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2014年3月31日
今日で2013年度が終わる。
明日から2014年度入りだ。
消費税率が5%から8%に引き上げられる。
日本の消費税率は低いというが、国税収入に占める消費税=付加価値税の比率は2009年度には25%を上回った。
重税国家=福祉国家と言われる北欧並みの水準である。
日本の場合、生活必需品に対する非課税措置、軽減税率も適用されていない。
すべての国民が消費のたびごとに税金を払わされる。
実際に納税義務が課せられるのは課税事業者だが、零細な業者で、消費税増税分を価格に転嫁できない者は、自腹を切って消費税を納税することを強要される。
そのような余裕のない零細事業者は倒産に追い込まれる。
経済苦自死が急増することになるだろう。
高齢化が進む日本で、社会保障制度を充実するためにどうしても財源が必要だというなら、多くの国民は負担の増加を受け入れるだろう。
非常に理解力の高い、協力的な国民である。
しかし、無条件で国民負担を容認するわけではない。
まずは政府の無駄を切ること。そして、現在の財政支出のなかに含まれる無駄な支出を根絶すること。
これが国民負担増加の前提条件である。
この条件も満たされずに、国民負担の増加を受け入れるわけにはいかない。
今回の増税の法律が制定されたのは2012年8月のことだ。
増税の法制化を強行したのは悪名高い野田佳彦政権である。
いまでは、そんな首相が存在したことを覚えている人もほとんどいなくなったのではないかと思われるが、この野田佳彦氏というのは、日本政治史上に名を残すペテン師宰相の一人だった。
2009年8月30日の総選挙で、民主党が政権を樹立した。
政権樹立の立役者は小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
鳩山由紀夫政権は消費税増税を封印した。
「消費税増税の前にやるべきことがある」
これを訴えたのが鳩山由紀夫政権である。
この最重要の政権公約を分かりやすく、声を大にして訴えたのが野田佳彦という名の国会議員だった。
2009年8月15日に大阪街頭で行った消費税増税糾弾の演説は、
「シロアリ演説」
として、広く世に知られることになった。
2009年8月総選挙に向けて民主党の野田佳彦氏や岡田克也氏がどのような公約を示していたのか。
動画による記録が残されている。
1.2009年7月14日野田佳彦氏衆院本会議討論演説
2.2009年8月15日野田佳彦氏街頭演説
http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo
3.2009年8月11日岡田克也氏街頭演説
http://nicoviewer.net/sm13731857
野田佳彦氏は次のように述べた。
消費税の増税が実施されるにあたり、野田佳彦氏の2009年8月15日演説を改めて確認しておこう。
マニフェスト、イギリスで始まりました。
ルールがあるんです。
書いてあることは命懸けで実行する。
書いてないことはやらないんです。
それがルールです。
書いてないことを平気でやる。
これっておかしいと思いませんか。
書いてあったことは四年間何にもやらないで、
書いてないことは平気でやる。
それは、マニフェストを語る資格はないというふうに、
ぜひ、みなさん、
思っていただきたいと思います。
その一丁目一番地
税金の無駄使いは許さないということです。
天下りを許さないわたりを許さない。
それを徹底してゆきたいと思います。
消費税1%分は二兆五千億円です。
十二兆六千億円ということは、
消費税5%ということです。
消費税5%分の皆さんの税金に、
天下り法人がぶら下がっている。
シロアリがたかっているんです。
それなのに、シロアリを退治しないで、
今度は消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が二十兆円になるなら、
また、シロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、
そこなんです。
シロアリを退治して、
天下り法人をなくして、
天下りをなくす。
そこから始めなければ、
消費税を引き上げる話は
おかしいんです。
徹底して税金の無駄使いをなくしていく。
それが民主党の考え方であります。
主権者国民は、4月以降、徹底的に消費を絞り込んで、消費税増税の支払いに抵抗するべきである。
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