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反自民で共闘 鹿児島2区補選は野党再編の起爆剤になるか
http://gendai.net/articles/view/news/149498
2014年4月15日 日刊ゲンダイ
発端は「政治とカネ」(辞職した徳田毅議員)/(C)日刊ゲンダイ
はじめて反自民の“野党共闘”が形になった選挙だが――。
15日告示の鹿児島2区補選。医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、自民党の徳田毅議員が辞職したことに伴う補欠選挙だ。「自民党の暴走を止める」を旗印に、民主、維新、結い、生活の4党が共闘を決め、民主を離党して無所属の打越明司前衆院議員を推薦した。野党幹部のひとりは「勝てば野党再編に弾みがつく」と期待を寄せる。
衆参ねじれが解消し、消費税が上がって初めての国政選挙ということで、安倍政権にとっては一種の信任投票になる。自民党は石破幹事長が12日に奄美大島を訪れるなど、幹部が入れ替わり現地入りする総力戦だ。安倍首相も19日に奄美入りする。
「徳田虎雄前理事長が初出馬した1983年以来、徳洲会が候補を立てない選挙は初めてです。選挙区内に10万票ともいわれる“徳田票”の行方が結果を左右しますが、自民党の金子万寿夫候補は67歳と高齢の上、保岡興治元法相の元秘書です。保岡氏は、中選挙区制時代に唯一の1人区だった奄美群島区で、虎雄氏と『保徳戦争』と呼ばれる日本一激しい選挙戦を繰り広げた相手ですから、徳田後援会は今も拒否反応が強い。徳田票がそのまま自民党に行くとは思えません。今月5日に事務所開きをした金子陣営の演説会でも、200席程度の会場で半分も埋まらないという寂しい状況です」(地元関係者)
■胆力ある政治家が…
実際、勝機は十分だ。ただ、話はそう簡単ではない。共闘が中途半端なのだ。社民党は結局、共闘に乗らず自主投票を決めた。共産党は独自候補を擁立。先週、政治団体「新党ひとりひとり」を旗揚げした山本太郎参院議員も候補を立てた。弱小野党が票を奪い合って自民を利する、いつものパターンになりそうだ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「勝てる可能性がある選挙なのに、もったいない。『政治とカネ』を争点に共闘するつもりだった野党にとっては、みんなの党の渡辺前代表の一件も誤算だったでしょう。それ以上に大きいのは、野党をまとめあげる胆力のある政治家がいないことです。それぞれの党内もバラバラで、結局、足並みがそろわない。野党再編には、小沢一郎氏のような剛腕が必要です」
安倍政権の暴走を止めるには、やっぱり小沢に頼るしかないのか。
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