http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/280.html
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権を支える在特会がダブって見える。
本年度アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞最有力!
全世界の映画賞を総なめしている超話題作 http://www.aok-movie.com/
私たちが目にしている彼らの姿、これが悪の正体なのか―――-。
スハルト将軍のクーデター下でくり広げられた100万人とも200万人とも言われるインドネシアでの大虐殺についてスカルノ大統領夫人だったデヴィさんが自身の体験を語っている。
インドネシア共産党幹部のひとりが全身を針金で縛られ締め付けられて殺された―伝聞ながらデビ夫人の語る虐殺シーンは身の凍るような恐ろしいものだった。
この大虐殺がアメリカとその目下の同盟者である日本の支援のもとで無慈悲に推し進められたということは、決して忘れてはならない。
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●ジョシュア・オッペンハイマー監督『アクト・オブ・キリング』
“英雄視”される虐殺の加害者――インドネシア史の「闇」を暴く
http://www.labornetjp.org/news/2014/0414eiga
米国のジョシュア・オッペンハイマー監督『アクト・オブ・キリング』は、おぞましくも見入ってしまうドキュメンタリーだ。
冷戦時代の1965年、インドネシアのスカルノ大統領が失脚、軍部が権力を握る政変があった。反対勢力や華僑に“共産党”のレッテルを貼り、100
万人の大量虐殺が行われたという。が、それは今日まで隠蔽されていた。米国をはじめ西側諸国はこの事件に目をつぶっていた。かつて政変の直前を描いたメ
ル・ギブソン主演の『危険な年』という映画を見たが、それは外国人記者の視点からのもので、そこからの脱出劇だった。虐殺の一面を当の加害者らが喜々とし
て再現してみせた本作は、歴史の闇に初めて光を当てたもので、その衝撃は計り知れない。直接手を下したのは、軍部というより民間人だったことに唖然とし
た。
映画は、白髪にサングラス、スーツ姿のアンワルという老人が颯爽と登場するところから始まる。彼は当時、映画チケット売りのダフ屋で“プレマン”と
よばれるやくざだった。それが半世紀前の1000人の殺人を誇るように殺人現場に案内し、どういう具合に殺したかを再現してみせる。アンワル老人は国や市
の有力者からも一目おかれた“英雄”とわかる。そんなやくざと親交が厚いのが「国家の下僕」と自称する、メンバー300万人という民兵組織「パンチャシラ
青年団」。この民兵とやくざが、軍部(その背後に米国)の後押しと新聞社の情報を基に虐殺を重ねたことが推測できる。
興味深いのは、彼らがハリウッド映画のスターになったつもりで、かつての殺人を美化する映面を作ろうと残酷なシーンや巨大な滝の前で歌い踊る幻想
シーンを演出したりすることだ。その殺人者らを国営テレビまでが讃える有り様。興にのったアンワル老人が、被害者役を演じて、「俺は罪人なのか」とショッ
クを受けるシーンは圧巻。
映画の試写会で、故スカルノ大統領のデヴィ夫人は「虐殺が事実だと証明されてうれしい」と語っている。しかし、日本のマスコミはこの発言を取り上げようとしない。(木下昌明・『サンデー毎日』2014年4月20日号)
*4月12日より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
〔追記〕 安倍の憲法無視の“独裁政治”の成り行きをみていると、あれよあれよという間に“平和国家”から“軍事国家”に移行しているとしか思えな
い。この道は、かつてのインドネシアに向かっていく可能性が高い。ヘイトスピーチの「朝鮮人を殺せ!」は、インドネシアの「華僑(中国人)を殺せ!」と同
じである。安倍政権を支える在特会が、「パンチャシラ青年団」と同じく反対勢力の“抹殺”に走らないと誰が保証できよう。映画をみながら空恐ろしくなっ
た。
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