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小保方さんをタレント扱い マスコミの罪と早大の赤っ恥
http://gendai.net/articles/view/newsx/148713
2014年3月15日 日刊ゲンダイ
理化学研究所HPから
数々の疑惑が“確信”へと変わり、理化学研究所が会見で謝罪する事態にまで追い込まれた小保方晴子さん(30)のSTAP論文騒動。
ここにきてマスコミは連日のように疑惑を報じ、「理研は疑問に正面から答えよ」と、社説で批判した新聞もあったが、一体、どの口が言っているのか。
論文が脚光を浴びるや、新聞・テレビは一斉に小保方さんをヒロインに仕立て、「リケジョの星」と祭り上げた。
象徴的だったのが1月30日に小保方さんの母校・早大が開いた会見だ。指導教員だった常田聡教授に対し、報道陣からは研究や論文とは無関係な質問のオンパレード。
「大学時代、小保方さんは何と呼ばれていたか」「学食では何を食べていたのか」「大学の研究室でも割烹着だったのか」「今はピンクやイエローの女性らしい研究室だが、大学時代はどうだったか」といった具合だ。
■指導教員は「積極的に報道して」と猛烈アピールだった
マスコミだけじゃない。早大のハシャギぶりも異常だった。
「彼女は非常にモチベーションが高かった」「努力家で積極性の高い学生だった」「女性ならではのきめ細かい気遣いや人間力があった」(常田教授)とベタ褒めし、「勉強や研究ばかりでなく、プライベートも謳歌していた」「おしゃれに気を使い、洋服や持ち物も凝っていた」(同)と、これでもかのリップサービス。
小保方さんを知る後輩男性に加え、面識のない修士課程の“リケジョ”まで会見に同席させ、「小保方さんのような存在は心強い」と言わせていた。実際、常田教授は「ぜひ、報道を積極的にお願いしたいと思います」と猛烈アピールしたものだから、マスコミは大喜び。「小保方さんが着ていた服のブランドは?」「どんな色の服が好きだったのか」と、最後までバカな質問を続けていたのである。
大騒ぎした揚げ句、何もかもがデタラメだったiPS細胞「森口尚史事件」の反省はゼロ。“偽ベートーベン”佐村河内守の一件もそうだが、小保方さんを過剰に持ち上げ、ここまで騒ぎを大きくしたマスコミと、スケベ心を出した早大の罪はあまりに重い。
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