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ボタンの掛け違い
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4665243.html
2014年04月25日 NEVADAブログ
オバマ大統領夫人が日本に来なくて中国で1週間も家族で過ごす。
これだけをみましてもオバマ一家の日本感がわかります。
1週間も自分のパートナーだけでなく子供や母親まで中国に託したのです。
中国を敵対視していればそのような行為はできません。
そこで疑問が出てきます。
では何故日米安保の範疇に尖閣を含むとオバマ大統領は述べたのか、と。
この尖閣は日中が領有権を争っているとなっていますが、アメリカ政府の立場は、「どちらが領有権を所持するかは知らない」となっており、極めて曖昧な態度をとっているのです。
『支配権』は日本側にあるが、『領有権』については明言していないのです。
そこに日米安保の効力が及ぶかとなります。
極めて微妙な発言であり、これは訪日に際してのリップサービスとみておいた方がよいと言えます。
特に尖閣は日本が求めた文言であり、ここで日本に恩を売ればTPP交渉では、あうんの呼吸でアメリカ側の意図する条件をのんでくれるだろうと期待していた¨ふし¨があります。
ところが日本側は尖閣は尖閣であり、TPP交渉は全く違うとして譲歩しなかったのです。
日本側は尖閣でオバマ大統領の言質をとったことに大喜びして¨勝った¨としてあとは押せ押せと思い上がった者もいたようで、完全にボタンの掛け違いが起こっているのです。
何故このようなボタンの掛け違いが起こったのでしょうか?
汗をかくエージェントがいないからです。
これは日米両国に言えますが、とにかく、あらゆる分野でエージェントがいないために空中戦をやっており、本来なら実務者レベルで解決をするべき問題を大将まで話を持ち上げる事態になっているのです。
こんなことなら実務者は要りません。
一体なにをやっているのかとなりますが、交渉の担当官はみな優秀な官僚であり、それぞれの役割を完璧に演じましたので現場の官僚には責任はありません。
では誰に責任があるのか?
総合的に判断できる交渉人(エージェント)がいなかったことにつきます。
日本側の甘利大臣は精一杯力を尽くしたはずであり責任は尽くしたはずですが、泥をかぶり、時には大将を叱責する位の力量のある交渉人(エージェント)がいなかったのです。
アメリカは尖閣で譲歩したことを今頃悔やんでいるはずですが、ここでもエージェントがいないことで失敗しています。
日本を甘くみていたからです。
あうんの呼吸が通じなかったからです。
『だから訪日はしない方がよいと言ったではないか』と今頃トップエージェントは大統領にメールを送っているかも知れませんが、前回の訪日では鳩山総理に無視されて離日しましたが、今回はにこやかな雰囲気で共同声明が発表できず、『また日本にやられた』と苦虫をかんだような表情で離日するかも知れません。
日米関係は重大な局面に差し掛かったと言えます。
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