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本澤二郎の「日本の風景」(1583) <ナショナリストと日本衰弱死> <非を認めない自己主張>
http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/570.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 3 月 31 日 13:14:53: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52066168.html
2014年03月31日 「ジャーナリスト同盟」通信

<ナショナリストと日本衰弱死>

 日本の国家主義・ナショナリズムは、明治に確立したものであろう。富国強兵・殖産興業である。この時期に財閥も誕生した。安倍路線はこれにしがみついている。アベノミクスという円札刷りで、武器輸出・原発輸出、そのための集団的自衛権の行使・派兵へと突き進むという。安倍の言う「強い国」だ。19世紀・20世紀の価値観である。暴利に励む財閥の意志でもある。地球を戦場にする論理だから、周辺国は身構えることになる。いいことは何もない。愚者の利権政治である。

<非を認めない自己主張>

 ナショナリストは、自己主張に長けている。「国益」という衣で、あたかもそれが正当であるかのように装うのだ。始末の悪い特殊な観念の持ち主でもある。
 安倍と野党の国会での論戦を少しだけ覗けば、すぐに理解できるだろう。普段、自分で考えていることを口にするだけだ。持論・自説で押し切ってしまう。相手の主張に一切耳を貸さない。
 それが民意に反していようが、国際社会の常識に反していようが、本人は全く意に介さない。史実に忠実ではない。信じる皇国史観で押し切る。最悪の場面になると、あっさりと「河野談話を見直す考えはない」と口先で述べる。むろん、本心ではない。
 側近はよく分かっているから、側面から「見直すこともある」と反撃することを忘れない。靖国問題になると、彼の信念は強い。彼にとって、それは唯一の信仰だからである。戦争神社こそが「強い日本」の復活を意味するからであろう。ナショナリストと神社信仰は一体である。

<寛容ゼロ>

 ナショナリストの致命的欠陥は、相手に対して寛容でないという点である。靖国参拝がどういうことか、それによる影響はどうなのか。相手の抗議には「説明すれば分かってくれる」と平然と押し切る。
 隣国からの抗議に対して、自分はいつでも扉を開いているというばかりだ。相手にとって、こうした対応ほど屈辱的なのだが、そんなことは知ったことではない。それが安倍のナショナリスト方式である。
 寛容は外交の基本である。そうでないと真の友好・友情も生まれない。利害でしか行動しないプーチンとの関係は、まさに利害・利権が先行している。「シベリア開発を日本の技術と資金で」がプーチンの本心である。
 安倍にとっては、そうすれば北方領土が返還される、と国民に感じさせさえすればいい。実際に4島返還されるかどうかは問題ではない。むろん、4島返還はないだろう。
 同じく拉致被害者に対しても、真実の解決は二の次である。外交的に利用しているにすぎない。そのための応援資金を被害者にこっそりと配り、それでもって巧妙に踊らせて、北朝鮮を利用しているにすぎない。
 本気であれば、自ら平壌に乗り込んで、直談判すればいい。しかし、口先だけで行動しない。寛容さゼロは国民に対しても、である。

<あらゆる手段で対抗・挑発>

 対立する関係者に対しては、あらゆる手段で対抗する。挑発もする。こうした対応をホワイトハウスは嘆いている。
 中国と韓国との対立は、アメリカの東アジアの戦略をぶち壊す危険性があるからである。ロシアとの新たな冷戦構造、同時にイスラエルの扱い、イランの核問題など、世界の警察官の仕事は相変わらず多い。
 そんな中での東アジアの混乱は、もはやアメリカとて手に負えなくなる。東京のナショナリスト政権は、潜在的な世界最大の脅威なのである。それは「核武装する日本」が現実味を帯びてきているからだ。そのための集団的自衛権の行使が、その1歩なのである。
 なんとしても、ここに風穴を開けたい。其れに向かってナベツネ配下の極右御用学者に「蟻の一穴」を求めている。

<妥協知らずの国粋主義者>

 寛容知らずの安倍晋三は妥協するという観念がないか、著しく乏しい。靖国参拝は、中国や韓国の反対どころか、アメリカの説得さえも振り切っての行動だった。
 ワシントンが衝撃を受けて反発すると、それに側近が次々と反撃した。ホワイトハウスは戦後の日本ナショナリストに初めて遭遇して、目下、戸惑いを見せている。第二次世界大戦を「自衛のための戦争だった」と信じ込む日本ナショナリストの存在に、世界は改めて驚愕している。

 筆者も東郷元外交官が雑誌「月刊日本」で指摘するまで、これほどひどいとは思ってもみなかった。すなわち安倍は戦後体制を否定していたのだ。中曽根康弘どころか、その上をゆく、正に国粋主義者そのものだった。それゆえの靖国参拝、集団的自衛権行使、憲法改悪政策なのだった。
 安倍の靖国参拝と小泉純一郎のそれとは違うのかもしれない。安倍を神道過激派と称する理由である。祝詞(のりと)とお祓いという、神がかりの祭政一致の日本へと追い込む作戦なのか。神棚信仰・神社祭礼に狂奔する愚民相手ならば、それも可能と思っているのだろうか。

<民意反映せず、民意操作>

 国家主義は、民意を軽視する。国家の危機を利用して、いつでも国民を危機にさらす覚悟をもっている。国民が反発すれば、危機を煽ればいい。新聞テレビを配下にすることで、民意を操作するのである。
 尖閣問題は、日本人の精神を狂わせる格好の材料なのである。彼にとって、従って尖閣に火を付けた石原慎太郎は、小沢一郎とは違う。徳洲会事件にからむ石原のピンチを救った理由だと、旧安倍派のベテラン秘書は分析している。
 円刷りで株屋を踊らせるアベノミクスも8%消費税によって、ギャンブル経済でしかないことが露呈する。不況の深化である。どうするか?危うい事件・事故の多発が表面化するのかもしれない。

<過去を引きずる厄介者の黒幕は財閥>

 「自分が憲法改正をする」「集団的自衛権行使を閣議決定する」「安全原発を海外に売る」「武器輸出3原則を見直す閣議決定をする」という安倍個人の思いを実現しようとして、そのために同じナショナリストらで編成した政権であることが、いまやはっきりとしている。
 過去を正当化する国粋主義者の日本政府を強力に支援する財閥、それゆえに新聞テレビからリベラリストを排除、極右報道にNHKを先頭に走らせている今の日本なのである。安倍支援の黒幕に目を向けよ、である。

 財閥にメスを入れないと、日本は本当に衰弱死するかもしれない。

2014年3月31日8時10分記

 

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コメント
 
01. 2014年3月31日 18:06:42 : oa67r1lc1U
「財閥にメスを入れないと、日本は本当に衰弱死するかもしれない。」ということも、一つの真実として見破れば、生活保護受給者に対するとんでもない誓約書というのを、外交カードに利用するならば、まんまと騙されたふりをして、沖縄県が、この誓約書を中国や韓国、ベトナムに差し出し、安倍自民党をはじめとする国粋主義者共を、生活保護不正受給者に置き換えて、中国が、まんまと騙されたふりをして、これを日本国に対して、韓国、ベトナム、ロシアなどと共に、突きつけて、幾らでも日本国を馬鹿にしてコケにしていただくための、「逆転の罠」として利用させてあげるというのは如何でしょうか。
中国にしてみれば、アメリカを生活保護不正受給者に置き換えれば、まんまと騙されたふりをして、日本国を国連安全保障理事会にて制裁決議を発動させるという「逆転の罠」として、差し出すことで、今度は、アメリカが、この誓約書を利用するならば、この財閥をはじめ、核武装をしてでも原発にしがみつこうとして、悪あがきをしている原発推進利権共同体そのものを、フードスタンプ不正受給者に置き換えて、まんまと騙されたふりをして、核武装計画書を差し出させて、脱原発に向かうことで、幾らでも自らの罪を認め、勝手にくたばって下さい、ということで、幾らでも日本国を馬鹿にしてコケにして、この核武装計画書により、戦前の日本が仕出かした悪事に関する全ての罪を立証させ、国連の安全保障理事会にて、中国、韓国、ロシア、ベトナムをはじめ、ウクライナやトルコ、サウジアラビア、ドイツやフランスをはじめとするEU全体、カナダや、オーストラリア、チリ、ブラジル、アルゼンチンをはじめ、全人類と共に、制裁決議を発動させ、日本国を幾らでも厳しく断罪し、天皇制官僚機構を頂点とする全体主義と分極化した利己主義だけの運命共同体そのものを、天皇制と根本的に断絶した上で、幾らでも叩き潰し、粉々に崩壊させ、この中にしがみついて、何かと邪魔をしてくるだけの財閥ならびに国粋主義者どもこそ、全人類の大敵に過ぎない存在でしかないという真実を見破って、幾らでも叩き潰し、物凄い苦しみを味わい、幾らでも無念の怒りを勝手にぶつけさせ、こうした仲間連中だけで、恨みを分かち合い、憎しみを分かち合い、深い悲しみを分かち合いながら、幾らでも涙を流しながら、勝手にくたばって下さい」ということで、誇りを持って、そっと静かに突き放して、無視をして、邪魔されないように、そっと静かに離れて行くことで、靖国神社に対しては、まんまと騙されたふりをして、「世界中からは、幾らでも冒涜されようが、一切関係なく、天皇陛下と共に、そっと静かに暖かく見守ってあげながらも、大切に存続だけはさせてあげますので、どうぞこれに対しては、誇りを持って幾らでも涙を流しながらも深く感謝をして応えてくだされば、これだけで十分ですので、どうぞ心安らかに、深い悲しみを分かち合いながら、泣き寝入りをして、無念の怒りも恨みも憎しみも、妬みも全てを忘れて、勝手にくたばって、幾らでもひっそりと勝手にくたばって下さいます様、どうぞよろしくお願い申し上げます」と誇りを持って応えてあげることで、戦前の日本だけを、そっと静かに葬り捨て、経済力も軍事力も全てを喪失させ、こうした金と権力の亡者が手にした冨を、全てを根こそぎ、これまでの代償として、誇りを持って奪い、身ぐるみ剥がして、そっと静かに没落させてしまうことで、これを、弱者に全てを還元させ、最低賃金の底上げに繋げて行くことで、貧富の格差こそ、一定の範囲ないに縮小均衡させ、共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らして行くという尊い志と共に、憲法9条にノーベル平和賞のお墨付きを賜り、これを全人類からのご褒美として、天皇陛下に授けて頂くことで、全人類に対して、良いお手本として、誇りを持って示してあげることで、幾らでもひっそりと没落をさせて、名誉ある孤立化をして、これを乗り越え、成熟した大人の国として生まれ変わって行くことで、日本はもう、先進国でもなければ途上国でもない新興中間国の地位として、心豊かで尊い社会福祉国家という平和孤児として、ただひっそりと存続して行く道を選択して、日本の運命を大きく変えていくことこそ、何より大切なことでは無いでしょうか。

02. 一市井 2014年4月23日 15:49:40 : dZ0I0/IOqh0qY : HOxOH5Ak4w
自称•公正中立を旨とすべきジャーナリスト、しかし意見が多少でも異なる立場の者から見ると、自分が定義した見方のみが正義かのようにまくし立てる威圧感たっぷりの政治活動家である筆者に問いたい。

いつもいつも他者を断定口調で断罪しているあなたに、あなたの非同調者に対する妥協や寛容はあるのか。自分は巨悪やと戦っている一市民だからある程度やむなしなどと自己免罪するのなら、報道者や学者の看板は降ろし、堂々と無産の運動一本で苛烈に生きたらどうか。


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