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アベノミクス弊害で建設遅れ 世田谷3保育園の大メーワク
http://gendai.net/articles/view/life/149063
2014年3月29日 日刊ゲンダイ
保坂展人世田谷区長/(C)日刊ゲンダイ
入札不調や工期延長、工事費高騰といったアベノミクスの弊害は、東京五輪向けのインフラ整備が前倒しとなった都内にも広がっている。全国最多の待機児童を抱える世田谷区では、4月に開園予定だった3つの保育園が、夏までの延期を余儀なくされた。保坂展人区長(元社民党衆院議員)はこう話す。
「区で土地を用意して社会福祉法人につくってもらう計画が3カ所で進んでいたのですが、昨年10月ごろ、<当初の工事期間内に出来ません>という連絡が入った。放置すれば4月開園を予定していた利用者が困ってしまうので、区の補正予算でプレハブの仮設園舎を造ることになりました。これでゼロ歳児を除く180人がしのげます」
■五輪インフラの整備前から混乱
原因は、震災復興や国土強靭化、景気対策で公共事業が急増し、資材高騰と人手不足を招いたことにある。保坂区長は、東京五輪への影響も懸念した。
「世田谷区の保育園の場合は、トラックや建設機材が確保できないため、全体の工事が遅れてしまいました。東京五輪のインフラ整備が本格化していない今でさえこれですから、大変な事態を招くのは目に見えています。しかも、被災地の業者は<東京の方が稼げるぞ><働くなら東京で>と言っているようです。国は早急に手を打つべき。東京五輪招致委員会は<被災地復興のためにも東京五輪を>と訴えてきましたが、復興を妨げることになってはならないと思っています」
諸悪の根源は「人からコンクリートへ」と先祖返りした安倍政権。エコノミストは「緊急性や必要性が低い公共事業は、先送りや縮小で需給バランスを取るべき」と指摘するが、安倍首相は公共事業の全体量を抑制する気配すらない。このままでは被災地復興が遅れるだけでなく、都市部の児童や高齢者向け施設の整備にも悪影響が出る。安倍首相は、経済の基本をもう少し勉強した方がいい。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
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