http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/893.html
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鳩山氏の気持ちはわかるが、現時点でこのような内容の文章を人民日報に寄稿しても、中学の学級討論会で“みんな仲良く、しっかり勉強ができるクラスにしよう”という優等生的発言と変わらないと苦笑されるだけだろう。
せめて、まずは尖閣諸島をめぐる中国共産党ないし中国政府の政策態度を非難しなければ、日本国民の多くから、媚中政治家としてそっぽを向かれるだろう。
おかしな言い方だが、媚中政治家でありながら、みごとに国民を騙し、日本の国益を守る対中強硬派と思われながら媚中政策を推進している安倍氏を少しは見習ったほうがいい。
靖国神社参拝も、“愛国保守”の鎧を着けてリベラルないし左派的な政策を推し進めるための決定的道具として、安倍政権は中国や韓国さらには米国にもしっかり根回しを行ったうえで参拝したものである。
それは、日本のメディア報道よりも中国や韓国のメディアによる報道のほうが早かったことや中国の反応が冷静で市民のデモを許さなかったことでもわかる。
靖国神社参拝に「失望した」と表明した米国政権も、安倍首相の靖国神社参拝の真意を事前に聞いたうえで容認し、アジアにおける存在意義を高めるため、日本と中国・韓国との対立や確執を利用しながら“偉大なる仲裁者”として振る舞っただけである。
教科書検定という裏口から中国の意向を受け容れた安倍政権は、口先だけ「安倍首相を歓迎しない、指導者達も今後は一切対話しない」と表明した中国共産党と表面的にも徐々に関係を改善していくことになる。
総理大臣を恥ずべきかたちで辞めた安倍氏に再び総理大臣になる芽はなかったのに、中国や米国の要望で総理大臣になったのだから、安倍氏は中国や米国の意を重んじて動くしかない。
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鳩山由紀夫元首相「政治的約束を覆す靖国神社参拝」
2014年04月09日10:51
日本と中国との関係は、昨年末の安倍総理の<靖国神社参拝>をめぐって、中国側が、「安倍首相を歓迎しない、指導者達も今後は一切対話しない」と表明したように、国交正常化以後最悪の政府間関係に陥っている。(文:日本の鳩山由紀夫元首相。人民日報掲載)
私は、<靖国神社問題>については、第二次世界大戦、とりわけ「中国への侵略によって中国国民に多大な災難と損害を与えた責任を痛感し深い反省を表明した」1998年の「日中共同宣言」にてらしていえば、侵略に責任のあるA級戦犯を祀っている神社に、国の総理大臣はじめ、責任ある地位の政治家が参拝することは、わが国が中国と約束した文書を覆すものと受け取られることになる。政府間で交わした約束は必ず守らなければならないと思う。
歴史問題は、現在、日中間の敏感な政治・外交問題となっているが、これを解決するには、私ども先輩の両国の政治家達が知恵を絞って到達した日中関係についての<四つの政治文書>やそれに基づいた首脳間の政治的な合意に、解決の糸口を求めなければならない。四つの政治文書の精神は、「小異を残し大同に就く」ことで両国間の争いを適切に処理して、友好関係を妨げないようにして共通の利益を最大にすることにある。とくに日本の指導者がこの精神に立ち返ることが肝要ではないだろうか。
中国は、今、経済力・軍事力ともに国力を増大させている。この中国と喧嘩して、話合いをしないままで良いのか、それとも隣国である中国の動向をしっかり見定める上で、今すぐ結論が出ない問題は対話を通じて解決しようと努力するほうが良いのか、答えは明らかだ。緊張を高めることはお互いに凍結すべきだと考える。
日中両国は、隣国関係であり、対立すれば互いに傷つき、失うものはあまりにも大きすぎ、交流を深めれば互いの大きな利益となる。今、政府間の対話が断絶している状況にあっては、当面、両国民同士の民間交流を盛んにし、経済交流、環境問題、少子高齢化問題、友好都市間交流、青年交流など明日にでもできることを実行し、民間交流を重ねて、政府間の信頼関係の向上につなげていくことが喫緊の課題だ。
私は、日本、中国、朝鮮半島の将来は、互いの利点を活かして東アジア共同体を形成し、そのうえにアジア共同体へ発展させていく展望を描いている。だから、私は、日中関係の将来に大いなる希望を抱いている。それは、日中両国が互いに相手を必要とし、大切なパートナーとなりうる関係だと信じているからだ。(取材者:劉軍国)
「人民網日本語版」2014年4月9日
http://j.people.com.cn/94474/8592790.html
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