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2014-04-13 07:25:06
せっかく非核保有の12か国外相が東京に集まりながら、懸案の「核兵器禁止条約推進」ひとつ合意できませんでした。会議開催地の日本が極めて消極的だったからです。つまり、日本代表として会議をリードすべき議長の立場にあった岸田文雄外相がブレーキをかけ続け、大きな障害になったのです。
当然、開催地の広島では、失望の声が広がっています。「失望」を通り越して、恥ずかしい。「唯一の被爆国」が、核兵器禁止の動きを阻止するのだから、信じられない事態です。
安倍政権は、核兵器先制不使用宣言にすらブレーキをかけています。「核兵器を先に使うことはない」とアメリカなどが宣言すると、例えば北朝鮮などへの抑止力が著しく弱まるという考えだそうです。
そんな考え方でいるなら、いつまでたっても核のない時代を迎えることはできませんよね。「核兵器廃絶、核兵器禁止」を前進させる運動に率先して取り組むことが、被爆国・日本の役割のはずではないでしょうか。
その意味では、「国際紛争を解決する手段としての無聊区の行使を永久に放棄し、戦力は保持せず、交戦権も放棄する」と宣言した日本国憲法9条は、より燦然とした輝きを放っているかのように感じられます。
ところがいま、「9条」がピンチです。集団的自衛権を行使できるようにしようと、安倍政権が暴走しているからです。私たちの9条は、「アベノボーソーシャ」に轢き殺されそうです。
ひとりの主婦が「9条にノーベル平和賞を」と訴える推薦申請を、ノルウェーのノーベル委員会がこのほど、「受け付けた」そうです。第2次世界大戦後の70年近く、日本は9条の下で、軍隊によって他国の人を殺すことはありませんでした。「平和の国、ニッポン」というブランドが確立してきたのです。9条は、平和賞を受ける資格があります。
神奈川県座間市の鷹巣直美さん(37)は、一主婦ながら、集団的自衛権や改憲が議論される中、何か自分にできることはないかと考え、「今こそ平和憲法の大切さを世界に広めたい」と、思いついたそうです。
その後、ノーベル委員会に7回、「平和憲法に平和賞を授与して下さい」と、メールを送ったけれど、無反応。実は、平和賞を受賞できるのは人物か組織のみで、「憲法」は受賞できないと分かりました。また署名サイトを立ち上げて募ったところ5日間で1500人以上の署名が集まった。
今年の申請は、200数十件もあります。受賞者発表は10月。しかし、鷹巣さんらが発足させた「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は、「何度でも挑戦する」方針で、署名サイト(http://chn.ge/1bNX7Hb)を続けているそうです。
9条が平和賞を受賞できたら、「平和国ニッポン」のブランド価値は上がり、私たちは胸を張れます。オリンピックで優勝する時以上の「誇り」を共有することができます。なにより、安倍首相の好戦姿勢に歯止めかける力が期待できます。
署名を増やしましょう。今年の5月3日の憲法記念日は、さまざまなイベントで例年以上に盛り上げましょう。また、日本で真の民主主義を実現するとは具体的にどういうことか、考えましょう。そして、考えたことを日々の生活の中で実行しましょう。
たとえ、平和賞は受賞できなくても、日々の積み重ねがあれば、平和な国を子どもたち、孫たちに引き継ぐことができます。安倍首相の手を縛ることもできるはずです。
◇憲法9条
1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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