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最後までついてくるのは何人?
渡辺喜美代表の引責辞任で 抗争激化→分裂のみんなの党
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3858
週刊文春 2014年4月17日号
「代表の職を辞することにした」
4月7日、みんなの党の渡辺喜美代表が辞任を表明した。党創設メンバーの浅尾慶一郎幹事長からもけじめを求められた末の引責辞任だった。浅尾氏は「結いの党」との分裂騒動では終始一貫して渡辺氏の側に立った人物。それでも、党関係者は「このまま渡辺氏と同じ船に乗っていては沈没するという危機感が強い。トカゲのしっぽ切りならぬ、アタマ切りで事態を収拾したいのが所属議員たちの本音だった」という。
だが、コトはそう簡単ではなかった。一つは誰が首に鈴をつけるのか、だった。
「創設者である渡辺氏にとってみんなの党は、自分の党。強い影響力を持つまゆみ夫人も辞任に反対していたようです。浅尾氏などの関係者が渡辺氏に電話をかけても、途中からまゆみ夫人に代わってしまい、話を聞いてもらえない。まゆみ夫人を納得させるためには、お気に入りの松田公太参院議員を後継党首にするしかないとの声も出たほどです」(同前)
4日には厳しい党内の声を伝えようとする浅尾氏の面会要請を拒否。同日夜、佐藤正夫衆院議員と和田政宗参院議員が記者会見し、代表辞任論をぶちあげると、渡辺氏が「なんで若手が辞任論なんか言っているんだ」と周辺に不快感を漏らしている。
「最初に辞任論を唱えた最長老の江口克彦参院議員を、渡辺氏の数少ない側近の山内康一衆院議員や松田氏が批判するなど、衆参22名にもかかわらず、党内対立が激化しています」(みんなの党議員)
もう一つの障壁がカネ。大スポンサーと決裂し、誰が党首になっても、資金難は確実だ。そうなれば、まず問題となるのは来春の統一地方選。現在、みんなの党所属の地方議員は約230人いる。「これまでの当選者は既成政党からの鞍替えか、風だけを頼りに当選した新人ばかり。この状況だと来年春はキツイ」(同前)と頭を抱える。
生き残りを模索する議員たちがすがるのが、野党再編だ。ただ分裂の際、批判合戦を繰り広げた結いの党とは、近親憎悪もあって、「結局、それぞれが縁のあるところに移ろうとして、四分五裂してしまうのでは」(自民党関係者)。
かつて金丸信元自民党副総裁は、烏合の衆が離れ離れになってゆくことを「馬糞の川流れ」とたとえた。金丸氏が存命なら、今のみんなの党をどう評するだろうか。
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