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http://mewrun7.exblog.jp/21809733/
2014年 03月 22日
今週アップした『安倍のメディア対策&新聞協会が要請拒否・・・』http://mewrun7.exblog.jp/21802868/に関連する話を・・・
安倍首相が、昨日、フジTV系「笑っていいとも」に出演したらしい。(@@)
どちらサイドから出た話かはわからないのだけど。
まあ、もともとフジ・サンケイGは、安倍応援団だし。安倍首相とフジTVの日枝会長とは、よく会食やゴルフを楽しむ仲だし。安倍首相の甥っ子(岸田外務副大臣の息子)は、今春からフジTVに入社するらしいし。
そんな縁もあって、出演することが決まったのかもな〜と察する。(~_~;)
<あとで『官邸テレビ支配進行 首相の甥がフジ入社、麻生氏甥はTBS在籍」をアップするです。(・・)
尚、安倍盟友の故・中川昭一氏の娘もフジTVで報道記者をしているるのだけど。伝聞情報によれば、そこそこ優秀な人材らしい。>
* * * * *
他方、安倍氏&超保守派や自民党は、TBSが、安倍氏や同党のネガキャンを行なっていると敵視していて。特に「朝ズバッ!」「サタずばっ!」、「NEWS23」などは、超保守派の間では、批判のターゲットにされているところがあったのだけど。^^;
そのTBSの「朝ズバッ!」「さたズバッ!」も、昨秋にはメイン・キャスターのみのもんた氏が降板することに。そして、来週には、ついに番組自体が終焉を迎えることになる。_(。。)_
また(あとで関連記事をアップしたいのだが)、最近は、鳥越俊太郎氏をはじめ、政権批判を行なうようなコメンテーターは、どんどんとTV番組から外されるようになっているという。(-_-;)
いつも書くように、マス・メディアの最も重要な役割というのは、時の政治権力の監視や批判をすることにあるわけで。マスメディアがみんなで、政治権力に擦り寄って、太鼓もちをするようになったら、おしまいなのである。(-"-)
<憲法が、「表現の自由」を最も重要な人権として保障しているのは、また、そこから派生する国民の「知る権利」やマスメディアの「取材の自由」「報道の自由」を認めているのも、そのためなんだからね。(・・)>
逆に政治権力を持つ側にとっては、マスメディアは、おいしく利用できれば、かわいい存在だし。批判ばかりされれば、憎たらしい存在になるのだけど。
意図的&過度な偏向報道や誤った報道を除けば、メディアによる監視や批判は、主権者たる国民の利益のために受忍すべきものだし。<それぐらいの懐の深さが必要だとも思うし。>
もし政治権力を持つ側が、その強権を用いて、メディア統制を行なうようになったら、日本は、自由&民主主義の国として後退して行く(or認められなくなる)と言っていいだろう。^^;
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自民党がテレビのチェックを本格的に始めたのは、01年4月のこと。後に首相になる小泉純一郎氏が出馬する総裁選が始まる直前だった。
これは、朝日新聞2001年4月6日の記事だ。
『自民党は6日午前、テレビの政治報道が公正、公平さを欠いていないかどうかを監視す
るための「テレビ報道番組検証委員会」を設置した。党内のモニター制度で、「公正さを
欠く番組が見られ、テレビ局の自主規制だけでは改善されないため」と説明している。ま
た政府に対して報道番組の内容をチェックする「第三者機関」を設置するよう働きかける
ことも決めた。自民党総裁選や7月の参院選などに向けて報道をけん制する狙いだ。
北村直人副幹事長が記者会見して発表した。検証委は副幹事長ら同党の数人の国会議員
や顧問弁護士などで構成し、すべてのテレビ報道をチェックした上で報告書をまとめて幹
事長に提出。場合によっては名誉棄損で告訴するなどの手段を取る方針だ。』
自民党は、96年に結党(&98年に再結党)した民主党の勢力が拡大していることに危機感を覚え、報道番組の監視、検証を強めることにしたのである。(~_~;)
<特にテレ朝系の「久米宏のニュースステーション」と、TBS系の「筑紫哲也のNEWS23」は、政権交代を誘導していると見られていて。自民党幹部が、この2番組は要注意だとして、全て録画してチェックしていると言ってたという記事を読んだことがある。また、自民党は、この2つの番組には、出演拒否をしていたことがある。>
この後、すぐに誕生した小泉政権は、広告代理店と結託して、小泉首相を売るためにメディア戦略や、報道番組のコントロールを強化。<その代わり、政府のタウン・ミーティングや自民党の広報などを某広告代理店に委託し、合法的に多額の利益を供与していたんだよね。^^;尚、この会社も政治家+αの子女が入社していることで有名。>
そして、もしかしたら安倍陣営も、同じような戦略を使って、小泉元首相のような長期政権を築きたいのかも知れない。(~_~;)
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安倍陣営やその支持者(ネトウヨ?)は、特にTBSを敵視しているところがある。(@@)
どうやら彼らは、安倍前政権の時に、みのもんた氏や 「朝スバッ!」「さたズバッ!」が、「消えた年金」問題や安倍内閣の閣僚の失言問題を大きく取り上げていたことが、支持率ダウン&07年参院選敗の要因のひとつになったと考えている様子。
また、近時では、12年11月に、安倍総裁の映像がNHKアナの痴漢報道の間に流れたことから、意図的な印象操作ではないかとしてクレームがつき、TBS側が謝罪したこともあった^^;
<みのもんた氏は、報道人というよりは、電波芸人的キャスターみたいな感じの部分もかなりあったので、すごく評価していたわけではないけど。ただ、政治・社会問題をわかりやすく伝えようとしていたこと、また年金・医療等の社会政策の問題などに関しては、政府or政権批判もいとわなかったことは評価したい。あと、9条の改憲に関してだけは、常に「反対」だと言い続けていたのが印象的だったし。
みの氏が降板してからも、他のメンバー&スタッフは、最後までよく頑張っていたと思う。(・・)>
また、上のリンク記事でも触れたのだけど。「NEWS23」に関しては、昨年の参院選前に、自民党の国会対策に関して偏向した報道を行なったとして、選挙前の党首討論などに出演拒否をすると通告したため、チョットした騒動に発展したことも。
(関連記事・『自民がNEWS23に出演拒否・・・』http://mewrun7.exblog.jp/20754733
『自民のTBSへの抗議を解除〜「表現の自由」を抑圧し、民主政を壊すアブナイ行為に警戒を』http://mewrun7.exblog.jp/20759430)/
「NEWS23」は、筑紫氏が亡くなってから、ややトーンダウンしたかな〜と思ってたのだけど。特に昨年後半あたりから、岸井成格氏が気を吐いているような感じがあるのだけど。
最後の砦として、 頑張って欲しいものだ。 o(^-^)o
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朝日新聞系のテレビ朝日も、以前から安倍陣営を含め自民党から敵視されている。^^;
それこそ、つい今年2月にも、安倍首相が国会答弁の中で、政治評論家の故・三宅久之氏から聞いた話として、「朝日新聞の幹部が『安倍政権打倒は朝日の社是である』と言っていた。私もそういう新聞なんだなと思って読む」と発言したことがあるほど。(>_<)
<mew的には、一国の首相が、国会でこういう発言を行なうこと自体、アブナイ&政治家としての資質やセンスを疑っちゃうんだけどね。(-"-)>
以前は、久米宏氏の「ニュース・ステーション」が、自民党全体の大敵になっていたのだけど。
「報道ステーション」に変わってから、こちらもかなりおとなしくなったかな〜と思っていたら、ここに来て、アンカーの古舘伊知郎氏やスタッフが、「このままじゃマズイぞ」と思ったのか、以前よりは、報道人としての気概を見せるようになった感じがある。^^;
ただ、テレビ朝日も、他の報道番組やニュース・ワイド・ショーなどは、全体的に政権批判は抑えてトーンダウンしている傾向にある。
長い間、特にTV朝日系の報道番組で活躍して来た鳥越俊太郎氏は、昨年4月に「スーパーモーニング」が終了し、「モーニングバード」に改編された際に、レギュラー・コメンテーターを外され、「最近ではコメンテーターとしてテレビには出られなくなっています」「政権を真っ向から批判するという芸当が、もはやテレビにはできなくなっているんです」と語っている。
また、同じくテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」では、この4月、古賀茂明氏やなかにし礼氏などの反安倍派の論客がレギュラーから外されることになった」とのこと。(-_-;)
秘密保護法が施行されれば、メディアにも国民にも重要な情報がはいらなくなる上、下手すると、この春からどんどん、安倍自民党をヨイショする(or少なくとも、真っ向批判はしない)キャスターやコメンテーターしか、お茶の間では見られないようになるかも知れず。
マジで、「日本がアブナイぞ〜」と、「日本の民主政が後退、崩壊しちゃうぞ〜」と大きな声で叫びたくなっているmewなのだった。(@@)
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でもって、上の記事に関連して、「官邸テレビ支配進行 首相の甥がフジ入社、麻生氏甥はTBS在籍」「鳥越俊太郎氏 今のテレビでは政権を真っ向から批判できない」「反安倍首相の論客が干される TV局が官邸の監視にビビる現状」の3本の記事をアップしたい。
『官邸テレビ支配進行 首相の甥がフジ入社、麻生氏甥はTBS在籍
安倍晋三首相肝いりで会長や経営委員会人事が行なわれたNHKでは、番組制作が政権寄りになっているのではないかとの指摘が出ている。また、民放各局でも反安倍派の論客がレギュラーから外される動きが出ている。
安倍官邸のテレビ支配が進むなか、いまテレビ業界でにわかに話題になっていることがある。この4月から、安倍首相の弟である岸信夫・外務副大臣の次男が、フジテレビに入社する予定だという(フジテレビ広報部は「内定者についてはお答えできない」と回答)。
「安倍首相の甥が入社することは社内ではかなり早い段階で噂になっていた。第一次安倍内閣の際には中川昭一・財務相(故人)の長女が入社しています。日枝久・会長と安倍首相がゴルフや会食を重ねる親密な仲であることは周知の事実なので、このタイミングで安倍首相の甥が入社することは、余計な憶測を呼んでしまうかもしれません」(同局局員)
ちなみに、TBSには、麻生太郎・副総理の甥が在籍している。気がつけばテレビ局は、政権幹部の縁戚ばかりになっている。もちろん、そのことが入社に影響を与えたり、縁戚がいるから批判を手控えるなどということは、報道機関としてあり得るはずがない。しかし、どうしてもそうした憶測を呼んでしまうのは、安倍政権とテレビの距離があまりに近過ぎるせいだ。
(週刊ポスト2014年3月28日号・NEWSポストセブン3月20日)』
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『鳥越俊太郎氏 今のテレビでは政権を真っ向から批判できない
共産党の小池晃・参院議員が、3月4日に行なった安倍晋三首相への国会質問を扱った『ニュースウォッチ9』を含むNHKのニュースについて、小池氏を安倍首相がテンポよく論破しているかのように編集されているのではないかと指摘した。会長や委員の人事を始め、官邸によるNHK支配が着実に進んでいるのか。
テレビ朝日系『ザ・スクープ』でキャスターを務めたジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、NHK問題をはじめとする現在のテレビジャーナリズムの劣化を憂えている。
「件の『ニュースウォッチ9』を見ましたが、小池議員だけでなく社民党の福島瑞穂・参院議員が集団的自衛権について質問した場面でも、安倍首相は実際には焦点をはぐらかして答えようとしていないのに、編集によってテンポよく軽快に答えているように映ってしまっている。
集団的自衛権の問題について、争点隠し、論点隠しと思われても仕方ありません。安倍政権の支持率が50%を超えるなか、意図的な工作というよりは、メディアのなかで安倍政権への批判を自主的に控えてしまっているほうが大きいのではないか。
民放でも同じです。僕自身、最近ではコメンテーターとしてテレビには出られなくなっています。日本経済を取り巻く実態は厳しくても、安倍政権なら日本の前途は明るいという空気のなかで、そうした空気に抗って政権を真っ向から批判するという芸当が、もはやテレビにはできなくなっているんです」
(週刊ポスト2014年3月28日号・NEWSポストセブン3月19日)』
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『反安倍首相の論客が干される TV局が官邸の監視にビビる現状
NHKについては、安倍晋三首相肝いりで籾井勝人・新会長が就任以来、番組内容が政権寄りに偏っていることが取り沙汰されてきた。最近のニュースでは、野党の質問より安倍首相の答弁の時間が圧倒的に長いのが定番化しており、なかには首相の答弁だけで構成されていた日もあった。
森喜朗・元首相が浅田真央選手について「あの娘、大事な時には必ず転ぶんですよね」と発言したことをNHKだけが取り上げようとしなかったりといった、放送内容をめぐる「異変」も起きている。
NHKが着実に「安倍色」に染まりつつあるなか、実は他の民放でも官邸の影響力は強まっている。その証拠に、ニュース番組やワイドショーから、反安倍派のコメンテーターが次々と外されているのだ。
「テレビ朝日系『ワイド!スクランブル』では、この4月、古賀茂明氏やなかにし礼氏などの反安倍派の論客がレギュラーから外されることになった」(テレ朝関係者)
古賀氏を直撃すると、「外されたのは事実だが、出演者は全員見直しだと聞いている」とのことだった。政府の原発再稼働などに反対する古賀氏のレギュラー出演は、関西ローカルの朝日放送だけになる。
反安倍的な主張によってニュース番組から外された人はほかにもいる。経済アナリストの森永卓郎氏もそのひとりだ。
「一部で、『森永卓郎はビビッてニュースやワイドショーに出ない』という指摘が出ていたんですが、それは事実ではなく、テレビの方が使ってくれないということなんです。バラエティ番組には出ているので、露出は減っていないのですが、間違いなく、ニュースやワイドショーには使ってもらえなくなっている。
例えば今後の景気について私は、『4月から奈落の底になる』とずっと言い続けてきました。が、そうした見解は、テレビは一切取り上げてくれない。放送されているのを見ると、ベアが次々に行なわれているので、景気も明るい兆しが出ているというふうな内容にしたがっていることがよく分かります。
結局、はっきりモノを言う人間を使わなくなったのでしょう。その結果、当たり障りのない人がコメンテーターに選ばれるようになったわけです」
いまやどの番組を見ても、NHK同様、安倍政権側の言い分をストレートに垂れ流すだけ。しかし、それには事情があった。
「数字がちょっとでも違ったり、首相の発言のニュアンスの微妙な違いだけでも『そういう言い方はしていない』と官邸サイドからクレームが入る。首相本人が話しているVTRでも、『なんでこの部分をカットしたのか』とまでいってくることも」(民放ディレクター)
安倍官邸の監視の目にテレビ局側がビビッているわけだ。
(週刊ポスト2014年3月28日号・ニースポストセブン3月19日)』
以上
THANKS
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