http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/142.html
Tweet |
埼玉で起きたベビーシッター殺人事件について、報道では業界とも呼べないこの業界や福祉行政や介在するネット事情について、まことしやかに解説しているが、その報道のなかですっぽりと抜け落ちている中心人物は、犠牲者だった2歳児の父親だ。いったいこの子の父親は、そのとき何をしていて、いま何をしているのだろうか?
22歳の母親が2歳と8か月のふたりの子供をかかえて自立する。そんなことができるはずがないことは、だれの目にもあきらかだ。これを行政や福祉の責任に押しつけて、さもとりすました報道・解説のまえに、もう一人の親としての父親を探し出してきて、いったいそのとき何をしていたのかの事情究明こそが必要ではないのだろうか?
そして、もっとその先には「女性の社会進出」とか「女性の自立」の美名におだてられて、置き去りにされている出産・育児の現実がある。「子供は社会が育てる。女性は社会にはばたく」だなんて、おだてられて育児放棄しても、父親は逃げて、家庭は崩壊しても、けっきょく子どもは母親の手元に残されて、今回のような事件につながる。ちっとも女性の自立や社会進出にはなっていないのだ。
育児は…とりわけ乳幼児のそれは、家族三代の協力事業だ。まずは父親、母親の両親が子供の両脇につきそい、おじいちゃん、おばぁちゃんが物心両面の支援をし、さらに兄弟がいれば、お姉さんやお兄ちゃんが面倒をみる。まさに家族3代が楽しむ大事業だ。
地域社会や行政や福祉行政が出てくるのは、そのず〜っと先のはなしだ。地域社会や行政や福祉行政が母親の代行ができるなんて、とんでもない間違いで、役人が子供におっぱいをやったり、おむつを替えられるはずがない。
中心に乳幼児がいて、家族が育児に協力して暮らしている。そういう家族や家庭のなかにこそ、個人の幸福があるのであって、社会進出が女性の幸福だなんて、悪魔の思想なのだ。今回の埼玉のベビーシッター殺人事件の真犯人は、この悪魔の思想なのに、自身がこの悪魔の思想にこりかたまってしまったマスコミからは、それを反省する姿勢はみられない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK163掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。