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2014年04月12日 「ジャーナリスト同盟」通信
<武器輸出大国目指す危険な安倍・財閥路線>
安倍・国家主義政権は、異様な政策を次々と演出している。そろそろ国民は、事態の深刻さに気付くべきだ。野党もしっかりとそこを追及すべきである。国家主義を否定した日本国憲法の下で、堂々と国家主義政策が進行しているのだから。原発についで、財閥が求める武器輸出大国へと舵を切ってしまった。集団的自衛権の行使も、この国家主義路線と連動している。社会の木鐸を任じる新聞テレビの無責任日本の今を象徴している。
<平和主義放棄の国家主義へ>
安倍内閣は2014年4月1日の閣議で、従来の平和基本路線として機能してきた武器輸出3原則を放棄、代わって防衛装備移転3原則を決定した。原発・核に特化した財閥は、同時に武器弾薬の生産に集中している。それに沿った政策の大転換である。
米産軍体制下で武器生産技術を手に入れた東芝・三菱・日立の原発御三家を筆頭に、武器生産に取り組んできた財閥が、家電関連生産で限界を悟ると、アメリカやロシアに負けまいとして、武器輸出での生き残りを図ろうというのだ。
中国を意識した対応でもある。財閥の野望と安倍・国家主義の野望は一致している。財閥傀儡政府の日本は、事実上、平和主義を放棄しているのである。
<日本は非武装国家>
日本は9条憲法で、侵略戦争の反省と謝罪を世界に示して、国際社会に復帰した。この大事な平和戦略を放棄して、再び国家主義へと舵を切っていることに気付くべきなのだ。
新聞テレビは、このことを国民に報道する責任を負っている。警鐘を鳴らし続ける義務がある。東アジアを軍拡の嵐に巻き込まないために。軍拡は各国経済を確実に悪化させる。社会を疲弊させる。一人武器弾薬メーカーが太るという危険な軍事経済を約束させる。
ソ連崩壊への過程に踏み出す日本でもある。ただでさえ1千数百兆円もの借金大国の日本である。繰り返すが、非武装国家の武器輸出・軍拡路線は、日本国憲法に違反するものである。
憲法をないがしろにする安倍内閣は、ワイマール体制を崩壊させたナチスそのものである。自民党の村上誠一郎の「ナチスの愚を繰り返すな」という切実な叫びは、正に正義の主張である。
<武器輸出3原則放棄の安倍内閣に狂喜する財閥・三菱>
4月10日付の防衛省新聞は、1面トップに「防衛装備移転3原則を閣議決定」と大々的に報じた。そもそも武器輸出3原則による武器禁輸政策は、憲法の平和主義にのっとったもので、三木内閣が打ち出したものである。近隣国の日本軍拡批判に配慮したものだった。そのまともな平和路線を、安倍内閣は大転換したことになる。
日本最大の武器弾薬メーカーの三菱財閥は「平和貢献・国際協調主義に基づくもの」とうそぶくコメントを出した。さらに「防衛装備の海外移転に道を開くもの、日本の国際的プレゼンスの向上、防衛生産・技術基盤の強化につながる」と狂喜するコメントも付け加えていた。「当社として可能な貢献に努める」と豪語する見解まで披歴している。
財閥の窓口である経団連会長の米倉弘昌は「大いに歓迎する」との談話を発表した。武器弾薬メーカーの広報官ともいえる帝京大学の御用学者も「日本の新たな国際貢献」とうそぶいた。
<原発と武器の輸出大国でいいのか>
防衛大臣の小野寺も「武器輸出による日本の平和貢献」と力説した。怪しい人間ほど平和という言葉を好む。後ろめたいのだ。要するに、中国包囲網に武器輸出で「貢献する」と言っているのである。
中国で車や家電を売りさばいて利益を上げてきた財閥は、東京では中国をワル者に仕立てて、武器輸出・原発輸出・改憲軍拡の日本へと改造するという国家主義・財閥の野蛮な戦略を強行しているのである。
日本理解には財閥研究が不可欠だが、悲しいことに隣国では全く認識されていない。無知・無能が事態を悪化する元凶である。己を知ることが大事だが、同時に相手をよく知ることも重要なのである。
<戦争の出来る日本改造の鍵を握る公明党創価学会>
いま日本国民とアジア諸国民は、最大の岐路に立たされている。この鍵を連立政権が握っている。ズバリ言うと、公明党・創価学会である。筆者が太田国交相を批判するゆえんである。山口公明の覚醒を求める理由でもある。
財政を破綻させた自民党政権は、もはや過去の記憶に残るだけである。創価学会の支援のない自民党は弱体政党にすぎない。そのことを創価学会は認識していない。ゆえにズルズルと安倍・国家主義に追従して、戦争の出来る日本改造の事実上の主役を演じている。
このことは、彼らの戦後の宗教活動の全てを全面否定することなのである。それでもいいのか、と問いかける筆者である。公明党が安倍・国家主義を支えている、ここに問題の本質が潜んでいる。
<財閥の意のままの安倍内閣>
ともあれ、安倍・国家主義は財閥の意向を100%反映する政権なのである。財閥は倫理ゼロ、ひたすら暴利を求める。そのためには何でもする。不条理をいとわない悪魔の勢力と決めつけたいほどである。
悪魔に操作されている新聞テレビである。学問の世界にも彼らの意思は届いている。
このことに無関心を装ってきた外国の研究者も、お粗末すぎまいか。
2014年4月12日6時25分記
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