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「裏金8億円疑惑」 みんな渡辺代表“逃げ切り”の可能性
http://gendai.net/articles/view/news/149043
2014年3月28日 日刊ゲンダイ
のらりくらり/(C)日刊ゲンダイ
反省の色はみじんも感じられなかった。化粧品会社DHCの吉田嘉明会長(73)から計8億円を借りた問題で、みんなの党の渡辺喜美代表(62)が27日、会見を開いた。
「個人として借りた」「裏金ではない」「贈与ではない」と強調し、「(例えば)酉の市で大きい熊手を買った」と言ってのけたが、そりゃないだろう。こんな男は断罪されなきゃウソだが、この国の法律は政治家には優しいようで――。
■「熊手を買った」
とにかく渡辺代表が記者団をア然とさせたのは、借入金の使途の釈明だ。選挙や政治活動ではなく「生きてゆく上で必要なモロモロに使った」とウヤムヤに答えていたが、記者から「モロモロとは?」と突っ込まれると、「酉の市の熊手」なんて説明したのだ。熊手なんて高くてもせいぜい10万円前後。政治家が8億円もの資金を借りる理由として挙げるには、あまりにフザケた話だ。
選挙前に借用書も作らず大金を借り、政治資金収支報告書などへの記載もない。外形的には、「近く略式起訴」と報じられた猪瀬直樹前都知事の5000万円裏金疑惑と構図は同じ。渡辺代表は「(猪瀬と違って)銀行口座への振り込みで裏金ではない」と主張したが、だから何だというのか。
「『略式起訴』と報じられた猪瀬氏のケースは、仮に選挙に使っていなくとも、渡した側が『選挙のために渡した』と認識していれば、『選挙資金』と見なされ、公選法違反に問われることを意味します。渡辺代表は猪瀬氏よりも金額が大きいだけに悪質です。そもそも8億円は個人的に使い切れる金額ではありません。よほど表に出せない使い方をしたのかと疑われても仕方ありません」(政治資金オンブズマン共同代表で、神戸学院大教授の上脇博之氏)
■識者は「立件困難」
ただ、渡辺代表の立件にはかなり高いハードルが存在するのも事実だ。元検事で関西大特任教授の郷原信郎弁護士はこう言う。
「一番の問題は、今回の資金のやりとりが、どの政治団体、政党の政治資金収支報告書に記載すべきなのか、という判断です。吉田会長の資金提供は渡辺代表の個人口座に振り込まれていたとはいえ、趣旨は『みんなの党』の選挙資金に充てる目的だったように見えます。その場合、みんなの党の政治資金収支報告書の虚偽記載となる。一方、政治資金規正法は、個人献金は政治団体を通した場合にのみ許されています。今回のケースで、渡辺代表個人への寄付なら、政治家個人に対する違法な寄付行為となり、吉田会長が罰則の適用を受けかねません。また、吉田会長本人は『カネを貸した』と言っており、そもそも『寄付』という認識がない。現時点の報道を見る限り、政治的、道義的責任は別として、渡辺代表を立件するのは困難だと思います」
8億円もの大金を裏金にしながら、バレてもおとがめナシとは、この国に正義はあるのか。
◇
8億円貸し付け、みんな・渡辺代表「個人として借りた」 :TBS
http://news.tbs.co.jp/20140327/newseye/tbs_newseye2158839.html
みんなの党の渡辺代表が、大手化粧品販売会社の会長から8億円の貸し付けを受けていたと報じられたことについて会見しました。渡辺氏は、借り入れの事実は認めた上で、「個人的な借り入れで選挙の費用ではない」と強調しました。
「吉田会長からお借りしたお金は、純粋に個人として借りたものでございます。使い道は私の判断で決めてまいりました」(みんなの党 渡辺喜美代表)
27日午後4時、みんなの党の渡辺代表が、化粧品販売会社大手のディーエイチシーの会長から8億円を借り入れたとされる問題について、報道陣の前で語りました。
「利息も含めて、お支払いは私個人でやってまいりました。今後もそれ(支払い)を続けてまいります。吉田会長がお金を貸していただいたことに対しては、大変深く感謝をしています」(みんなの党 渡辺喜美代表)
この問題は、26日発売の週刊誌に掲載されました。それによりますと、ディーエイチシーの会長に対し、渡辺氏から「選挙資金」として借金の申し出があり、2010年の参院選の直前に3億円、2012年の衆院選の直前に5億円、の合わせて8億円が渡辺氏の個人口座に振り込まれたといいます。
ディーエイチシーは、従業員およそ3千人、200以上の直営店を持つ大手化粧品販売会社です。会長である吉田嘉明氏は、JNNの取材に対し、渡辺氏に8億円を貸した事実を認め、その後、一部は返済されたものの、およそ5億5000万円が借り入れとして残っているとしています。
一方で、渡辺氏が衆議院に提出した2012年12月時点の資産報告書によると、借入金の残高は2億5000万円と記載されていて、食い違いが生じています。
「渡辺代表はきちっとした説明責任を果たしていく必要がある」(民主党 松原仁 国対委員長)
みんなの党は27日昼過ぎ、衆参両院の議員を集めた会議を開きました。出席者によると渡辺氏はこの中で、「お騒がせして申し訳ない」と陳謝した上で、「個人的な借り入れで、選挙には使っていない」「資産報告書が合っていなければ訂正する」などと説明したということです。しかし、渡辺氏は会議終了後、報道陣が待ち構える出口とは別の出口から退席し、その後の衆議院本会議にも姿を見せませんでした。
「しっかりと国民に対して説明をすることが必要」(みんなの党 浅尾慶一郎 幹事長)
党内からも、国民への説明を求められた渡辺氏は、午後4時、報道陣の取材に応じました。
「2010年に3億円をお借りしました。2012年に5億円をお借りをしております。(吉田会長は)選挙の費用として貸し付けたとおっしゃっておられるようですが、私の方は純粋に個人を応援してくださる、渡辺喜美個人を応援してくださる、という趣旨のお金であると理解をいたしました」(みんなの党 渡辺喜美 代表)
渡辺氏は、吉田氏から8億円を借り入れ、5億5000万円あまりの借入金が残っている事実を認めた上で、「個人を応援して下さる資金」だったとして、選挙の費用として借りたものではないと強調しました。では、そのカネを何に使ったのでしょうか?
「政治資金を使うべきではない支出はどうしても出てくるんですね。いろいろな会議費とか、交際費とか、旅費とか、そういう中でも全部、政治資金を使うのはふさわしくない支出もございますので」(みんなの党 渡辺喜美 代表)
渡辺氏は、資産報告書に記した借入金の額が食い違っていたことについては「事務的なミスで、訂正したい」と語り、「違法性の認識などはまったく持っていない」と強調し、党の代表職を続ける考えを示しました。しかし、「なぜ選挙の直前に借りたのか?」といった質問に対しては、「どういうことを申し上げたかは覚えていない」など、あいまいな回答が目立ちました。(27日19:02)
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