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http://31634308.at.webry.info/201404/article_13.html
2014/04/13 22:14
今朝のNHKの政治番組では、政府が進めようとしている「集団的自衛権」の限定解釈が取り上げられていた。各党からこの集団的自衛権についての意見が述べられた。一堂に会して見解を述べると、その違いが明確となった。
民主党からは、よく知られている元防衛大臣の北沢氏が話した。北沢氏は、集団的自衛権の根拠に、自分が学生時代の時に最高裁が出した古臭い「砂川判決」を持ち出すのは、全く時代錯誤だと述べた。
日本維新は、集団的自衛権を容認する意見を述べた。やはり自民党の補完勢力である。みんなの党は、今勉強中であると明確な意見は述べなかったが、「砂川判決」は無視しないという立場であった。共産党、生活、社民は限定論であれ集団的自衛権には反対の立場である。生活は有事において限定的などは有りず、本当に変えたいのなら正面から憲法改正を問えばいいという立場である。公明党は、与党の席に居ながら、いつもように自民べったりではなく、慎重論に従って意見をぼかして述べた。
「砂川判決」については、以下の記事のように、第一次安倍内閣で法制局長官を務めた宮崎氏ですら、「限定容認」の根拠とすることは困難であると述べている。
砂川判決「引用は無理」 集団的自衛権で宮崎氏
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014041201001962.html
第1次安倍政権で内閣法制局長官を務めた宮崎礼壹氏は12日夜のNHK番組で、集団的自衛権の行使を限定的に容認する論拠として自民党内で挙がっている砂川事件をめぐる1959年の最高裁判決に関し「(限定容認の根拠として)引用するには無理がある」と疑問を呈した。
北沢氏は、安倍首相が憲法改正の投票では無理と思い、次に「集団的自衛権」の解釈論で突破しようとしたがそれも難しいと感じ、遂には「限定論」まで持ち出して言いだしたと批判した。
共産党の出席者が、限定論を認めれば、「アリの一穴」で、そこからどんどん穴が広がっていくと述べたことが、この議論の真理を言い当てている。自民もそこを狙っている。解釈の小さな穴(自由度)は、どんどん広がっていくだろう。
安倍首相が本当に集団的自衛権を容認したければ、正面から国民投票で問うしかないのだ。
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