嘘は後から剥げる，いつわるなかれという
うそは，あとからばれるもの，嘘は一時，嘘は門口まで，と云われる
嘘つきは泥棒の始まり，だから正直は一生の宝と云われる。

そして，嘘を言えば地獄へ行く，だからウソをつくなという教えもある，

ところが我が国には，嘘は世の宝，嘘も重宝，嘘も追従も世渡り，と言われ
政治，経済の指導者公務員は常に”嘘つきは世渡り上手”という常識を文化にしている。

思ってることを言わないことを「ウソつき」だとするなら、ヒトはウソをつく動物で、ウソをつかないと断言するとウソになる。

政治家や御用学者そしてマスコミは「国民を安心させる」「真意を隠して反発させないため」に、確信犯的大ウソをつくためウソ発見器で検知できない。政治家マレに、日頃考えていることが口から飛び出し失脚するために、役人の玉虫色のウソの原稿に頼らざるをえなくなる。嘘と本音と建前で混乱することがあるのです。

ウソもここまできたら，信じてしまうものだ。嘘も方便，嘘をつかねば仏になれぬ，らしい。

従って我々国民は常に政治，経済の指導者公務員とマスコミには，人を見たら泥棒と思え
マスコミはよく，渡る世間に鬼はなしというが，我々からは人を見たら泥棒と思えとなる。

電通かどこかその辺りに名付け親が居るはずだし、
米国の雑誌『タイム』に掲載され好評を博したエピソードも、
自己プロデュースとは思えない。
何処かに強かな仕掛人が居たのは間違いないだろう。

佐村河内氏の何が悪いのか、今ひとつ理解しきれぬ。
障害者を演技し続ける…それも一生に及ぶエンドレスのスパンで、だ。
そんなにも悪いコトかね？　

例えば、エラリー・クイーンの何が悪いのか。
中途まで２人の共作か隠されている例など文学の世界には珍しく無い。
そう云う解決法もあったはずだと思うのは私だけか？

人間てヤツは面白いものだな…と私は思ったけどね。
佐村河内氏の所業を面白がってる、私が変なのか？　かも知れないね。

佐村河内氏もまた１人の弱者であり一心に這い上がろうとしていた。
詐欺と言うが、人々が納得して金を払う仕事を生み出していたのは間違いない。
私情に駆られた神山・新垣コンビが瓦礫の山に変えるまでは。

付加価値にフィクションが付き物なのは誰もが赦していること。
この世界、正直ばかりが必ずしも美徳ではない。
幾らかの騙りはあったとして、どんな大悪と公害があっただろう？
流れに棹さし、敢えて問いたい割り切れなさが残っている。

ＮＨＫの検証番組なるものを見ましたが、如何にも籾井氏のＮＨＫで、
国会答弁の親戚でした。散々他の番組のコマーシャルの末尾に５分の言い訳のみ。
アレをＮＨＫは『検証』と称するのか。

受信料、ますます払う気が起こらん。
しかしオタマジャクシの読めぬ眼にはベートーヴェンの交響曲、例えば『田園』の、
スコアも音楽ではなく絵だ。初期デッサンを描いた佐村河内氏の楽才のその程度は、
認めたってイイじゃないかと思うよ。

ソレをオタマジャクシが複雑に行進する本格的な楽譜に書き上げた新垣氏も、
この２人の共同作業に何か非難される瑕瑾があるとは思えない。
その意味では、新垣氏の初会見での罪の意識が何故あんな風に強く出たのか、
とても不思議だ。その辺りまで踏み込んで欲しかったがＮＨＫの能力を越えたか？