http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/381.html
Tweet |
TPPで“裏取引” 米国だけが得する「混合診療」の拡大
http://gendai.net/articles/view/newsx/149591
2014年4月18日 日刊ゲンダイ
皆保険制度が崩壊する/(C)日刊ゲンダイ
日本で使えない抗がん剤を海外から取り寄せて治療できるようになります――。そんなキャッチフレーズで、「混合診療」が拡大されそうだ。
保険を使わない自由診療と保険診療を併用する混合診療は現在、高度先進医療でしか認められていないが、政府と厚労省はその対象範囲を広げ、6月の成長戦略に盛り込む方針だ。
がんをはじめ難病の治療は、保険診療だけでは治療法が限られるため、自由診療を望む人が多い。ところがそうすると、保険が使える部分も含めて全額自己負担になり、1回の治療費が100万円単位になるのはザラ。ほとんどの人が挫折していた。だから、混合診療の拡大は、表向き治療費が安くなり、患者にとっていい話のように聞こえるが、そんな単純な話ではない。
■金持ち優遇病院が生き残る
医薬情報研究所「エス・アイ・シー」の情報部門責任者で、薬剤師の堀美智子氏が言う。
「混合診療を拡大すると、利益を追求して自由診療をたくさん行う病院ほど儲かり、保険診療を重視する病院は経営が苦しくなります。医療格差が広がり、皆保険制度が崩壊し、カネ持ちを優遇する病院が生き残るのです。極論すれば、貧乏人は治療を受けるなということ。古くからの議論で、混合診療の拡大がことごとく見送られてきたのはそのため。それなのに突然、議論が進んだのは、TPP問題が影響しています」
TPPで混合診療に関係するのは米国だ。
「混合診療の拡大で自由診療が広がれば、民間保険の重要性がテーマになります。米国の狙いは、そこです。米国は民間保険が中心で、TPPでは保険分野で日本に圧力をかけています。がん保険の規制緩和により、米国企業の進出を許したときと同じで、混合診療の拡大は米国の保険会社を儲けさせるだけです。<海外の効果的な抗がん剤が使える>とPRして混合診療を拡大すれば、表向きTPPの議論で米国に屈したようには見えないし、国の医療費負担は減るかもしれない。しかも、保険で米国に恩を売り、農業分野で米国の譲歩を引き出せれば…。今、混合診療拡大の検討に入るのは、そうした政府の都合があるのです」(堀氏)
がん保険のシェアは、米資本のアフラックが7割を握る。安倍首相は、国民の命を米国に捧げる愚策を成長戦略なんてぬかす。売国奴もはなはだしい。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK164掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。