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2014年04月01日 「ジャーナリスト同盟」通信
<飯塚事件と麻生内閣>
無知を誇りに思っているジャーナリストが、多少気になって麻生太郎のことをネットで調べると、なんと彼は福岡県飯塚市生まれである。俄然、話題になっている飯塚事件の再審裁判を知ったのは、新聞テレビが報じ始めた数日前である。その少し前に袴田事件の再審決定という、勇気ある裁判官の判断が国民を感動させた。警察・検察の事件捜査において、証拠のねつ造・でっち上げがあったことも認定する画期的な判断だ。飯塚事件の死刑囚は、麻生内閣で急ぎ死刑が執行されていた。
<急いだ死刑執行>
久間死刑囚は一貫して無実を主張していた。こんな場合、法務省も法務大臣も死刑執行をためらう。冤罪の可能性が限りなく高いからだ。
この事件も袴田事件のような疑念が生じていた。死刑が執行されても、遺族が再審請求をするという異例の事件である。なぜ急ぎ執行したのか?麻生内閣が強行したことに何やら不気味さを感じないわけではない。
麻生は、この事件について知っているのであろう。死刑執行を急がせた理由を関係者は知りたいだろう。冤罪だとすると、麻生内閣は殺人罪に問われかねない。
<福岡地裁はヒラメ判事>
そうであればこそ、福岡地裁が袴田事件のように再審決定をすれば、政権基盤を揺るがしかねない。ここは何としても再審NOの決定が求められる。担当裁判官は、こうした政治的事情に配慮した可能性が高い。
静岡地裁判事は、天下に名をとどろかす判断をしたが、福岡地裁の判事は、その逆の選択をしたことになる。最高裁・政府の意向を体した判断をした担当判事は、極め付きのヒラメ判事ということになる。
ヒラメという魚を知らない日本人は多い。筆者も知って日が浅い。海底にじっとしていて、目だけをぎょろぎょろさせて上の様子を探っている、そんな習性のある魚というのだ。
ヒラメは判事に限らない。役人の多くがそうだろう。最近は新聞記者の多くもヒラメになってしまった。安倍内閣が存続する本当の理由である。
<神道政治連盟国会議員懇談会>
インターネットを駆使する能力が著しく低い筆者が、ウィキペディアで注目したデータは、神道政治連盟国会議員懇談会という組織だった。この名称に初めて出食わした。
明治の神道国教化政策で、地域・家庭・企業・軍事施設その他あらゆるところに設置・建設された神社は、敗戦で政教分離原則によって神道という1宗教法人に格下げされた。
これの総まとめ組織として神社本庁が設立、神道政治連盟という政治部門を発足させた。この存在は自民党派閥政治を取材していたころ知っていたが、議員懇談会のことは初耳である。
衆参の国会議員のおよそ300人弱がメンバーになっている。ここがいうなれば、自民党極右集団を形成していると見ていいだろう。彼らが安倍路線を支持しているのである。憲法9条を改悪して軍国主義の日本にする、そのバネとしての靖国参拝である。
平和を愛する日本人にとって不気味な存在と映る。この組織で、現役の森首相が「日本は天皇中心の神の国である」と途方もない発言をしたこともわかっている。
日本の国家主義は岸信介、もう一つが中曽根康弘の系譜があるが、森や安倍は岸の流れである。中曽根よりも、より神秘的・国粋主義といっていい。安倍が国際社会の反発を振り切って、靖国参拝を強行した理由なのだ。
<安倍会長・麻生名誉顧問>
横道にはいったついでに言うと、この極右団体の会長が安倍で、名誉顧問が麻生という。年齢からして当然だが、麻生が先輩ということになる。
ちなみに麻生は学習院大学で学んでいる。皇室との関係は深く、親類関係にもある。森のいう「天皇中心の神の国」の信仰に安倍と共にかぶれてしまっている。
安倍を神道過激派と称しているが、森も麻生も同じなのだ。彼らはロシア接近に意欲を示し、これがホワイトハウスをいら立たせている。
<国際司法裁判所で排除された靖国の日本>
3月31日のオランダ・ハーグの国際司法裁判所で日本の調査捕鯨にNOという判決が出た。12対4の圧倒的な差で日本はオーストラリアの訴えに敗北した。
靖国参拝で嫌われる日本を象徴している。福岡地裁で勝利しても、世界では通用しない日本の国家主義なのである。これを無関係といえるだろうか。
<神風は吹かない>
4月1日である。8%消費税が庶民の食卓に襲いかかる。政治屋・役人の高給はそのままである。行革ゼロで莫大な借金予算を成立させた。日本の国債は危うくなるばかりだ。円は羽をはやして軽くなる。
事情通が品川区の市民活動の成果をメールしてくれた。覚醒する日本は到来するだろうか。神風が吹くことはない。白装束の神主(かんぬし)が祝詞(のりと)を口ずさみ、榊(さかき)を振ってお祓(はら)いをしても永遠に。国や社会の運命は、そこの市民意識の高まりに関係している。
2014年4月1日8時10分記
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