http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/437.html
Tweet |
日本経済新聞社の世論調査では、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更に49%が反対し、賛成の38%を上回った。原子力発電を重要電源と位置づけ、安全が確認された原発の再稼働を進めるとしたエネルギー基本計画への反対も5割を超えた。安倍政権が掲げる重要政策の浸透は道半ばといえ、懸念の払拭に向けて丁寧な政権運営が求められそうだ。
集団的自衛権は米国など同盟国が他国から攻撃を受けた際、日本が直接攻撃されていなくても反撃に加わる権利。現在の憲法解釈では行使を認めていないが、安倍晋三首相は行使に向けて解釈を変更したい考え。野党にも賛成意見があるが、公明党は反対しており、世論は割れている。
集団的自衛権の行使容認は、自民支持層に限れば賛成が56%で、反対の32%を上回った。一方、無党派層では反対が62%に上り、賛成は22%にとどまった。公明支持層も無党派層と同じような比率だ。性別でみると、男性は50%が賛成だが、女性は27%にとどまった。
自民支持層と無党派層の間で、支持・不支持の傾向の違いはエネルギー政策でも目立つ。政府が11日の閣議で決めたエネルギー基本計画は、安全が確認された原発を動かす方針を記し、原発の再稼働に一歩踏み出した。自民支持層は賛成が47%で反対の42%を上回った。無党派層では反対が65%を占めた。年齢別では20〜30歳代のみ賛成が反対を上回り、40歳代以上と違いを見せた。
政府が2015年10月に予定する消費税率の8%から10%への引き上げを巡っては反対の60%が賛成の32%をなお、大きく上回っている。無党派層に限ると、反対が67%を占めた。自民支持層では賛成が42%、反対が49%だった。
首相は今年12月に消費税率の10%への引き上げを決断する方針だが、今後の景気回復なども絡み、難しい判断を迫られる。安全保障、エネルギーなど他の分野の重要政策に関しても、幅広い層に理解を得る必要がありそうだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS20014_Q4A420C1PE8000/?nbm=DGXNASFS2000W_Q4A420C1MM8000
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK164掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。