http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/376.html
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高村自民党副総裁は、昨日行われた講演で、「在日米軍の合憲性が争われた1959年の砂川事件の最高裁判決に言及し、「個別とか集団とか区別せず、国の存立をまっとうするために必要な自衛の措置を取ることは当然であると(判決は)言っている」と指摘。集団的自衛権にはさまざまなケースがあるとした上で、一部は最高裁が認めた自衛権の範囲内であり、憲法の解釈変更で対応可能と語った」とされる。
これが1年以上前に行われた講演で語られたのならまだしも、「砂川事件」の最高裁判決については、ちょうど1年前の4月初旬に、当時の田中耕太郎最高裁長官が駐日米公使に最高裁判事全員の一致で一審を破棄する意向であることを伝えていたことが明らかになっている。
この不様でおぞましい対米従属ぶりは、当然のこととして、最高裁(司法)だけの判断ではなく、ときの内閣(政府)が深く関わっていた。
「砂川事件」にかかわる最高裁判決は、形式には独立を果たしても実質は従属国家であることを晒した恥辱に塗れたものである。
そのような事実が隠されたままならいざ知らず、おぞましい事実が満天下に晒されているにもかかわらず「砂川事件」の最高裁判決を持ち出す高村自民党副総裁は、保守派とも愛国者とも国会議員とも言えないカスだと断じる。
右も左も、政治家たちは、国民の多くは何があってもすぐに忘れてくれるありがたい存在だと思っているようだ。
※ 参照スレッド
「全員一致で違憲破棄の意向=最高裁長官、駐日米公使に―砂川事件・米公文書(時事) 日本の司法判断もアメリカが決める)
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/249.html
「砂川事件:「伊達判決」直後、日米密談の文書存在 外務省が一転開示(毎日新聞)」
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/656.html
「砂川事件最高裁判決への米国関与・最高裁はうやむやにせず、検証を 弁護士 伊藤 和子」
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/270.html
※ 参照投稿
「自民各派、勉強会で慎重論 集団的自衛権 意見集約に影響も:安倍総裁総理が国会答弁で違憲と表明した後での奇妙な茶番劇」
http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/335.html
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集団的自衛権、一部は憲法解釈の変更で可能=高村・自民党副総裁
2014年 03月 26日 19:02 JST
[東京 26日 ロイター] -自民党の高村正彦副総裁は26日に都内で講演し、安倍政権が目指す集団的自衛権の行使について、一部は憲法解釈の変更で可能との見方を示した。中国の軍備増強など国際情勢の変化を挙げ、集団的自衛権の行使容認で日米同盟を強化する必要があると語った。
高村副総裁は、在日米軍の合憲性が争われた1959年の砂川事件の最高裁判決に言及し、「個別とか集団とか区別せず、国の存立をまっとうするために必要な自衛の措置を取ることは当然であると(判決は)言っている」と指摘。集団的自衛権にはさまざまなケースがあるとした上で、一部は最高裁が認めた自衛権の範囲内であり、憲法の解釈変更で対応可能と語った。
政府は現在、日本は集団的自衛権の権利を有しているものの、憲法上は行使を許されていないという解釈を取っている。高村副総裁はこれについて、米国本土の防衛に自衛隊を派遣するような事態を想定してすべてを否定していると批判。「全部不可能というのは行き過ぎたところがあった」と述べた。
容認されるべき例として、日本を防衛する米艦船が攻撃された場合に、自衛隊が反撃するケースを挙げた。
高村副総裁は、中国の軍事予算が年々増加しているとした上で、「対抗して日本が伸ばせるか。難しいだろう」と指摘。「中国に日本を侵略する意図はないと思うが、意図は変わりうる。日米同盟をしっかりしておく必要がある」と語った。
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http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA2P06O20140326
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