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アメリカは、もう日本に対してはまったく関心を失っている。アメリカに見捨てられた事実は日本人も認識するようになっている。
アメリカに見捨てられた事実を認識するようになった日本人
http://www.bllackz.com/2014/03/blog-post_21.html
2014年3月21日 Darkness - ダークネス
アメリカは尖閣諸島問題では「中立を保つ」として日本を突き放している。
アメリカは中国・韓国の反日行動にはまったく何も反応しないのに、日本人首相が靖国神社参拝をすると「失望した」とコメントを出す。
アメリカは中国にミシェル・オバマを一週間も送り込んでファーストレディー外交を行うのに、日本は完全無視でオバマ自身も4月の訪日に関しては国賓待遇を拒絶し、滞在日程も短縮している。
多くの日本人はもう心の中で気がついている。日本はすでにアメリカに見捨てられているという事実を……。
中国や韓国に、領土を侵略されているのは偶然ではない。周辺国は「アメリカが日本を見捨てた」という事実を認識した上で、それを仕掛けてきているのだ。
今後、この領土問題は収束することはない。それはアメリカに見捨てられて落ち目になった日本を攻略する第一歩になるからである。
■「米国は世界の警察官ではない」と宣言された
アメリカがもう表立ってアジアの揉め事に首を突っ込んで来ないのは理由がある。一にも二にも「金の問題」だ。
2013年9月10日、オバマ大統領はテレビ演説で「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」と宣言した。
アメリカは金がないので、その現実の中で世界戦略を転換し、静かにアジアからも手を引いているのである。もう、アジアは中国に譲り渡すつもりでいる。
少なくともオバマ大統領はそのように動いており、同盟国である日本を守るつもりはまったくない。
そもそも、オバマ大統領は親米政権には非常に冷淡な大統領として知られている。
2011年にはチュニジア、エジプトと次々と親米政権が崩壊していったが、オバマ大統領は何もしなかった。親米政権が崩壊するがまま「放置」していたのである。
現在、東アジアでは台湾や日本が中国に侵略されようとしているが、やはりアメリカは「放置」している。そればかりか、問題の中国の方に荷担している。
金がないので静かに世界から引いているのだ。
ソ連が崩壊したのは1991年だったが、その瞬間にアメリカは名実ともに世界最大の軍事国家として君臨することになった。
しかし、この世界帝国はそれから10年後の2001年9月11日、同時多発テロの洗礼を浴び、そこから転落が始まっていった。
■軍事的にも収縮するしかないアメリカ
時のブッシュ政権は、この9.11事件を受けてアフガニスタン・イラクに侵攻していったが、そこで泥沼に足を取られた。
だらだらと続くゲリラ戦と、終わりのないテロを、アメリカは収束することができなかったのだ。その結果、毎月1兆円もの戦争経費を浪費して、アメリカは大きく財政赤字を膨らませることになる。
そして、2008年9月15日にはリーマン・ショックという激震に見舞われた。
これによってグローバル経済は破綻一歩手前まで追い込まれ、アメリカは戦争どころではなくなってしまった。
そのような混乱を引き継いだのがオバマ大統領だった。ブッシュ前大統領のツケをオバマ政権が払っているという見方は間違っていない。
好戦的なブッシュ大統領が始めた戦争を、オバマ大統領は手仕舞いし、もう世界情勢を関わり合うことすらも避けようとしているかに見える。
中東ではイラク・アフガニスタンから撤兵した。東アジアに関しては日本・韓国・台湾・フィリピンのラインも維持できなくなっている。
もう、アラスカーハワイーオーストラリアまで防衛ラインを後退させるざるを得なくなっている。
アメリカには金がないのは誰もが知っている。だから、アメリカは軍事的にも収縮するしかなくなっているのだ。
今後も国防費は削られていくが、そうなるとアメリカも軍艦も軍用機も大幅に減らさなければならない。これは端的に言うと、日本から軍事的撤退するという意味である。
日米安保も、日本の核の傘も、在日米軍基地も、すべて有名無実な存在になる。もうアメリカには頼れない時代になってしまったのである。
■日本はもうアメリカの属国でいられなくなっている
日本はアメリカの属国だと言われており、それはまぎれもない事実でもある。
しかし、もうアメリカはアジアの安全保障を確約することができなくなっている。アジアのことは、アジアに任せるしかなくなっているのだ。
国際社会の動きに鈍感な日本人も、いよいよアメリカに見捨てられた事実を認識するようになってきている。
それは、取りも直さず日本は日本人が守るべきだということでもある。アメリカに守ってもらうのではなく、日本人が日本を守らなければならないのだ。
よく考えればそれは当たり前の話であり、他の国では当たり前にやっていることだ。逆に言えば、当たり前のことを日本人はやっていなかったことになる。
だから、日本は中国や韓国に対して、尖閣諸島や竹島の問題で強く出ることができなかったのだ。
そして、今のままでは、これからも襲いかかってくる韓国・中国に対抗することもできない。
今後、日本がどうなるのかはいくつかのシナリオがある。
たとえば、このまま中国や韓国に侵略されたままになって国が乗っ取られるシナリオさえある。尖閣諸島、竹島の侵略が進んで、何の抵抗もできないまま乗っ取られるシナリオだ。
これとは別に日本人が覚醒して日本軍を持ち、日本人が日本を守る行動に打って出るシナリオもある。
未来は決まっていない。これから日本がどうなるのかは私たち日本人が決めることになる。
どちらに進んだとしても、これは戦後スキームの大きな転換になるので、痛みを感じない日本人はいないだろう。
しかし、もうアメリカがアジアから撤退していく以上は、日本も変わらざるを得ないところにまで状況が進んで行こうとしている。もう世の中が変わった。
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