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“全員野球”には程遠い みんなの党・浅尾代表の「泣きどころ」
http://gendai.net/articles/view/news/149437
2014年4月12日 日刊ゲンダイ
お酒はほどほどに/(C)日刊ゲンダイ
8億円借り入れ問題で引責辞任したみんなの党の渡辺喜美前代表の後任に、浅尾慶一郎幹事長(50)が無投票で選ばれた。11日の会見では「全員参加」「全員で改革」「全員で決めた」とやたら「全員」をアピールしていた。まあ、「みんな」の党だから当然だろうが、それでみんなの信頼を回復できるかは、はなはだ疑問だ。
そりゃ確かに、浅尾の経歴は申し分ない。
東大法学部卒。興銀から米スタンフォード大でMBAを取得し、98年の参院選で民主党から出馬し、初当選。09年に離党し、渡辺らとみんなの党を結党、同年の衆院選でくら替え当選を果たした。
祖父は元日本郵船社長で、父も元駐イタリア大使というサラブレッドでもある。
「冷静な語り口が身上といわれますが、裏を返せば、頭が良すぎて、何を考えているのかよく分からない。結いの党の江田憲司代表を、みんなの党の幹事長から追い落として除籍にまで持っていったのは、浅尾さんともいわれます。官僚のように粛々と根回しするタイプで、気づいた時には外堀どころか内堀まで埋まっている。会議が始まる時にはすでに結論が出ていて、浅尾さんが描いたストーリー通りに話が進んでしまうそうです」(みんなの党事情通)
■写真誌にでも撮られたら…
今回のお家騒動でも、「党としてけじめをつける」「いろんな可能性がある」と発信し、渡辺を辞任に追い込んでいる。なかなかの策士だ。どうも“全員野球”には程遠いイメージである。
「自民党の石破茂幹事長が一目置くほどの切れ者ですが、ひとつだけ“弱点”があって、あまりお酒が強くない。普段は物静かなキャリア官僚にもよくいるタイプ。自分を見失うほど酩酊(めいてい)してしまう時があるそうです」(永田町関係者)
党の顔になったら、酒席の醜態も見過ごしてはもらえない。写真誌にでも撮られたら、信頼回復どころじゃないだろう。とりあえず新代表の任期は、渡辺氏の残りの来年9月まで。それまでは断酒した方がいい?
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