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「田中真紀子が危篤」 4月バカの永田町を駆け巡った怪情報
http://gendai.net/articles/view/geino/149145
2014年4月2日 日刊ゲンダイ
ピンピンなのになぜ…/(C)日刊ゲンダイ
「田中真紀子が倒れ、病院に緊急入院している」
1日午前、田中真紀子(70)が緊急入院したという情報が永田町を駆け巡った。
病名は脳梗塞。入院先は千代田区の東京逓信病院という具体的な内容である。しかも、「脳梗塞」「逓信病院」といえば、父の角栄が85年に倒れた時の状況と一緒。偶然の一致だろうが、一時は政府筋も情報の確認に追われる事態となった。
「29年前、真紀子は父の角栄が逓信病院に入院すると、〈あんな公務員の病院じゃ、父の病状が漏れるでしょ〉と無理やり退院させています。その際、病院側と治療方針を巡って犬猿の仲になった。今回、その真紀子が逓信病院に担ぎ込まれたというので、〈本人の意思ではないはず〉〈意識がないほどの重症なのだろう〉という観測まで流れました」(政治評論家・有馬晴海氏)
■玄人筋うならせたディテール
ところが、日刊ゲンダイ本紙が確認に走ると、すぐに“誤報”と判明した。
真紀子は1日午前、夫の田中直紀(73)と一緒にファミリー企業である越後交通の入社式に出席し、祝辞を述べていたのだ。
「グループ会社を含む約30人の新入社員を前に挨拶してもらいました。体調に変わった様子はありません。いつもの真紀子節? そうでしたよ」(越後交通・総務部)
新潟県長岡市の地元事務所では、女性秘書が「え〜、どこからそんな話が出たんですか」と大笑い。一応、田中直紀事務所にも連絡したが、同じ反応だった。
「最近、彼女の消息が聞こえず、メディア関係者の間でも〈どうなっているのだろう?〉といった話が出ていた矢先。何らかの意図を持ったニセ情報だと納得していない人もいます。引退説もある彼女が、地元で地道な選挙活動をしているとなれば、やはり対立陣営には脅威ですしね。話の筋書きも、玄人筋でしか思い浮かばないほどディテールがはっきりしている。単なるエープリルフールの冗談なのでしょうか」(有馬晴海氏=前出)
すっかり“過去”の人となった真紀子。久しぶりの話題が“生存情報”というのは、今の彼女の現実を象徴している。
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