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ノドン発射より日朝協議を優先した安倍政権は正しい
http://www.amakiblog.com/archives/2014/03/27/#002917
2014年03月27日 天木直人のブログ
北朝鮮が日本に向けてノドンを発射した。
北朝鮮がその気になれば日本本土がノドンに攻撃されていたところだ。
これ以上の安全保障の危機はない。
しかし安倍政権の対応に危機感は見られない。
それどころか予定されていた日朝協議はそのまま行うという。
菅官房長官は、その理由として「対談して堂々と抗議する。その方を選択した」と言いつくろっている。
こんな子供だましの言い訳が通用すると思っているのだろうか。
ノドン発射から数日もたって抗議をしてどんな意味があるというのか。
これを要するに安倍政権は日本の安全保障よりも日朝協議を優先したということだ。
こんな馬鹿げたことがあるのか。
国防を強化すると言っているタカ派の安倍政権が、日本の安全保障を後回しにして仇敵の北朝鮮との話し合いを優先するなどということは冗談のような話だ。
これに対しタカ派議員や軍事評論家が安倍政権批判をせずによくも黙っていられるものだ。
メディアもまたまるで危機意識がない。
と、ここまで散々批判しておきながら、それでも私は安倍政権の対応は正しいと思う。
北朝鮮が日本にミサイル攻撃をしてくることなどあり得ないのだ。
これまでにも何度も北朝鮮のミサイル発射はあった。
それに対して大騒ぎをして迎撃態勢をとった。
何も起きなかった。
今度のウクライナ危機でも明らかになったように、もはや国家間のミサイル戦争は起きない。
ミサイル戦争がいったん起きれば勝者も敗者もない。
北朝鮮や中国の脅威は、政治や軍事の駆け引きの材料に使われても、現実の戦争にはなり得ないのだ。
偶発的な軍事衝突は起きるかもしれない。
しかしそれが全面戦争につながることはない。
それどころか直ちに戦争回避の動きとなる。
キューバ危機の時もまかり間違えば米ソ戦争だったと言われた。
今度のウクライナ危機の場合も「一触即発だった」(3月25日東京新聞)という。
しかし、戦争直前と戦争の間には限りなく大きな距離がある。
昔ならいざ知らず、核ミサイル戦争の世の中ではもはや戦争は起こりえないのだ。
だから私はノドン発射より日朝協議を優先した安倍政権の判断を支持するのである。
安倍政権が本気で日朝国交正常化交渉を実現しようとしているなら、それこそが最強の安全保障政策であると考えるからだ。
問題は安倍政権の本気度が見えない事だ。
政策がぶれまくっている事だ。
それをごまかすために見え透いた嘘ばかり言っている事だ。
これこそが安倍・菅政権の最大の問題であり、日本の危機なのである(了)
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