two countries are continuing to cooperate in the field of disaster risk management based on the experience of the Great East Japan Earthquake.
The United States and Japan renew our commitment to deepening diplomatic, economic, and security cooperation with the Association of Southeast Asian Nations (ASEAN), recognizing the importance of ASEAN unity and centrality to regional security and prosperity. We are coordinating closely to support ASEAN and its affiliated fora as its members seek to build a regional economic community and address trans-border challenges, including cybersecurity and cybercrime. In this context, the two countries view the East Asia Summit as the premier political and security forum in the region. We support the Asian Development Bank work to address the region’s infrastructure and connectivity needs. The United States and Japan are collaborating to assist Southeast Asian littoral states in building maritime domain awareness and other capacities for maritime safety and security so that they can better enforce law, combat illicit trafficking and weapons proliferation, and protect marine resources. The robust U.S. and Japanese civilian and military response to Typhoon Haiyan in the Philippines demonstrated our ability to collectively assist the region in disaster relief and risk reduction.
To achieve our shared objectives of promoting peace and economic prosperity in the Asia-Pacific and around the globe, the United States and Japan are strengthening trilateral cooperation with like-minded partners, including the Republic of Korea, Australia, and India.
The United States and Japan reaffirm our long-standing and indispensable partnership in shaping the future of the Asia-Pacific and beyond through close cooperation and collaboration.
ANNEX: Leaders Statement on U.S.-Japan Bilateral Exchanges
ANNEX: Leaders Statement on U.S.-Japan Bilateral Exchanges
Broad people-to-people exchange between Japan and the United States has been a key pillar of our Alliance since its inception. Close ties and shared values between the people of the United States and the people of Japan form the foundation of the global partnership between our nations.
To ensure the future strength of the U.S.-Japan relationship, the two governments share the goal, established by the U.S.-Japan Conference on Cultural and Educational Interchange (CULCON), of doubling two-way student exchange by the year 2020.
Recognizing that people-to-people exchange is an irreplaceable investment in the future of the Alliance, President Obama and Prime Minister Abe announced their intent to create a new bilateral exchange program that would enable Japanese youth to visit the United States, enhance their English language abilities, and develop professional skills through internship opportunities. The leaders also intend to explore internship opportunities for U.S. youth in Japan.
Furthermore, Japan is going to send 6,000 Japanese students to the United States in fiscal year 2014 through student exchange support programs, including public-private partnerships such as the TOBITATE! Young Ambassador Program, further contributing to reaching our shared goal established by CULCON. Japan and the United States also plan to explore new avenues for exchange, including support for Japanese researchers and programs linking the next generation of Japanese and U.S. leaders and friends.
The Japanese government’s program inviting Japanese-American leaders to Japan has promoted broad understanding and support for the U.S.-Japan Alliance. Building on this successful effort, Japan intends to broaden the scope of this initiative in fiscal year 2014 to further deepen mutual understanding.
The Japanese government’s ongoing KAKEHASHI Project, under which a total of 4,600 young Japanese and U.S. citizens are expected to visit each other’s countries in exchange programs, has made a significant contribution to fostering mutual understanding. In addition, following the March 2011 Great East Japan Earthquake, the U.S. government and the U.S.-Japan Council launched the TOMODACHI Initiative, a path-breaking public-private partnership that engages the private sector in promoting U.S.-Japan youth exchange. To date, with the support of over eighty U.S. and Japanese companies, organizations, and individuals, more than 2,300 Japanese and U.S. youth have participated in TOMODACHI exchange programs.
These initiatives build on established programs, such as the binational Fulbright Program, which has benefited nearly 10,000 Japanese and U.S. students and scholars over more than 60 years; the Japan Exchange and Teaching (JET) Program; the Student Exchange Support Program and the Japanese Government Scholarship provided by the Japanese Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology; the National Science Foundation’s Summer Institutes in Japan, funded in cooperation with the Japan Society for the Promotion of Science; the Japan-U.S. Training Exchange Program for English Language Teachers (JUSTE); and the Mansfield Fellowship Program. These programs have for years expanded and strengthened people-to-people connections between our countries.
These government programs are complemented by the many non-governmental programs linking the people of our two countries, such as the Japan-America Societies, the U.S.-Japan Council, and the more than 400 sister-city and sister-state and prefecture relationships between Japan and the United States. Such programs are indispensable, as are the dozens of academic associations, university linkages, and privately-funded exchanges, for example the Crown Prince Akihito Scholarship; the United States-Japan Bridging Foundation Scholarships, the Grew Bancroft Scholarship; and the Japan-America Student Conference, which celebrates its 80th anniversary this year. Japan and the United States aim to further encourage new and expanded non-governmental dialogues to bring together opinion leaders from both nations.
Symbolizing the grassroots friendship uniting our nations, the U.S. government and a range of private sector partners have created the Friendship Blossoms Initiative, which is currently planting 3,000 American dogwood trees throughout Japan on behalf of the people of the United States, to reciprocate the City of Tokyo’s gift of 3,000 flowering cherry trees to Washington, DC in 1912. The 1912 gift from Japan is celebrated each year during the National Cherry Blossom Festival, an iconic spring event in Washington, D.C.
The President and Prime Minister welcomed the invigoration of exchanges between the U.S. Congress and the Diet of Japan, praising the work of the U.S.-Japan Caucus and the Congressional Study Group on Japan in the United States Congress, the Japan-U.S. Parliamentary Friendship League in the Diet of Japan, as well as the U.S.-Japan Legislative Exchange Program and the Japan-U.S. Senate Inter-parliamentary Conference. Nearly 200 Diet Members visited the United States in fiscal year 2013, and the number of Members of Congress visiting Japan in 2013 more than doubled over the previous year and continues to increase in 2014.
Finally, the United States and Japan note that millions of Japanese and U.S. citizens visit each other’s country every year to visit family and friends, enjoy tourist sites and cultural experiences, and conduct the business transactions that underpin the tight economic relationship between two of the world’s largest economies. To facilitate this travel, the United States and Japan plan to expedite work to establish a reciprocal arrangement, including through Japan’s participation in the U.S. Global Entry program, to streamline border formalities for trusted travelers from both our countries, and to make travel between the United States and Japan easier, faster and more secure.
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