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集団的自衛権行使容認の隷米危険勢力が大量発生(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/206.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 4 月 13 日 14:06:17: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-9a0e.html
2014年4月13日

アベノリスクの本質は、日本の国会が政治の暴走を許す状況を生み出している点にある。

2013年7月の参院選の直前、メディアは

「ねじれの是正」

を声高に主張した。

「ねじれ」を悪と認定し、この「悪のねじれ」を是正するのが良いのか、それとも、この「悪のねじれ」を維持するのが良いのか、というプロパガンダを流布した。

結局、安倍晋三自民党が勝利して、安倍政権は衆参両院で過半数を制覇した。

この「ねじれの解消」が何をもたらしたのだろうか。

「ねじれの解消」がもたらしたものは「権力の暴走」である。

「権力の暴走」を防ぐことが議会政治、立憲政治の基本である。

「権力の暴走」を防ぐために憲法があり、権力の分立があり、議会の存在がある。

憲法は権力が暴走しないように、権力の行為に対して法律の縛りをかけるものだ。


ところが、ねじれが解消して、安倍晋三氏は、

「選挙で勝った政権は憲法解釈を変えられる」

と言い始めた。

衆参両院で過半数を確保すると、政権の意向を押し通すことが極めて容易になる。

このことを盾にとって、権力が暴走する気配を濃厚に示し始めている。

「ねじれの時代」はどうであったか。

政権がものごとを押し通そうとしても、政権が過半数を確保していない参議院が政権の前に立ちはだかり、権力の暴走を押し止めた。

政権が政権運営で問題を引き起こせば、参院が政権の責任を追及して、政権を追い詰めることができた。

2007年に安倍晋三氏が、突然、政権を放り出して以来、2008年の福田政権、2009年の麻生政権、2011年の菅直人政権、2012年の野田佳彦政権などが、政権交代に追い込まれた。

「ねじれの弊害」ではなく、「ねじれの効用」であったと評価するべきである。


日本はいま、日本の今後の命運を分かつような、いくつもの重大問題に直面している。

原発、憲法、TPP、沖縄などの諸問題だ。

憲法問題について、安倍晋三氏は当初、憲法改定を掲げた。

自民党は2012年4月に憲法改正草案を発表して、憲法改定を明確に提案した。

しかし、憲法改定のハードルは高い。

議会が安易にくのの基本法である憲法を改定できないように、ハードルが高く設定されている。

改定のハードルが高く設定されている憲法のことを「硬性憲法」という。

憲法は国の基本法であり、権力に対して縛りをかけて、権力の暴走を防ぐためのものであるからだ。

これが「立憲主義」の考え方である。

安倍政権は憲法改定が容易ではないことを認知し、憲法96条改定を先行させる考えを示した。

憲法96条こそ、硬性憲法のよりどころである。

憲法を改定するには、衆参両院の双方で、3分の2以上の賛成を必要とする。

衆参両院で3分の2以上の賛成を得なければ、憲法改定を発議できない。

この要件を満たして、初めて憲法改定を発議できるが、憲法改定には、そのうえで、さらに国民投票で承認を得る必要がある。

憲法を改定するためのハードルは高く設定されているのである。


安倍政権は憲法96条が現状のままであると、憲法の大改定が難しいと考え、96条改定を先行させる考えを示した。

衆参両院の3分の2以上の賛成での発議を、過半数の賛成での発議が可能になるように改定しようというわけだ。

安倍氏は、「国民の過半数が賛成しているのに、議会の3分の1の議員の反対で憲法を改定できないのはおかしい」との詭弁を示す。

そもそも、国民の過半数が憲法改定に賛成しているとの事実は確認されていない。

新聞社が実施する世論調査などは信用の置けるものでなく、質問の文言一つで、調査結果はいかようにも誘導できる。

さらに、議会の過半数が持つ意味が民意の過半数とはかけ離れているという事実も重要であるし、国民投票の取り扱いにも重大な問題がある。

最近の国政選挙では投票率が著しく低く、国会議席過半数が極めて少数の国民の意思しか反映していない現実がある。

また、国民投票では、憲法改定承認の要件が投票総数の過半数となっており、やはり、投票率が低くなると、少数の国民の賛成で憲法改定が承認されてしまうという問題がある。


96条改定は適正でない。

安倍首相は96条改定も容易ではないことを認識して、結局、解釈改憲という短絡的な手法に突き進もうとしている。

直接の標的は、集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更である。

日本国憲法は、

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

と明記しており、集団的自衛権の行使は明確に禁止されていると解釈できる。これが、これまでの政府見解でもある。

これを勝手に変更して、集団的自衛権行使を容認することになれば、憲法など意味を持たぬことになる。

このような蛮行を許してはならない。


 

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コメント
 
01. 2014年4月13日 14:24:59 : Kdaz8FeI4U
小沢さんの集団的自衛権行使も憲法解釈が違うとはいえ反対です。  集団的自衛権行使・賛成してしまったら、解釈は政権が変わるごとに変えられてしまいます。
小沢さんも国民投票18歳に賛成しましたが、このままでは自衛隊に入隊する人がいなくなり、徴兵制にするためでしょう。絶対反対です。 反対しているのは、社民党・共産党だけです。
小沢さんは、消費税増税・特定秘密保護法案・脱原発もぶれっぱなしです。

02. ひでしゃん 2014年4月13日 14:27:37 : dsqbUTCLpgzpY : xJTMMWm4xY
選挙制度の改正が必要です
有権者数の30%弱の得票で70%弱の議席を獲得する小選挙区制は植草氏が指摘されるように民意を反映せず切り捨てる可能性の高い制度である
この制度は国民の声が届かず一部の勢力が独裁化し暴走する危険を内包していることは当初から指摘されていた
この制度改正の時は小沢一郎氏らの意向が強く反映していたのではなかったか?
現在の安倍政権は戦後最悪の節操のない政策をブルドーザーで蹴散らすように推進している
戒める者がいないのか
厚顔無恥の安倍晋三一派だから他人の意見に耳を傾け時には労わるなどという弁えもないのだろう
諸外国からの批判や顰蹙の声も本人たちには馬耳東風か

03. 2014年4月13日 16:53:37 : S20WVpyt4o
>>01
>>02

なんでもかんでも小沢、小沢かよ。

消費税増税・特定秘密保護法案・脱原発すべてはっきり意見を述べている筈だが。

選挙制度も小選挙区のおかげで民主党が政権をとり、社民党・国民新党も連立を組んだんだろ。

むしろ小沢の批判より日本国民の民度を批判しろよ。


04. 2014年4月13日 17:27:08 : Kdaz8FeI4U
03様、小沢さんは鹿児島2区補選、原発再稼働に賛成の民主党支持しています。12・16未来の党・嘉田さんは、再稼働しないと公約しました。
消費税増税も、民主党離党してまで反対していたのに、後になって賛成。
特定秘密保護法案も、阻止しようとしないで、法案成立日に、生活の党がカジノ法案提出して、アベと二人で最高顧問。後になって、あのみっともない、葬式ごっこです。  こんな小沢さんに二度と阿修羅の人達・国民は集結しません。

05. 2014年4月13日 17:45:59 : yp7v0uHiQw
 集団的自衛権を容認するということは、結局アメリカの都合で自衛隊を動かさざるを得ないということなのだろう。
 問題なのは、これに反対している人間の中に、日本のためにではなく実は別の国のために反対している人間が混じっていることか。

06. 2014年4月13日 17:56:35 : YxpFguEt7k
小泉純一郎氏
「憲法を始めとする法令の解釈は、当該法令の規定の文言、趣旨等に即しつつ、立案者の意図や立案の背景となる社会情勢等を考慮し、また、憲法第九条のように議論の積み重ねのあるものについては、全体の整合性を保つことにも留意して、論理的に確定されるべきものであり、政府による憲法の解釈は、このような考え方に基づき、それぞれ論理的な追求の結果として示されてきたものであって、諸情勢の変化とそれから生ずる新たな要請を考慮すべきことは当然であるとしても、なお、前記のような考え方を離れて政府が自由に憲法の解釈を変更することができるという性質のものではないと考えており、仮に、政府において、憲法解釈を便宜的、意図的に変更するようなことをするとすれば、政府の憲法解釈ひいては憲法規範そのものに対する国民の信頼が損なわれかねないと考えられるところである。」
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/163/touh/t163014.htm

政府への信頼が損なわれかけてます。
憲法を変えるなら、キチンとした手続きでなければなりませんな。

植草氏、がんばってください。応援しております。


07. 2014年4月13日 17:57:30 : Xwlemfst1A
04>生活の党は消費税増税に反対だ。賛成なんてしてないぜ。おたくは支持しなくても他に一杯支持する人はいるから、いちいち小沢氏に構うなよ。よっぽど小沢さんが好きなんだな。それに民主が再稼働に賛成してても、まず自民党を倒さなければどうにもならんだろうが。

08. 2014年4月13日 18:03:58 : Xwlemfst1A
05>なんでそんなに憲法違反までしてアメリカの言うことに従わなければならないのか?また反対している人が他国のためということをここで論証してみろ。

09. 2014年4月13日 18:33:50 : Kdaz8FeI4U
07様、小沢さんは、消費税増税に現在は反対していません。民主党・ 結いの党と調節しているのでしょう。段階・順序と踏んでからと言うように変わったようです。
無駄をなくしてからとは、以前のように絶対反対してほしいです。  でも、もう阿修羅の人達は、小沢さんを支持しません。アクセス・拍手、見て下さい。

10. 2014年4月13日 19:11:16 : gY4aj2mkvA
小沢を批判して社民党に走っても政権など取れることなどない。

日本で自民党政権が崩れたのは2回あるがどちらも小沢一郎が主導したもの。それをひっくり返したのは利権の側についていた、検察、マスコミ、自民党。

すこしは大きな構造と見方を自分の頭で考えろ。ほかの者に何が出来る。出来たのか。言うだけなら誰でも出来る。


11. 2014年4月13日 19:22:39 : YxpFguEt7k
山田正彦の炉端政治塾
4月25日(金)孫崎 享先生
5月23日(金)大下英治先生
6月20日(金)
7月18日 (金) 植草一秀先生
8月22日(金)
9月19日(金)宇都宮健児先生
https://www.facebook.com/robatajyuku

第1期の講師陣が決定いたしました!引き続き、塾生、地方塾生、サポーター会員を募集中です。動画配信が受けられるサポーター会員は、応募動機提出不要です。ご応募をお待ちしております。
https://twitter.com/ishikawakumiko/status/454855008190996480

我こそはと思う若者がたくさん現れて欲しいものです。


12. 2014年4月13日 19:52:12 : Kdaz8FeI4U
10様、小沢さんは、消費税増税に反対して民主党離党。 それなのに、消費税増税を撤回して、川内原発再稼働容認して民主党支持!!!  こんなこと阿修羅の人達、認めません。  今までの政治は、終わりです。 どうか福島瑞穂さん、立派なぶれない人達、集めて下さい。 山田正彦さんも、瑞穂さんの応援してください!

13. 2014年4月13日 21:43:44 : FfzzRIbxkp
この問題の主犯者は 安倍晋三だと 憲法学者が指摘しています。

他の物は巻き込まれているだけ。 国民も丸め込まれているだけ。


14. 2014年4月13日 22:48:24 : yp7v0uHiQw
Kdaz8FeI4Uさん。あなたの言っていることはもっともです。Xwlemfst1Aみたいなチンピラに関わらない方がいいですよ。

15. 2014年4月14日 09:39:47 : Fs820IFiwU
安倍総理の周辺の「ネオナチ」や「フアシスト」や「過激民族主義者」のような衛藤。萩生田。籾井、百田、長谷川、桜井「よ」などの言動や主張や著書などを総合すると分かるが、彼らはナチス、ヒツトラーの〈全権委任法」や〈非常大権」を手にして以後のやりかたに学んでいるようにも見える。現憲法の〈平和主義と自由、人権と国民主権と民主主義」体制を安楽死させて。目指すのはタカ派が永遠に偉大であつたと高く評価している戦争に明け暮れた日本軍国主義と国家主義体制への回帰路線をを何なのだ。安倍総理や石破幹事長などが解釈改憲での〈戦争容認」をなぜ急ぐか?。安倍総理が名指しで中国を非難したところを見れば多分旧連合国などへの「戦争準備体制構築」だ。

16. 2014年4月14日 10:16:57 : wJZnV3B0jk
01>04>12>の熱狂的な福島支持か社民党支持か知らないが、消費税の事もカジノの事も秘密法案の事も小沢氏の言った事の中身を本当に理解もしてないくせに、ただ小沢氏は悪い、と言いたいのだろう。貴方の頭の中は小沢=悪で凝り固まった人間。福島さんを賛美しているようだが、福島さんは正しい事を言っている時も多々あるが、小沢事件の時、弁護士として、一切検察や司法を批判しなかった、それこそ共産党と一緒で上辺だけの人間とも言える。

17. 2014年4月14日 16:45:05 : 9L5qHJyxOU
>>04. Kdaz8FeI4U
>12・16未来の党・嘉田さんは、再稼働しないと公約しました。

確か嘉田氏はあの時大飯原発の再稼動に大阪知事が容認したら、即それに続いていち早く大飯原発再稼動に同意ましたよね。
稼動してから「騙されましたー!」とか言ってたけど。
後の祭りだったよね。


18. 2014年4月14日 17:12:12 : 9L5qHJyxOU
>>05 yp7v0uHiQw
>日本のためにではなく実は別の国のために反対している人間が混じっていることか。

何でそんな事を、あんたは知っているの?
んでもって、どれくらい混じっているっての?

ところで集団的自衛権を行使したい人ってのは、アメリカがどこかで又戦争をおっぱじめたら日本の自衛隊をはいち早く地球の裏側へまでも出してアメリカの戦争に馳せ参じさせる事に賛成だって事だよね。

アメリカはこれまでいろいろな国へ出かけて行っては戦争してきたよね。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、ソマリヤ、イラン、イラク、アフガン、パキスタン
まだ有ったっけ?
ベトナムなんて20年もやってなかったかい?
好きだよね〜アメリカって、戦争が。
あなたはこれからはその度に日本はアメリカの戦争に馳せ参じるべきだと思ってるの?



19. 2014年4月14日 17:19:12 : 9L5qHJyxOU
>>12 Kdaz8FeI4U

あんたのような人が自民党を一人勝ちさせたんだよ。
それで今の集団的自衛権行使・憲法の勝手な解釈・消費税増税・原発再稼動・新規原発の容認まで、自民党がこんなに好き勝手に出来るようにさせたてやったのさ。


20. 北の零年 2014年4月15日 04:06:42 : pi7eKAjFENWsU : ZB1sK5Rego

法は、常に明文化されるべきものである。解釈的に処理すると云う致し方は、
何時の場合も何かの胡散臭さを伴う。

いきなりの「改憲論」や「解釈」による改変ではなく、憲法運用の際に、
各憲法条文に修正条項を加え、変更の形跡を明文化した形で残す方法を、
取るべきではないか。教育的にもその方が、教え易く議論もし易い。

憲法解釈を時々の内閣法制局に委ねるなんてのはこの国の主権者国民を、
憲法から遠ざけ、或いは政治家任せの、無責任体制を生み出している。
法の改変は常に世に遍く明文化の形で知らしめられるべきものである。


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