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2014年03月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「忠ならんと欲すれば孝ならず。孝ならんと欲すれば忠ならず。重盛の進退ここに谷(きわ)まれり」(主君に忠節を尽くせば親には不孝となり 親に孝行すれば主君には不忠となる とかく忠と孝を両立するのは難しいものである)平清盛の長男・平重盛の名言である。後白河法皇と平清盛との間に挟まれて、窮地に立たされて呟いた。
臣下として大恩のある後白河法皇、親孝行しなければならない平清盛との間に挟まれて、窮地に立たされた平重盛と同じというわけではないけれど、安倍晋三首相は、高支持率のプーチン大統領と低支持率のオバマ大統領の間に挟まれて、どちらを選ぶか困り果てている。プーチン大統領とは、首相就任以来5回も首脳会談していて、北方領土返還に向けて、明るい展望が開けつつある。オバマ大統領とは同盟国関係にありながら相性が合っていないばかりか、何度も巨額の資金要求を突き付けられている。さりとて、無礙に断るわけにもいかず、日本が買っている米国債(実際は地方債)6000兆円は、いまや紙屑同然だ。
◆ロシアの政府系の世論調査機関「全ロシア世論調査センター」が3月8日と9日に行った最新の世論調査(ロシア全土で1600人対象)結果(13日発表)によると、プーチン大統領の支持率は70%を超えているという。大統領に復帰した2012年5月の68.8%を上回っている。ソチオリンピックの開催(2月7日〜23日)が成功裏に終わり、ウクライナ南部クリミア半島に対する電撃的軍事行動などが、高く評価されて、支持率を押し上げたのではないかと分析されている。
これに対して、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)と米テレビ大手NBCが共同で実施した調査(3月5〜9日、米国の成人1000人を対象に実施)結果によると、オバマ大統領の支持率は、41%(1月時点の43%)で、過去最低を更新している。内政外交ともに、際立った実績を上げていないのが、支持率低下を招いている。とくにオバマ大統領が2013年8月31日、ホワイトハウスのローズガーデンで声明を発表し、「化学兵器(サリン)」使用が疑われたシリアに対して地中海から巡航ミサイルを発射して攻撃する強硬姿勢を示し、米議会の承認を求める考えを全世界に向かって明らかにしておきながら、最終的に戦争開始の「サイン」をしなかったことから国民の失望を招いた。
しかも、今回は、ウクライナ政変直後のウクライナ南部クリミア島への軍事介入について、プーチン大統領の後塵を拝してしまい、米国民に幻滅感を抱かせた。
◆ならば、安倍晋三首相はどうか。時事通信が3月7〜10日に実施した3月の世論調査によると、「安倍内閣の支持率は前月比5.6ポイント減の48.1%に低下した。第2次安倍政権で支持率が5割を割り込むのは昨年12月(47.1%)に続き2回目。不支持率は同3.8ポイント増の30.6%だった」という。プーチン大統領とオバマ大統領の狭間に立って、「落ち目」のオバマ大統領に引きずられて、苦境に立たされている感が強い。
しかし、情報というものを「表の情報」「裏の情報」「陰の情報」「闇の情報」という4重構造という観点からキャッチし、分析していかなくては、真相には迫れない。4重構造すべてを押さえて初めて、安倍晋三首相が、「天皇家の金塊が生み出す富の分配」の手続きを積極的に進めていて、プーチン大統領と密接に連携して、「第3次世界大戦」を間一髪のところで防ぐなど、「世界平和」のために大貢献している事実が透けて見えてくる。
これは、「陰の情報」「闇の情報」をつかめない大半のマスメディアや一般国民には理解し難いところである。孫子が「風林火山陰雷」(軍争篇第7)と述べている。この言葉のうち、「陰雷」(知りがたきこと陰の如く、動くこと雷霆の如し)を見逃しては、真相は理解できない。「暗闇に身をひそめたかと思えば、万雷のように轟きわたる」というように、プーチン大統領の軍事行動は、機動的で素早かった。安倍晋三首相は、この動きを背後から支えていたのである。
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