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2014年03月29日 「ジャーナリスト同盟」通信
<荒唐無稽の集団的自衛権>
米軍にミサイルを発射する軍隊が、どこかに存在するだろうか。どんなに憶測をたくましくしても、それはない。日本海の米海軍の艦船、たとえば空母やそれを護衛するイージス艦を北朝鮮のミサイルが攻撃する?マンガの世界であれば、作家次第で脚色出来るが、現実にありえない。安倍は「ある」と繰り返し、わめいている。あり得ない空想を披歴して、その場合、自衛隊が助けるのだ、と何度も議会で叫んでいる。安倍の言う集団的自衛権の行使は「荒唐無稽」である。断言したい。
<超軍事大国を自衛隊が支援?>
海に浮かぶ空母が1隻で海遊することはない。護衛するイージス艦は、敵対するミサイルの状況など、衛星を利用して瞬時に掌握している。相手の発射する以前に行動を察知、反対に敵基地をミサイル攻撃する。四方からの敵の電波を掌握、直ちに空母の攻撃機を出撃させることもできる。
イージスから発射する電波は強烈で、これに当たると海鳥はたちどころに死んでしまう。安倍は、自衛隊がイージスや空母を守る、そのための集団的自衛権だと強弁する。
こうした荒唐無稽の発言を公明党の閣僚は「よく理解出来る」と同調して、中国や韓国のジャーナリストを驚愕させている。超大型予算のスピード決着同様に、この憲法違反も自公で強行する、と隣国では一段と神経をとがらせている。
安倍・国家主義に同調する公明党の大変身に平和国民もまた、試練に立たされている。同党はこれまでの党史の全てを投げ捨てて、右翼政党化していることも、内外の研究者から注意深く観察されている。国際社会での宗教活動を放棄するような政治を、いま推進する狙いについても注目を集めている。
安倍は神道過激派そのものだが、太田は創価過激派なのか。
<米国を軍事的挑発する国はゼロ>
核を保有する者同士の国家レベルの戦争はない。核廃絶はオバマに限らない。人類の総意である。あるとすれば、一部過激派の暴走、テロである。
テロリストにとって、威力のある武器は興味の対象であろう。映画の世界に限らないだろう。しかし、理性が支配する国レベルでは、核戦争に突入することはない。大声を張り上げても具体化しない。
一部の狂人・テロリストへの監視は、各国とも重要である。日本は54基の原発でプルトニウムを手にしたが、このうちの一つにミサイルを撃ち込まれると、それでおしまいだ。
戦争の出来ない日本である。核兵器で武装したいと思い詰める安倍や石原、中曽根の野望が実現することはない。彼らの言動は、それこそ盗聴の対象であり続けるだろう。暗号を用いての対話も、秘密にすることなど不可能である。
米軍にミサイル攻撃、それに対抗できないで屈する米軍を自衛隊が助ける?などというマンガでも、なかなか描けないだろう。夢の世界のことである。
近い将来、米国に軍事的挑発する国はゼロである。安倍の荒唐無稽な議論に騙される日本人はそう多くはない。
<ワシントンにとって謎>
「戦争を放棄した9条憲法の日本が、米軍を守る?一体、それは何のことか」というのが、多くのアメリカ人の感想に違いない。
米国の軍人にとって興味があるとすれば、たとえばイラク戦争やアフガン戦争時に、自衛隊を先頭に立て、米国の若者の代わりに日本の若者に血を流してもらう、ということくらいだろう。
ワシントンの好戦派の期待なのであろうが、これは安倍のいう、日本海の米海軍に北朝鮮ミサイルが飛来、さんざんな目に遭っている米軍を、自衛隊が助ける?というのとは、全く違う。
こんなことだと、ほとんどの自衛隊員は現場を離反するだろう。どんな口実を用いようが、米軍の戦争の多くは大義のない戦争だから、そこに駆り出される自衛隊はたまったものではない。
米軍を自衛隊が守るというトリックにワシントンは仰天するばかりだろう。
<それでも、軍国主義への改憲野望>
別に智恵を働かせる必要など無い。強い経済は、強い国、軍国主義日本の復活、そこには日本帝国への郷愁がある。
そのための靖国参拝でもある。国家神道への回帰なのだ。家々の神棚と地域の神社、そして伊勢神宮・出雲大社・明治神宮・靖国神社の政教一致体制という途方もない野望なのである。これぞ天皇制国家主義である。
強い科学技術と、戦う神道精神文化、そのための歴史教育・皇国史観という一連の流れに気付いている国民も多いに違いない。
<財閥の野望に注目する世界>
問題は、そうした復古的な天皇制国家主義のエンジン役が財閥、過去を反省できない財閥の存在である。これに誰ひとり関心を抱かない日本人、外国の研究者である。
政界と官界を操る日本の権力の源泉である。これに議会・司法・言論も無力なのだ。日本の1%にワシントンは気付いているはずだ。どこの国も民主を装いながら、その実、1%に屈している。中国にも台頭してきている。
中国の1%はまだ幼い。今なら人民の前にひれ伏せるだろう。ワシントンの1%と日本の1%の攻防も表面化するに違いない。
武器弾薬・原発輸出へと方向転換した財閥、その先には日本核武装への野望がチラつき始めている。安倍内閣はその先導役を担っている、とあえて断言したい。
筆者が北京での三井・三菱の強制連行・強制労働が、初めて法廷の裁きを受けることに、重大な関心を寄せる理由である。日本で裁きを受けることのない日本財閥が、韓国と中国で受けることになった。
これとてもブーメラン現象である。車や白物家電を売る一方で、安倍・国家主義政権を支援する財閥、そのことで隣国と国際社会に軋轢・波紋を広げている。安倍が信頼するたったひとりのプーチンは、クリミヤ騒動で国際社会の孤児になってしまっている。
財閥の力で新聞テレビを抑え込んでいる安倍内閣だが、国際社会ではプーチン同様に四面楚歌の状況にある。そこでの荒唐無稽の集団的自衛権で、ワシントンの一角を切り崩そうとしている。
うまくいくわけがない。4月からの消費税大不況さえも耐えられないだろう。理研の細胞新発見も崩壊、拉致問題のカラクリも表面化、安倍人気とり政策は次々と破綻している。
昨夜は元アジ研のS研究員、元徳間書店のM編集者と日本記者クラブで食事した。日比谷公園の桜など興味がなかった。東京タイムズや徳間康快の思い出も話題になった。彼の生涯の秘書・大城女史が健在という報告を受けて、とても懐かしく思った。
Mさんは分厚い本2冊をくれた。「大いなる秘密 爬虫類人」(三交社)。すごい本らしい。筆者は「平成の妖怪 大勲位・中曽根康弘」(健友館)と「財界にっぽん」5月号を、2000円で買ってもらった。彼は慶応で小沢一郎と小泉純一郎と同期生だから、彼らのことをよく知っていた。
2014年3月29日7時55分記
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