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謝罪先でまた口論 小松法制局長官の止まらない“異常言動”
http://gendai.net/articles/view/news/148677
2014年3月13日 日刊ゲンダイ
ずば抜けた秀才と呼ばれ…/(C)日刊ゲンダイ
はやく更迭した方がいい――。小松一郎・内閣法制局長官(62)の常軌を逸した行動に、さすがに自民党内からも批判の声が噴出している。
先週末(7日)国会内の廊下で激しく突っかかったことを詫びるために、12日共産党の大門実紀史参院議員の議員会館の部屋を訪ねた小松長官。ところが、謝罪のために訪れた部屋で、また激しく口論する異常な行動をみせている。がん治療を公表している小松長官に「治療に専念されたらどうか」と大門議員が声をかけると“逆ギレ”し、まくし立てたという。当然、大門議員は「帰って下さい」と謝罪の受け入れを拒否した。
小松長官は11日の参院予算委員会でも、「安倍首相は国家安全保障基本法案を提出する考えはないと思う」と、勝手に答え、「法制局長官に法案提出権があるわけではない」と自民党を激怒させたばかりだ。この男の異常な言動は止まらない。
それにしても、安倍首相が任命したのは、似たような人物ばかりだ。籾井勝人、百田尚樹、本田悦朗…。他人からの批判を受け入れず、言い返さないと気が済まない。安倍首相も同じタイプである。小松長官の異常な行動は、病気が原因ではないだろうが、ここまでおかしな人物を法制局長官という重要ポストに就けておいていいのか。
「憲法を解釈する法制局長官には、冷静な判断が求められます。圧力や誘惑に屈することなく、学問や過去の蓄積に基づいて公正なジャッジをしなくてはいけない。ある意味、実務者であるべきです。なのに小松長官は、あまりにも感情的。とても冷静な判断が下せるとは思えない。デタラメな解釈をしかねない。それもこれも、安倍首相が“人物本位”ではなく、自分の“お友達”という理由だけで重用しているからです。安倍首相の“国家の私物化”という弊害が次々に表れはじめています」(政治評論家・山口朝雄氏)
週に1度、抗がん治療を受ける小松長官のために、国会の日程まで土壇場で変更される事態になっている。大門議員が心配した通り、小松長官は辞任して治療に専念すべきだ。
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