http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/242.html
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水道事業民営化、約2300億円で運営権利売却へ 大阪市が基本方針決定だそうです。
以下引用
大阪市水道事業:30年運営権の最低売却 2300億円に
毎日新聞 2014年04月09日 12時52分
大阪市は9日、来年度中の民営化を目指す水道事業について、30年間の運営権の最低売却額を約2300億円とする基本方針をまとめた。市が全額出資する新会社に売却する。市の予測では、必要な水道管の耐震化や料金値下げを今後しても、民営化後30年間は黒字を確保できるという。
市によると、水道事業が抱える債務約2000億円と利息約300億円などを新会社に負担させる方針に基づき、最低額を決めた。売却価格は、30年間の事業収入見込みから運営経費などを除いて計算する。
2044年度時点の経常損益は、運営主体が公営企業なら22億円の赤字となるが、民営化すれば人件費や設備維持管理費の削減などで13億円の黒字と予測した。
水道料金は基本料金(月額950円)を100円値下げし、使用量10トン以下の月額料金に従量制を導入する。水道管の耐震化は更新ペースを、現在の年約55キロから年80キロに上げる。
民営化関連議案は今年度中に市議会に提案する予定だが、野党が多数を占めており可決されるかは不透明だ。
以上引用
mainichi.jp/select/news/20140409k0000e020182000c.html
もうひとつ
以下引用
水道事業の上下分離民営化案 大阪市が決定
2014年4月10日
水道事業の民営化を目指す大阪市は9日、上下分離方式による基本方針案を幹部会議で決定した。将来の料金引き下げや配水管の耐震化などのサービス向上策や、水質管理をはじめとする運営会社との契約策定などが柱。今年11月をめどに実施計画を策定し、2015年度中に新会社に業務を引き継ぐ。
水道事業民営化を議題に話し合う橋下市長ら幹部職員=9日午前、大阪市役所
市は昨年6月、府内の42市町村でつくる大阪広域水道企業団との統合が頓挫したことから方針を転換。11月に、市が100%出資する運営会社に事業のみを引き継がせる上下分離方式での民営化方針を打ち出していた。
方針案は、新会社との事業契約期間を30年に設定。経常収支シミュレーションによると、事業費の圧縮などで30年後の44年度には13億円の黒字になると試算している。人事制度をめぐっては職員1600人のうち一部を除き転籍させる方針。同意を得られない場合は大阪市職員基本条例を適用し、分限処分の対象にする。
橋下徹市長はこの日の定例会見で「国家戦略にもかなっており、これに勝る制度はない。どこまで議会がレベルの高い議論をしてくれるかだ」と述べ、実現に自信を見せた。
市は14年度中に関連議案を提案する意向だが、審議は予断を許さない状況。市議会は昨年5月、同企業団との統合について「市民にメリットがない」として否決している。
以上引用
nnn.co.jp/dainichi/news/140410/20140410025.html
当ブログでも、散々やってきましたが
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/cat/water/
世界権力は、食料や水、資源を抑え込もうとしています。
水と食料だけは、絶対に売り渡してはなりません。
ボリビアの水戦争
http://rothschild.ehoh.net/truth/column/part1_23.html
引用:
1999年、世界銀行はボリビア政府にコチャバンバの市営水道会社を民営化するよう勧めました。民営化すれば効率的な運用が可能になり、適切な料金で適切なサービスが提供されるというのです。おまけに民営化を実施すれば600万ドルの多国間債務を免除するという好条件付きです。
ボリビア政府は『飲料水および衛生法』という法律をつくり、補助金も打ち切って、水道は民営化されました。
新しい水道会社は米国最大の建設企業ベクテル社の子会社でしたが、すぐに水道料金を200%以上も値上げしました。最低月額給与が100ドルに満たない町で、水道の請求書は月額20ドルに達したのです。20ドルは5人家族が2週間食べる食費に相当する金額。
当然、支払えない人たちが大勢出てきましたが、その支払不能者には容赦なく供給を停止しました。
人間は水がなければ生きていけません。
高い水道水を飲めないので、不衛生な水を飲み、病気になる者も現れました。
ことの深刻さに、2000年1月「水と生活を防衛する市民連合」が結成され、大衆動員によって市は4日間閉鎖。1ヵ月たたないうちに何百万というボリビア人がコチャバンバに行進。ゼネストが始まり、交通機関がすべて停止。集会で、国民すべての水の権利を守る要求である「コチャバンバ宣言」が出されました。
政府は水道料金を下げると約束しましたが、その約束は守られませんでした。
2000年2月、市民連合は「水は神の贈り物であり商品ではない」「水は命だ」というスローガンを掲げ、新法の撤回を要求し、平和的デモ行進をおこないました。
2000年4月、IMF、世界銀行、米州開発銀行に援助停止の圧力をかけられた政府は、戒厳令を布いて抗議の鎮静化を図り、活動家が逮捕。
抗議する者は殺され、メディアに報道管制が行われました。4月と9月の騒乱により死者9名、重度の負傷者約100名、また数十名が逮捕されました。
しかし、この弾圧も長くは続かず、結局、市民が勝ちました。新水道会社とベクテル社はボリビアを出て行き、政府は水道民営化法を撤回。
水道会社は労働者と市民に借金つきで渡され、2000年の夏、市民連合は公聴会を開き、民主的経営計画と経営陣を決めました。しかし、これで戦いが終わったわけではなく、ベクテル社はボリビア政府に対し2500万ドルの損害賠償請求を起こし、ボリビア政府は市民連合の活動家たちに嫌がらせや脅しを続けています。
:引用終了
以下過去記事から引用
コチャバンバ水紛争(こちゃばんばみずふんそう)は、ボリビアのコチャバンバで2000年1月から4月にかけて発生した一連の抗議行動。
コチャバンバでは、1967年より水道事業を担っていた SEMAPA(市営上下水道サービス公社)が世界銀行の主導によって民営化され、民間会社であるロンドン国際水供給会社(International Waters Limited of London : IWL)が上下水道事業の40年間のコンセッション契約を受注した。IWL社は米ベクテル社(Bechtel Corporation)の完全子会社で、コチャバンバでは「トゥナリ水供給会社(Aguas del Tunari)」と称した。
世界銀行のボリビアに関する1999年6月の報告では、上水道の使用料金を低く抑えておくための公的補助金を中止することが求められていた。
地元紙の記事には、水供給公社の契約は競争入札により行なわれたが、一人の応札者しか現れず、数百万ドルの価値が見込まれる上水道システムがわずか2万ドル以下で売却されたと報じられた。
トゥナリ水供給会社がコチャバンバの上水道設備を手にした数週間後に、ミシクニ (Misicuni) ダムの建設の資金調達のためとして水道料金の大幅な値上げを行なったところ、抗議行動が発生した。最低月収が100ドル以下であるこの地において、20ドル以上の水道料金は多くの住民の家計を直撃した。
1月の中旬、新しくできた労働者同盟、人権問題指導者たちの先導で4日間連続のストライキが発生し、コチャバンバの町は活動を停止した。政府は水の価格を元に戻して2週間以内に収拾を図ることを約束せざるを得なかった。これにより、抗議行動はひとまず収まった。
3月に6万人以上の住民に調査を行ったところ、90% の人が「トゥナリ水供給会社は撤退して水供給は公社に戻すべきである」と答えた。民営化反対論者たちはブエノスアイレスの上水道民営化の例を引き合いに出し、その時は7,500人もの労働者が解雇された上に水道料が上がったとして、上水道施設の民営化がなぜ良くないのかを主張した。
4月4日には再びコチャバンバは機能停止に陥った。IWL社は、コカ絶滅作戦に反対するコカ生産農家たちの煽動により暴動が悪化していると主張した。
デモが4日目に入った時、ボリビア政府は戒厳令を発令した。警察は反乱指導者たちを深夜急襲して逮捕し、地元ラジオ局を閉鎖。武装兵士が町を監視した。
4月10日、水道会社の民営化撤回を迫るため、数千の人々がコチャバンバでデモ行進を計画した。しかし、ウゴ・バンセル・スアレス大統領は武力でこれを鎮圧しようとした。バンセルはかつて1970年代に独裁政治を行なった事がある大統領である。彼は警察に指示して2日間に渡りデモ隊に催涙ガスを浴びせ続け、6人の死者と175人の負傷者を出した。この負傷者の中には失明した2人の子供も含まれる。
この騒乱はラパスにも飛び火し、チチカカ湖周辺の住民も道路封鎖などの抗議行動を起こす。4月8日にはボリビア軍により17歳の少年が顔面を撃たれて死亡。逆に農民がボリビア軍大尉を撲殺するという事件も起こる。
ラパスやサンタクルスなどの大都市では、警官や消防士などの中に反対運動に賛同するものが現れ始める。また、ボリビア中央労働者連盟(Central Obrera Boliviana : COB)の呼びかけに応じて教職員組合が無期限ストライキを始めた。
4月12日にトゥナリ水供給会社は事業撤退を表明。ボリビア政府も最終的に抗議者たちの主張を全て受け入れることを表明した。世界銀行は援助停止の形で圧力をかけた。
現在は新生 SEMAPA のもと、公営で民主的な水道運営システムを構築すべく努力が重ねられている。このプロセスにおいて、上記水紛争で牽引的存在となった市民団体「コチャバンバ水と生活を守る協議会」 (Coordinadora en Defensa del Agua y de la Vida, Cochabamba) の貢献は大きい。
以下宣言文
私たち、ボリビアとカナダとアメリカ合衆国とインドとブラジルの市民たち: 農民、用水番、労働者、先住民、学生、専門家、環境論者、教師、非政府組織メンバー、年金生活者たる私たちは、今日、大切な水の権利を守るため、力を結集し一致団結した。
私たちはこの地、組織や政府による虐待に立ち向かった市民の行動・勇気・犠牲によって、商業主義が握りつぶそうとしていた権利を取り戻したこの地、世界に輝けるこの地において、私たちの自由と尊厳に基づいて、次の宣言を行なうものである
: 生きる権利に基づき、また、自然と私たちの祖先と私たちの土地の習俗に対する尊敬に基づき、大地から与えられた水の使用については未来永劫侵されざる以下の権利があることを明らかにしなければいけない。
1.水は大地と全ての生物のものにして神聖にして犯す事ができないものであり、全世界の水資源は温存され、営繕され、保護されて子孫に伝えられ、その自然の状態が尊重されなければならない。
2.水は人間の基本的な権利であり全ての政府機関によって公共性が保証されなければならない。すなわち、金儲けの手段になったり、民営化されたり、商業的に取引されてはならない。
この権利は全ての政府機関で尊重されなければいけない。特に国際的な協定においてはこの原則に異論を挟む事は全く許されない。
3.水は地域社会と地域住民によって守られることが望まれ、この地域住民は水の保護と調整の上で政府と同じ重要性を持たされなければならない。世界の中の地域住民こそ、地球の民主化を促進し、水を守るための原動力なのである。
wikipedia
以上引用
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/25/6790053
国鉄民営化もそうでしたが、『赤字解消』という名目がそもそもおかしいのです。
公共サービスというのは、私たちがある一定料金を支払うかわりに、全ての人にメリットがあるような仕組みを作ることこそが、そもそもの目的なのですから。
水道の場合、それは、私たちが安心して水道の水を飲んで生きていけることです。
がん登録推進法案の裏側
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/10/20/7017154
41か国、330都市でモンサントへの抗議活動と従軍慰安婦 左側へのパス
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/05/28/6825719
実際に水道民営化した(フランスのヴェオリア社)松山市はどうなったのか?
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/05/22/6818342
麻生太郎の弟の会社『株式会社アソウ・ヒューマニーセンター』が、選挙の出口調査の派遣をやっている
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/30/6794956
麻生太郎財務大臣兼副総理が、CSISの講演で、『日本の水道を全て民営化する』と発言
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/24/6789154
世界権力は、食料や水、資源を抑え込もうとしていますが、手羽先の暴力団が大阪市水道民営化だそうです velvetmorning blog
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2014/04/10/7271938
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