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4月23日、エアフォースワンでオバマ首相は来日する photo gettyimages
国賓来日オバマ大統領「極秘会談」2人目の出席者は「谷内」か「菅」か
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39014
2014年04月19日(土) 歳川 隆雄「ニュースの深層」 現代ビジネス
国賓として来日するバラク・オバマ米大統領の到着時間が確定した。
■オバマ夫人は訪日せず
エアフォースワン(大統領専用機)は4月23日午後7時、羽田空港に到着する(前号で午後7時前後と書いている)。同7時5分には、ホワイトハウス記者団を乗せたチャーター便も到着する。
オバマ大統領の車列はノンストップで東京・虎ノ門のホテルオークラに向かう。国賓での来日だが、迎賓館に泊まらず、ミシェル夫人を同伴しない「オバマ訪日」は異例である。
夫人を伴わないので、本来は24日夜7時から皇居で開かれる天皇・皇后陛下主催の晩餐会は天皇陛下主催となった。宮中行事は「相対」が原則である。
オバマ大統領滞在は日本側の希望通り2泊3日となり、安倍官邸と外務省は安堵した。そこには、もちろん理由がある。
安倍晋三首相は24日午前から官邸で行われる日米首脳会談の前に、非公式にオバマ大統領に会って事前の擦り合わせを強く求めていたのだ。恐らく、23日夜9時ごろから宿舎のホテルオークラ内で日米インナー会合が開催されるはずだ。
出席者も限定される。オバマ大統領には、スーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、エバン・メデイロス国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長、ダニエル・ラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、キャロライン・ケネディ駐日米大使らが同行する。
■谷内国家安全保障局長か菅官房長官か
だが、米側の出席者は、実務志向が強いオバマ大統領の意向もあって通訳・記録係を除いて3人に絞られるだろう。恐らく、オバマ大統領、ライス大統領補佐官、ケネディ大使ではないか。
となると、難しいのは日本側の出席者の人選だ。安倍首相の次に来るのが誰か、である。3人目は、相対主義から佐々江賢一郎駐米大使である。菅義偉官房長官なのか、それとも谷内正太郎国家安全保障局長(内閣特別顧問)なのかが焦点となる。
いっそのこと双方4人ずつにしてしまえば問題はなくなるのだが、オバマ大統領の意向は覆せない。菅官房長官、谷内国家安全保障局長のいずれにするのかは、実は事前の非公式会談の主要テーマが何になるのかに関わってくるのだ。
19日にワシントンから帰国する甘利明経済財政・TPP担当相がマイケル・フロマン米通商代表部(USTR)代表とのマラソン協議でTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉に関する日米妥結まで進んでいれば、事前の擦り合わせの必要がなくなる。
つまり、集団的自衛権の行使容認問題や日本の対中、対韓関係修復問題など東アジアの安定実現のための安全保障政策に特化できる。即ち、谷内氏が出席する。
しかし、甘利・フロマン会談で最終着地点が見出せなかったら、牛肉・豚肉関税の引き下げ率を巡る攻防が安倍・オバマ会談の主要テーマになるので、菅氏が出席する。
■オバマ大統領が明治神宮に行く理由
オバマ大統領の日程は非公表だが、筆者の関心を引いたのは24日午後の日程である。台場の日本科学未来館と明治神宮を訪れることだ。日本科学未来館は理解できる。が、なぜ明治神宮なのかが分からない。
ヒラリー・クリントン国務長官(当時)が、「優れて日本的な所」として明治神宮を訪れたことを挙げる外務省幹部がいる。オバマ大統領の強行日程からして、「優れて日本的な所」へ行く必要があるのか。
昨年10月に来日したジム・ケリー国務長官とチャック・ヘーゲル国防長官がそろって千鳥が淵墓苑を訪問、安倍首相の年内の靖国神社参拝を牽制したとされる「先例」を持ち出し、オバマ大統領も春の例大祭期間中の靖国神社参拝に曲球を投げたとの穿った見方を披瀝する他の外務省幹部もいる。
いずれにしても、オバマ大統領はビジネスライクであり、外交上のプロトコールや慣例の宮中行事には関心がない。それはそれでいいが、官邸と外務省、そして宮内庁は複雑な気持ちでいる。
せっかく滞在期間を2泊3日に巻き返したのに、歓迎式典における儀仗隊の栄誉礼と両国国歌演奏もない国賓なんて異例だ、と嘆息しているのだ。
筆者は今、24日の晩餐会メニューを事前に入手すべく努力している。なぜならば、昨年6月に国賓で来日したオランド仏大統領の時と中身の比較をしてみたいからだ(筆者の手元にメニューがある)。こう書くと、宮内庁は「厳秘」扱いにするかもしれない。
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